「ポケモンGo」の効果?グーグルの株価が堅調に推移中

 遂に日本でも配信が開始された「ポケモンGo」。ただポケモン自体は任天堂グループのモノですが、「ポケモンGo」を開発したのは、任天堂ではなくグーグルからスピンアウトしたNiantic社。
 「ポケモンGo」がいくらブレイクしても、任天堂への収益貢献は限定的ですよん、と任天堂が自らIRで発表して、それまで大幅な上昇を見せていた任天堂株は7月25日(月)は一転ストップ安に。やはりゲームは水物だよなぁ。

 そんな中、「ポケモンGo」にプラットフォームを提供しているグーグルの株価(正確にはアルファベットHD)の株価が堅調。地味に最高値を伺う気配。「ポケモンGo」からの課金収入+プラットフォーム利用収入が見込めるグーグル。今後の株価の行方にご注目。

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「ポケモンGo」で任天堂の株価が乱高下

 遂に日本でも配信が始まった「ポケモンGo」。管理人も早速ダウンロードしてみました。まだレベル3という、やる気のないプレイヤーですが、確かに楽しめます。ド・ハマリ、という感じのゲームじゃないですが、外出する時に、そー言えば、と立ち上げて見ると案外楽しい。街中を見渡すと、男女ともに「ポケモンGo」をしているので、そりゃ話題になるよな、というのを実感。
 けど駅のホームでポケモンを捕獲しましたが、さすがにこれは危険カモ、と思いました。
 
 で、ポケモンと言えば任天堂ですが。そんな任天堂の株価は乱高下してます。日本での「ポケモンGo」配信前から任天堂の株価は上昇を開始して、「ポケモンGo」の配信開始で一気に急騰。しかしながら、7月22日(金)に任天堂自らがIRで「ポケモンGo」の業績に与える影響は限定的、と発表した結果、7月25日(月)の任天堂株は一転ストップ安に。

任天堂のIR:『Pokémon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響について
 任天堂株はまさに「ポケモンGo」で乱高下している状態となっています。

 ちなみに、7月25日(月)の任天堂株の終値は23,220円。
 下記の任天堂の株価予想記事で書きましたが、24,000~26,000円のサポート&レジスタンスを明確に上回る、という状態にはなっていません。ここから先、一休みした後で再度上昇するのか、それとも、祭りの終わりで今後は下落してくのか、任天堂の株価は非常に興味深いポイントに位置しています。

「ポケモンGo」の収益構造

 「ポケモンGo」の収益構造、非常に興味深い所で、既に色々な方がお調べになっています。ポイントを列挙してみます。

・「ポケモンGo」を開発したのは任天堂ではなくNiantic(ナイアンティック)
・Nianticはグーグルからスピンアウトした会社
・ポケモンの権利を保有しているのは任天堂の持ち分法子会社(約32%)の株式会社ポケモン
・最終的な「ポケモンGo」による任天堂の取り分は約7~10%?
 

「ポケモンGo」による任天堂の取り分は約7~10%

 ザックリ計算すると「ポケモンGo」による任天堂の取り分は約7~10%になるようです。

 「ポケモンGo」の売上を100円とした場合、アップルやグーグルに対する課金手数料が約30%。残り70%をNianticと株式会社ポケモンが折半。株式会社ポケモンの取り分が30~50%と予想されるので21~35円。

 そして株式会社ポケモンに対する任天堂の持ち分が約32%なので、最終的に任天堂が「ポケモンGo」で取り込める額は約7~11円。各サイト等をまとめると、こんな状況のようです。ただし、正確な情報は開示されていないので、手数料の分配率は推測の域を脱していないので注意が必要。

 任天堂の取り分少ないよなぁ、とは誰しも思う所。けどノーリスク(後述しますが任天堂は間接的に開発費を一部負担)とまでは言わないまでも、開発リスクそんなに取っていない中「ポケモンGo」で確実に収益が上がるので、任天堂としては悪くないビジネスと管理人は考えます。

 「ポケモンGo」と連動のウォッチ型ガジェット「ポケモン GO Plus(税抜き3,500円)」の発売も予定されており、任天堂としては実際の取り分は少ないけど、スマホゲームのスタートとしては上々ではないかと。ちなみに、任天堂のゲーム関連機器事業は失敗の歴史となっている鬼門なので「Pokemon GO Plus」がどうなるか、非常に興味深い所。「妖怪ウォッチ」の成功例があるので、任天堂及び関係者には期待の星になっていますが。さて歴史は繰り返すのか、それとも新しい歴史の扉が開くのか?

グーグルが一番おいしいのでは???

