世紀(6234)のIPO、想定株価5,190円の山形県の射出成型機部品メーカー

2018年の第一弾のIPOは2月8日上場予定の世紀(6234)となりました。山形県所在の射出成型機器の部品メーカーで、未上場企業が親会社として存在しています。

100社近い企業がIPOを果たした2017年に続き。2018年も好調なIPOは継続するのでしょうか?その試金石ともいえる、2018年第一弾の世紀のIPOにご注目。

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世紀のIPO概要

会社名:世紀株式会社(コード3996)
上場日:2018年2月8日
市場:東証マザーズ市場
想定株価:5,190円
想定時価総額:67.5億円
ブックビルディング期間:1月23日~29日
公募価格決定日:1月30日

世紀の事業内容について

世紀は山形県米沢市に本社を置く、射出成型機器の部品メーカー。具体的には射出成型用ランナーレスシステムの製造販売を行っています。


https://www.seiki-hot.com/japanese/top_j.html

詳しい会社概要は下記サイトで動画で説明がなされています。
https://www.seiki-hot.com/japanese/company/index.html

ランナーレスシステムとは、射出成型加工の製造工程において、成形品に不必要なランナーをなくし、成形品のみを形成する金型内に組み込まれる合理化システムとなります。

売上の約57%が自動車関連向け。射出成型=プラスチックのイメージとなりますが、一般的にプラスチックでイメージされる日用品関連は13%と第2位ながら、基本的に自動車関連が顧客の半数以上を占めている会社となっています。

世紀の業績推移

2015/3期 売上高2,723百万円、経常利益435百万円、当期純利益306百万円
2016/3期 売上高2,930百万円、経常利益564百万円、当期純利益361百万円
2017/3期 売上高3,115百万円、経常利益520百万円、当期純利益338百万円
2018/3期(予想) 売上高3,586百万円、経常利益625百万円、当期純利益413百万円

順調に増収増益を重ねている状況となっています。注目すべきはその利益率。17/3期は売上高31.1億円に対し経常利益5.2億円と経常利益率16.6%。メーカーの経常利益率で15%オーバーというのは驚異的といっても過言ではありません。

ただし売上高30億円規模の中堅メーカーの世紀ですが、IPOによる企業規模拡大により現状の利益率が維持できるのかは、同社の今後の課題と言えそうです。

世紀の株主、未上場の親会社が存在

世紀の上位株主は下記となっています。

・KISCO株式会社 98.27%
・川端社長 0.58%

世紀の大株主は大阪の化学商社のKISCO株式会社、KISCOは未上場の会社。未上場の親会社が存在する企業のIPOであり、IPO関係者の観点では若干疑問が生じる面もありますが、昭和29年に独立系企業として創業後、株式会社東海→三井物産株式会社→岸本産業株式会社(現、KISCO株式会社)と親会社が移り変わっており(KISCOの株式取得は2005年10月)、元独立系の企業と考えれば無しではありません。

KISCOは売出も195,200株行いますが、所有株式数が1,023,000株であり、IPO後も引き続き親会社の地位に留まることになります。

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世紀のIPO想定株価5,190円について

世紀のIPO想定株価は5,190円と設定されています。

18/3期当期純利益413百万円。
IPO時の株数は発行済み1,041,000株+公募260,200株=1,301,200株。
よって予想EPS317.3円で予想PER16.3倍。

2017年のIPOが絶好調だったので予想PER16.3倍との数字、世紀の利益率の高さを考えれば、未上場親会社の存在によるディスカウントを考えてもこんなものではないかと。

世紀の幹事証券会社、主幹事は野村証券

世紀のIPOに伴う幹事証券会社は下記となります。

野村証券(主幹事)
SMBC日興証券
みずほ証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券
SBI証券
岡三証券
極東証券

ネット中心の投資家の場合、野村証券は敷居の高い証券会社となりますが、SMBC日興証券SBI証券、岡三証券(岡三オンライン証券の委託販売が行われるケースが多い)はネット経由でのIPO投資でも使い勝手のよい証券会社となります。

野村証券主幹事の会社はネット系投資家の出番が少ないケースが多いのですが、世紀については比較的IPO投資の扉が開かれている銘柄と言えます。

まとめ

2018年第一弾のIPOは山形県に本社を置く世紀株式会社。未上場の親会社が存在する射出成型部品メーカーと言う、一昔前のジャスダック銘柄的な案件です(マザーズに上場します)。

現状IPOバブルの状況であり、予想PER16.3倍であれば何の問題もなく公募価格<初値となる可能性が高いと言えそうです。ただしそんな楽観の中でアレッ?、と思わされることもあるので、その点はご注意を。

いずれにしても2018年のIPO市場の行方を占うことのなる世紀のIPO、初値に注目です。

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