シャープ株価の今後の見通しと予想(2015年12月18日版)

 長く絶対防衛ラインとして存在していた142円をあっさり割ってしまったシャープの株価(東証1部6753)。142円を割った後、予想通りスルスルと株価が下がる中、漸く120円付記で一旦スクイーズ=停滞に。

 シャープの株価は何度か100円代を維持して反転することができるのか?それとも目指せ80円、となってしまうのか?

 今後のシャープの株価の見通しを予想してみました。ファンダメンタル要因に大きく左右されそうなシャープの株価、ある意味素人は手出し無用の世界に入りつつありますが、その値動きの軽さに今後も注目を浴びる機会は多くなりそうです。

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完全に下落トレンドのシャープの株価(10年分)

 最初にシャープの株価10年分の月足チャートを見ておきます。

15.12.12シャープ株価10年分-min

 2007年には2,000円を超えていたシャープの株価。2008年の第1次経営危機を機に株価は1,000円を割れる程の急落。その後、一旦2010年にかけて株価は持ち直すものの、2010年半ばより再び下落を開始。

 その下落はズルズルと続きますが、2012年10月に142円をつけた後に一旦反転。しかし500円を回復の後、再び下落を開始し、現在にいたるまで下落トレンドは継続しています。

142円を割りこんでしまったシャープの株価

 シャープの株価チャートにおいて142円というのは大きな意味を持っています。2012年10月につけた142円という株価、シャープは142円を底に一旦反発を見せ、2013年5月には633円まで駆け上がります。しかしながら633円を天井に再び下落トレンドに転換、その後は再びの経営危機同様、株価も元に戻ることなくズルズルと後退を続けます。

 142円で踏ん張ることができればWボトムというチャートパターンを形成して再度上昇も考えられましたが、2015年9月132円という安値を着けついに142円を慕われ。その後、ズルズルと株価は下落を続け2015年12月18日(金)の終値は120円となっています。

 経営的に再建の糸口がなかなか見つからないシャープですが、株価についても過去の防衛ライン142円を完全に割れており、上昇の切っ掛けがつかめない状態となっています。

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今後のシャープの株価の予想→下落の場合

 現在の下落トレンド状態のシャープの株価ですが、絶対防衛ラインの142円を割る等、下げ続けていた訳で、チャート的には容易に上がるパターンではありません。(ファンドの出資が決定される等のファンダメンタル要因は考えません)

 ではこれまで通り、シャープの株価が下がった場合どうなるか、を考えてみます。

 まず最初に142円を割れる前の値動きにフィボナッチ・エクステンションを引いています。

15.12.21シャープ株価-売り目線1-min

 上記を拡大したものが下記。

15.12.21シャープ株価-売り目線2-min

 拡大図を見ると、142円を割ったシャープの株価が、フィボナッチ・エクステンションのラインに沿いながら下落しているのが分かります。

 まず最初に①エクステンション128.2%の135円付近に到達。目標到達で一旦反転するも再度下落。

 そして②エクステンション161.8%の120円付近に到達。そこでも目標到達で大きく反転。しかしながら再度下落して、現在再度161.8%に株価が位置しているという状態。

 フィボナッチえ・エクステンションのセオリーで行けば、161.8%で反転するケースが多いのですが、一旦反転したものの再度161.8%地点まで戻ってきており、再度下落がスタートしてもおかしくない状態。
 
 エクステンション的に言えば161.8%の次の目標値は261.8%。よってシャープ株価が再度下落を開始した場合、フィボナッチの教科書的にはエクステンション261.8%のある80円付近が次なる目標株価となります。
 さすがに100円割れる前で踏ん張る可能性もありますが、フィボナッチだけで見れば、100円割れて80円付近まで下落する可能性が示唆されています。

15.12.21シャープ株価-売り目線3-min

今後のシャープの株価の予想→上昇の場合

 フィボナッチ的に見れば161.8%を達成したので、今後シャープの株価が反転して上昇に入ることができる状態にはあります。それでは今後シャープの株価が上昇の場合、どんなストーリーとなりそうか、ポイントを考えてみます。

①142円の上ブレイクを維持できるか

 まず最初はかつての絶対防衛ラインの142円を完全に上回ることができるのか。
 11月の急登時に142円をあっさり上にブレイクしましたが、再び120円付近まで戻って来たシャープの株価。142円を上にブレイクの経験はありますが、142円オーバーを維持できておらず、最初はこの142円で跳ね返されるか、それとも上へのブレイクが確定するかがポイント。

15.12.21シャープ株価-買い目線142円-min

②180円を維持できるか

 シャープの株価、180円付近にサポート&レジスタンスが存在しており、11月の株価急騰の際は見事にそのサポレジで跳ね返されています。

 再度シャープの株価が上昇した際、この180円のサポレジで跳ね返されることなく維持できるのか。そしてブレイクして上に向かうことができるのか、という点がポイントになります。

15.12.21シャープ株価-買い目線180円-min

③220~250円の窓

 180円付近のサポレジを上にブレイクした場合、次に待っているのは220~250円に大きく空いている窓。そう第2次経営危機再発が発覚して大きく株価が下落したときに作られたものです。

 この窓を埋めると、ようやくシャープの経営危機再発の前に戻った、ということになります。尚、窓の存在だけでも充分株価の目的地となり得ますが、下記チャートのようにフィボナッチ・エクステンションを引くと、丁度窓とエクステンション161.8%が重なります。よって180円を上にブレイクした場合は、窓及びエクステンションより220~250円が強く意識される展開になることが予想されます。

15.12.21シャープ株価-買い目線窓-min 

シャープの株価まとめ

 しかしシャープの株価が100円割れに近付きつつある、というのは驚きです。2007年には2,000円を超えていたシャープの株価、その時に比べると既に20分の1近くに下落しています。この面だけ見ると、株価は業績に連動する、ということを強く思わざるを得ません。

 現在(2015年12月18日)のシャープは、液晶部門の切り離し→JDIによる買収、そしてシャープ本体は産業革新機構の出資による再生、という方向に傾きつつあります。両者とも現段階で確定はしていませんが、シャープの支援が決定すれば、一気にビヨーンと株価が急騰する可能性もあり、正直現状のシャープの株価分析は、チャート屋の出番ではない場面でもあります。

 シャープの株価は今後、どんな再生がされるのか、という部分に大きく左右されますが、それでも下落の場合、そして上昇の場合と、ある程度値動きを予想しておけば、イザという時に慌てることはなくなります。

 その意味では、現在の120円付近という株価は、上昇でも下落でもどちらにも行くことができる、ターニグポイント的な値位置と言えます。果たしてシャープの株価は今後どうなっていくのか、再建を巡る報道とともにシャープの株価にも注目です。

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