NECが予想決算を大幅下方修正し、株価急落

 NECが1月30日に2017年3月期の予想決算を大幅下方修正。それを受けたNEC株価は翌日の31日、一時前日比▲18%という急落に見舞われました。

 NECって何している会社?、と言われると、実は案外思い浮かばない現在のNEC。通信インフラ等で目立たずしっかり稼ぐ戦略に切り替えたものの、いまだその成果が表れているとは言い難い状況となっています。

 今後のNECの復活とNECの株価復活はあるのか?主に株価をチャート面から探ってみました。

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NECが2017年3月期決算を大幅に下方修正

 決算の下方修正が契機となって株価が急落するケースは枚挙にいとまありませんが、今回例として取り上げるのはNEC。NECは1月30日に2017年3月期決算を大幅に下方修正。

 NECは当期純利益を500億円としていたものを200億円に下方修正を発表。

 下方修正もさることながら、前期687億円あった当期純利益が1/3以下になってしまうことになります。

 ここ10年近く、PCや半導体といった派手な事業を切り離し、地味でも稼げる分野に事業領域をシフトしてきたNECですが、シフトした割には収益力の底上げの道は遠い中での下方修正で、NECは大丈夫か?、というムードに株式市場はなっています。

NECは何をしている会社?

 NECといえばPCの会社、というのがオジサン世代を始めとする会社のイメージですが、今や個人向けPC事業は中国のlenovoとの合弁事業になっており、NECが手掛けているのは主に法人向けのPC。会社の法人仕様のPCでNEC製のがあれば、ソレです。
 
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 また以前はNECは半導体事業も積極的に手掛けていましたが、半導体事業も切り離されて、今は本体に残っていません。

 その昔はプラズマディスプレイも製造してましたし、PCエンジンというゲーム機もありました、更に管理人はNECの掃除機まで持っていたので、NECって以前はホント色々な事業を行っていた会社だったんです。

 ただし2000年過ぎのITバブル崩壊以降、NECがそれまで主力としてきた事業がほぼ総崩れとなり、NECは事業の切り売りで目立たないけどしっかり稼ぐ事業を中心として生き残りを図ります。

 そして現在のNECの事業は決算書上では、パブリック・エンタープライズ・テレコムキャリア・システムプラットフォームの4部門より構成されています。

 パブリックは主に役所向けの機器やシステムの販売、エンタープライズは企業向けの機器やシステム販売、テレコムキャリアは通信会社向けの機器やシステム販売となっていて、システムプラットフォームも大きなくくりではエンタープライズと同じく企業向けの商売となります。

 先日某お役所の会議室に行ったら、NECのロゴが入ったプレゼンシステム一式が備え付けてあり(プロジェクター、ディスプレイ等々)、なるほどこーいう所でNECは頑張ってるのか、と思ったもんです。

 実はパブリックの中に、宇宙部門が入っていたりしますが(NECは宇宙を往復した「はやぶさ」を開発した会社)、その昔、パソコンや半導体で一世を風靡したNECは、今や地味なIT系企業となっています。

 けど派手な事業って確かに見た目は華やかだけど儲からない、ということが往々にしてあるので、NECの判断は消費者としては寂しいながらも、企業経営の判断としては悪かった訳ではないと思います。

 ただね、その後のNECの業績はパッとせず、そして今回の大幅下方修正。縮小均衡でようやく落ち着いたかな、と思ったタイミングでの大幅下方修正なので、NECは大丈夫か?、という見方をどうしてもされてしまいます。

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ITバブル崩壊から立ち直れていないNECの株価

 NECの株価を月足で見ると、ITバブル崩壊から全く立ち直ることが出来ていないことが分かります。


※画像はTradingViewを利用(以下同様)

 ITバブル崩壊以降の高値を付けている銘柄も多いので、ITバブル崩壊がNECにとっていかに事業及び株価の面で打撃が大きかったのか、ということが分かるかと。

 ちなみに月足チャートでみるとNEC株には400円が一つの壁があることが分かります。今後NEC株が上昇するとすれば、400円を上に抜けることができるかどうかが、大きなポイントとなります。(今回の下方修正で当面なさそですが)

 2012年7月に96円という安値を付けているので、週足で96円を基点としてフィボナッチ・リトレースメントを引いたのが下記。

 週足チャートを見ると、既にNEC株は今回の下方修正の前から大きな下落が始まっていることが分かります。420円付近の高値から下落を始めて220円付近まで下がって、一旦反発した所で今回の下方修正による大幅な下落。

 フィボナッチ的には、420円付近からの下落は0.618の220円付近でストップ。反転して上昇したものの、最後下方修正の下落で現在は0.5の260円付近に位置している、と言えます。

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フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析方法について

 このまま下落すれば0.618の220円付近を目指すことになろうかと。そしてそこから下落すると、セオリー的に目指すはフィボナッチ・リトレースメントの0.764~0.886のある130~180円。

 よく見ると190円付近に窓が空いているので、そこを目指していく可能性も。

 ただし現在のリトレースメント0.5で何とかこらえて、今後は上昇というシナリオも考えられなくはありません。ファンダメンタル的には少々厳しいシナリオですが、フィボナッチ的には無しではありません。

 ただし目先のチャートはどう見ても下落トレンドなので、安直に上昇する、と考えるのは危険ですよ。

 月足チャートから見ていくと、どうもパッとしないNECの株価、下方修正で材料出尽くし、として買うのはチョットリスク高いよなぁ、と思います。

まとめ

 なんだかNECもパッとしない会社になってしまったなぁ、というのは以前から思っていましたが、生き残りのためには仕方ない、ということも理解していたつもりです。で改めてNECの業績と株価を見ると、あれだけ部門リストラとかしたのに相変わらずパッとしないな・・・、というのが正直な印象。目立たない部分でしっかり儲ける路線、現状うまく行っているとはお世辞にも言えません。

 かつてのPC9801ユーザーとしては、NECが復活する姿を見たいと思っていますが、さてどうなりますか。

 大幅な業績の下方修正に見舞われたNEC、今後の業績並びに株価の行方に注目したいと思います。

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