ジャパンディスプレイ株価の今後の見通し(2015年4月9日版)

 ジャパンディスプレイ(JDI:東証1部6740)の株価の今後の見通しについて、「買い」と「売り」の両方の視点から分析及び株価の予想を行ってみました。株価のチャート的にはなかなか興味深い展開になる予感が。

 政府系ファンドである産業革新機構の声掛けの下、ソニー・日立製作所・東芝の3社の中小型液晶部門を統合して設立されたジャパンディスプレイ。2014年に東証1部に上場して、産業革新機構は多大なキャピタルゲインを得ることに成功しましたが、上場後に決算予想を下方修正する等、上場後は正直苦戦中。

 そんな銘柄を何故取り上げるかと言えば、先日シャープが産業革新機構に支援を要請という記事、を書いた際、ジャパンディスプレイについて触れたから。(シャープが産業革新機構へ支援要請、ジャパンディスプレイが影の主役?)オイそんだけかよ、と言われれば、ハイそれだけです・・・。

 けどジャパンディスプレイの株価、分析してみるとなかなか興味深い結果となりました。そんな訳で今回はジャパンディスプレイの今後の株価について、分析と予想をしてみました。

動画と説明文の両者でより理解が深まる構成となっています

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ジャパンディスプレイ株価の最高値と最安値

 まずは最初にジャパンディスプレイの株価の最高値と最安値を確認します。(動画1:00~)

15.4.9JDI-高値安値-min

・ジャパンディスプレイの上場日2014年3月19日
・最高値836円(2014年4月25日)
・最安値311円(2014年10月31日)

 2014年3月19日に上場したジャパンディスプレイ、メデタク初値天井ということにはならず、4月下旬まで順調に株価を伸ばします。しかし4月28日にいきなり業績を下方修正。発表後、窓を開けて株価は下落。そしてその後の株価は一転下落基調に。その後、10月に再び下方修正を出し再度窓を開けて下落。そのまま、奈落の底に・・・、と思いきや、株価は10月31日の311円を安値に反転し、現在に至っています。

 ジャパンディスプレイ、税金使って成功したはいいけど、上場後は個人投資家のお金を吸い上げてしまった形になってますね・・・。

ジャパンディスプレイ株価の現在位置

・2015年4月9日(木)終値-467円
・フィボナッチリトレースメントの23.6~38.2に位置
・株価はペナントを形成中、いずれ大きく動くと予想される

 次にジャパンディスプレイ株価の現在位置を確認します。(動画1:46~)
 まずはお馴染み、フィボナッチリトレースメントを最高値と最安値に引きます。

15.4.9JDI-リトレースメント-min

 非常に分かり易い値動きですね。リトレースメント23.6を3度目のトライで突破、そしてリトレースメント38.2に当って反転、そして現在再度38.2に向かって進行中、といったところです。

 そして次に引く線は・・・、特に難しいことせず、ペナント=三角形を引いてみます。

15.4.9JDI-sankaku-min

 こちらも見事なペナントラインを引くことが出来ました。そんな訳で現在のジャパンディスプレイ株価はペナントを形成中。ペナント形成中はそのままジリジリと動くことが多いので、ペナント状態が今後も続くようなら、もう少し株価は現在の辺りをウロウロしそうですが、ペナントをブレイクし、いずれ上or下に大きく動きそうです。

※ペナントについてはいずれ時間見つけて考え方や見方等、チャント記事を書きます、今回で使うの2度目なので
 
 ジャパンディスプレイの株価、上記のような現在位置把握で今後の株価の分析と予想を行ってみます。

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ジャパンディスプレイの株価は上がる?買い目線での株価予想

・ポイント→730~780円近辺(窓及びフィボナッチリトレースメント78.6~88.6)

 上記を踏まえて、ジャパンディスプレイの株価を「買い目線」、今後上がるだろう、という視点で分析及び株価の予想を行ってみます。(動画4:55~)