 「ポケモンGo」を巡る収益構造、ザッ見た時+実際に「ポケモンGo」をやってみて、一番おいしいのはグーグルじゃないか、と管理人は思ったのでした。

 グーグルの収益は約30%の課金収入となっていますが、「ポケモンGo」はグーグルマップと連動している訳で、まさかグーグル先生がタダでグーグルマップを「ポケモンGo」に提供しているとは思えません。そんな訳で、率は不明ながら課金手数料を差っ引いた約70%のうちの何%かをどんな形かはさておき(Niantic経由でグーグルに入る可能性もあるので)、グーグルは取っていると推察されます。

 Nianticはグーグルからのスピンアウト会社。スピンアウトしたとは言え、2015年にグーグル・任天堂・株式会社ポケモンから2000万ドルを調達している会社。(3社は間接的に「ポケモンGo」の開発費を出している形となっています)更にNianticで「ポケモンGo」を開発したジョン・ハンケ氏はグーグルアースの生みの親。グーグルからスピンアウトしたNianticと言うと、あっそ、と流してしまうかもですが、Nianticはグーグルアースを開発したメンバーがスピンアウトした会社、と聞けば、印象が全く違ってきます。

ウォールストリートジャーナル:「ポケモンGO」大ヒット、任天堂どれほど利益得るか

 以上のように「ポケモンGo」のお金の流れと、関係者をつらつらと思い浮かべてみると、「ポケモンGo」で一番おいしい、おいしいと言わずとも一番のキープレイヤーはグーグル、とは言えるのではないかと。

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グーグルの株価推移

 そんな訳でグーグルの株価を久しぶりに見てみました。グーグルはアルファベットHDという持ち株会社の子会社ですが、普通に”google”と入力すれば各株価を調べるサイトで株価情報が出てくるので、以後の記載もグーグルとしています。

 まずはグーグルの月足チャートから。(2014年にアルファベットHDになってからの株価チャートとなっています)
16.7.26グーグル株価-月足
https://jp.tradingview.com/x/UwM0r9cr/
※株価チャートはTradingViewを利用、以下同様

 次に週足。

16.7.26グーグル株価-週足
https://jp.tradingview.com/x/P27zXEX1/
 
 最後に日足。
16.7.26グーグル株価-日足
https://jp.tradingview.com/x/IrZX4q0g/

 月足と週足で見ると、アルファベットHDになって以来のグーグルの株価は多少の上昇、という状態ですが、日足で見ると2016年6月27日以降の株価の上昇にどうしても目が行きます。これは「ポケモンGo」の効果???

グーグルの株価の解説

 折角なのでグーグルの株価について少し解説してみます。

 グーグルの株価は下は670ドル付近、上は780ドル付近にサポート&レジスタンスが存在。特に上の780ドルは最高値のゾーンであり、このゾーンを上に抜けるとグーグルの株価は新しいステージ入りが期待できます。

 現状のグーグル株は、670ドルのサポレジで反転して、目指せ780ドルのゾーン、という状態。現在の株価上昇が「ポケモンGo」の影響かどうかは分かりませんが、このまま株価が上昇すると5回目の780ドルのゾーン突破へのトライ、と言うことになります。(当然、任天堂の株価のようにその前に失速する可能性もありますが)

 月足チャートを見ると顕著ですが、グーグルの株価は670~780ドルで完全にレンジ相場を形成しているので、チャート的にはいずれ上or下に大きく動くための準備期間中です。果たして今回の株価上昇、株価が上放れの時機到来、ということになるかどうか?グーグルの今後の株価は、非常に注目されます。

グーグル株に興味があるならマネックス証券がオススメ

 グーグルは日本では上場していませんが、アメリカのナスダック市場に上場しています。そんなグーグル株、日本の証券会社でもアメリカ株の取り扱いがあれば、購入可能です。
 証券会社のお客さん、実は日本株の取引きよりもアメリカ株の取り引きが多い方も、相当数おられるそうです。グーグル株とかアップル株等、日本でも有名な会社の株の売買が中心のようですが。

 そんなアメリカ株に興味があるなら、マネックス証券がオススメです。手数料的に一番安いですし、銘柄数も豊富です。「ポケモンGo」を契機にグーグル株に興味を持たれたようなら、マネックス証券を一度覗いてみてはいかがでしょうか?

マネックス証券の米国株取引の説明を見てみる

まとめ

 株価って、噂を買って事実で売る、ということわざがありますが、任天堂の株価の動きはまさにそのことわざを体現しています。「ポケモンGo」が日本でも出るぞー、という噂で買われて、実際に日本での配信が始まった後で大暴落。まぁ、解釈は色々ありますが、動きとしては間違ってません。

 任天堂の株価は乱高下で今後の方向性がまだ分かりませんが、一方で任天堂とともにプラットフォームを提供しているグーグルの株価は堅調に推移しており、へぇ、と思ったので今回こんな記事を書いていました。

 今後の任天堂とグーグルの株価の相関性を考えると、結構面白いかもしれませんね。任天堂の株価はグーグルの株価の方向(上昇)に寄っていくのか、それともその逆にグーグルが任天堂に寄っていく(下落)のか。まぁ、両銘柄全く動きに相関性はない、という結論となる可能性もありますが。

 「ポケモンGo」の人気はまだ当面続きそうですが、果たして任天堂やグーグルの株価、そして関連銘柄の数々は今後どんな値動きを見せるのでしょうか。「ポケモンGo」をしながら、注意深く見守ろうと思います。

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