はてなのIPO、予想株価は700円!上場後の値動きに特に注目!

 ブログ界隈では有名過ぎる株式会社はてながIPOへ。2016年2月24日に東京証券取引所マザーズ市場への上場が予定されています。
 業界での知名度から思わぬ高値でのIPOの期待もありますが、予想株価700円は妥当過ぎる程の値段設定。となると注目は上場後の株価。上場後の初値、そして上場後の株価推移はどうなるのか?
 はてなのIPO、ブログ書いている人も書いていない人も御注目!

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はてなの事業内容→”はてブ”という特徴を持ったブログのサービス提供

 実は当サイトも多少お世話になっているはてなのサービス。ブログやネットに詳しい方には”はてな”と言うだけで、あーあの会社、と言うことになるほど有名な会社ですが、普通の方には殆ど馴染みのない会社。

 はてな、という会社が何しているかといえば、ブログのサービスを提供している会社。無料と有料のサービスがありますが、要ははてなのサービスを使えば簡単にブログが始められますよ、というものです。
 単なるブログサービスの提供会社なら、結構多くの会社がやっていて、別に差別化と言わず特徴の見えない会社となってしまいますが、はてなの一番の特徴は”はてなブックマーク(はてブ)”というサービス。

 ”はてブ”というのはネット上のブックマークサービスで・・・、と説明もできますが、分かり易く言えば、他の読者に”はてブ”という印をつけてもらうと記事が拡散されやすい=非常に多くの人に読んでもらいやすくなる。いわゆるバズり易くなる、というものです。

 そしてこの”はてブ”は別にはてなのブログを使っていなくても、はてなに登録すれば誰でも利用できるサービスというのが特徴。当サイトもはてなに登録しており、過去1度だけバズったことがあります。その破壊力はすさまじく、バズれば一日万単位のアクセスを呼び込むことができます。

 当サイトはワードプレスというシステムとレンタルサーバーで運営しており、はてなのブログではありませんが、”はてブ”の威力を最も体感できるのは”はてな”の提供するブログサービスであり、”はてな”は一部では熱狂的なファンがいることで知られているブログサービスとなっています。

はてなの決算推移

 上場申請を行った”はてな”、それではどんな数字となっているのか、決算の推移を見てみることとします。尚、以降の数字等ははてなの目論見書から拾っています。

「株式会社はてな 新株発行及び自己株式処分並びに株式売出届出目論見書」

16.1.25はてな-決算推移-min

 はてなは、売上10億円前後で経常利益約1.5億円の会社。ネット上での話題性と比べると、こんなものか、という感じの数字です。ただしそれでも、毀誉褒貶の激しいネット業界、安定的に約1億円の利益を上げているので、そこは評価すべきでしょう。
 
 ただし、ドカーンと打上げ花火を上げる形のIPOが多いネット企業としては、来期の2016/7期の数字は非常に堅めの数字となっており、手堅い形のIPOと言えそうです。

 売上10億円程度、経常利益1億円程度でそれほどの成長もない会社がIPOか・・・、と仰る向きもあるかもしれませんが、そこは”はてな”という一部では熱狂的なユーザーがいる会社だからこそ。主幹事のSMBC日興証券もそこを評価したのではないかと。

16.1.25はてな-目論見書-min

はてなの公募価格は700円、極めて妥当過ぎる水準

 今回はてなはIPOに当って、370,000株の公募増資(自己株式の処分含む)と385,000株の売出を行います。

 目論見書では”はてな”の予定公開価格(株価)を700円、となっており700円で各種指標を算出してみます。

・調達金額259百万円
・時価総額1,856百万円
・予想PER16.2倍

 売上10億程度で経常利益約1億円の会社のIPOと考えれば、上記の水準は妥当過ぎる水準です。時価総額約19億円ですかぁ。今時チョットしたベンチャー企業でもプレIPO段階で時価総額20億円オーバーと耳にしますが、それを考えると控えめ過ぎる価格設定。

 しかしよくSMBC日興証券もこのサイズのIPOを受ける気になったな、と思わないでもないです。大手証券ではマズ手掛けないサイズなので。

 どっかの会社のように、上場後すぐに下方修正、ということがなければ、700円という想定価格(株価)極めて妥当な水準です。はてながこのまま成長する、と確信できるのであれば、公募で買ってそのまま株を持ち続けてもよい水準です。
 え?はてなの将来性?チャート屋にそれを求めちゃいけません・・・。

はてなのIPOについて思うこと

 正直数字だけ見れば、はてなのIPOはなーんにも面白くありません。
 
 爆発的な成長性がある訳でも無し、株価も安い訳でもなく妥当過ぎる値付けだし。更に言えば、ブログサービス、と一言で言ってしまえば、何の新規性も無いし。

 けどね株式市場って初物とかトンガッタ会社って、意外な株価がついたりします。その意味で言えば、はてなは間違いなくトンガッタ会社。そりゃ技術やサービスがトンガッタ会社と言えないかもしれませんが、そのユーザーの濃厚さはブログ書いていれば知らない人はいません。

 仮に”はてな”や”はてブ”のユーザーが、ブログの勢いのまんまで”はてな”の株を買いにこれば、非常に面白いことになるかもしれません。ただし、そうとは言っても数字を見れば何ら特徴のない会社でしょ、という側が勝ってしまえば、極めて穏当な面白くないIPOで終わってしまう可能性も。

 そう考えると、面白くなる可能性は充分有しているはてなのIPO。2016年はいきなりの株価下落で個人投資家もやられてしまっていますが、そんな逆風の中、はてなのIPOが盛り上がるのか、それとも特に盛り上がることなく淡々とIPOするのか、結構見ものです。

 ちなみにはてなの株主構成を見るとVCは入っていないので、上場後にVCの売り玉が大量に出て株価が崩れる・・・、ということはなさそうです。

 はてなのIPO後の株価がどんな動きをするのか、注目と言えましょう。

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はてなのIPOに関わる証券会社

 はてなのIPOの主幹事証券はSMBC日興証券。
 そして幹事証券は、みずほ証券、SBI証券、マネックス証券、いちよし証券、岡三証券、エース証券と名前が連なっています。

 主幹事社数を伸ばしているSMBC日興証券。果たしてはてなのIPOを面白くすることができるのか、それともやはり規模が小型すぎるよ・・・、ということになるのか。腕の見せ所と思われます。

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はてなのIPOまとめ

 正直、そんなに会社としては大儲けしているイメージのなかったはてなですが、目論見書を見ると、やはり、という内容でした。ただし毀誉褒貶の激しいネット業界で、1億円レベルとは言え安定的に利益を計上しているのはご立派。けど安定的な利益と評価がそのまま一致しないのが、ネット業界の変わった所。それに何より、IPOという観点で言えばはてなの規模はいかんせん小粒です。

 発行会社、主幹事証券とも、それらの懸念は充分に承知の上でIPOを行う訳です。こじっかりした会社なのでgumiやAppBankのようにIPOでやらかしてしまうことはなさそうですが、逆に大人し過ぎて何も面白くないIPOとなる可能性も。

 ともあれ妥当過ぎる株価水準でIPOに臨む”はてな”。上場後にどんな初値がついて、その後にどんな価格推移となるか、他の銘柄以上に上場後の株価推移に注目です。

追記 「はてな」は公募価格800円、初値3,025円(上昇率278%)とIPOは大成功となりました。
2016年のIPO銘柄一覧表

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