 ジャパンディスプレイの株価を買い目線で見た時のポイント、730~780円近辺。
 2014年4月に大きな窓を開けて下落した辺りの、フィボナッチリトレースメントを見ると、この窓とリトレースメント78.6~88.6が殆ど一致しています。リトレースメントの78.6~88.6は、株価がその辺りまで行って反発しやすいゾーン。そして窓は埋めるケースが多い地帯。
 この両者があいまって、ジャパンディスプレイを買い目線で見れば、730~780円近辺まであがるのではないか、と予想されます。

15.4.9JDI-long-min2

 ただし詳しくチャートを見ると、リトレースメント50.0辺りに過去小さい窓があいているので、一旦リトレースメント50.0まで来たら、若干下落する可能性もあります。ただし一旦下落後、再度上昇するようなら、やはり株価は窓のあるリトレースメント78.6~88.6のある730~780円近辺がポイントとなります。

ジャパンディスプレイの株価は下がる?売り目線での株価予想

・ポイント→最安値311円

 次は、ジャパンディスプレイの株価を「売り目線」、今後下がるだろう、という視点で分析及び予想を行ってみます。(動画7:13~)

15.4.9JDI-short-min2

 売り目線で見れば、ジャパンディスプレイの株価のポイントは2014年10月31日につけた最安値311円。現在のペナントを下にブレイクするのであれば、下落のポイントとして最安値の311円という価格は避けて通れません。
 そこから先、更に最安値を破って下落するかどうかは、現段階では分かりませんが、売り目線で考えれば、まずは最安値311円がポイントというのは、パッとチャートを見れば分かりますね。

ジャパンディスプレイの株価、上昇後に下落の可能性も

 ジャパンディスプレイの株価、今後チャート的に一番面白いと予想される展開は、上昇後の下落となります。(動画8:30~)
 買い目線の通り窓+リトレースメントの78.6~88.6まで上昇後、そこから下落する、というものです。

①窓を埋めたら下落しやすい
②フィボナッチリトレースメント78.6~88.6で下落しやすい

、という王道パターンですが、今回強力な更に根拠を発見。

③ハーモニックパターンのバットパターンを形成

 ハーモニック?バットパターン・なんじゃそら、という感じですが、フィボナッチ分析の応用編です。簡単に言えば、反転しやすい相場パターンというのが数種類あって、バットパターンというのは特に強力なパターン。個人的にはチャートに「W」や「M]のパターンが透けて見えたら要注意、と考えています。

15.4.9JDI-harmo-bat-min
紫線がWを作っています

 ハーモニックパターンは主に「バタフライ(蝶)」、「バット(コウモリ)」、「ガートレイ(人の名前)」、「クラブ(カニ)」の4種類ありますが、個人的には「バット」が一番効くと考えています。
 ちなみに下記のようなのが代表的パターンです。

15.4.9ハーモニック-バットパターン-min
ハーモニックの「bat」パターンの極々簡単なイメージ図

 ハーモニックパターンについて、いずれ機会を見つけて記事を書こうと考えていますが、これも非常に奥の深い世界です。
 ハーモニックも独立した相場分析手法ですが、管理人はフィボナッチ中心で相場を見てきたので、ハーモニックはフィボナッチ分析の補助として見ることが多いです。特に反転狙いはどうやってもリスクが残りますが、ハーモニックで根拠の積み上げができれば心強いですね。

 どうしてもハーモニックについて知りたい、ということであれば、下記が手軽に読める解説書。ハーモニックパターンの入門編となります。

「フィボナッチ」という名前がついてますが、ハーモニックの入門書です

 以上のような理由で、ジャパンディスプレイの株価が730~780円近辺まで上昇してきたら、一旦下落するのではないか、と考えるのが教科書的なセオリーとなります。え?じゃぁ今後ジャパンディスプレイの株価は上がるか?ハーモニックのパターン認識は、パターンが形成されて初めて効果を発揮します。だからその途中の事は考えないのが鉄則。だから仮にハーモニックを信じるのであれば、株価が上昇するまでお待ちください。相場は狩りと同じで待つのが一番大切ですぞ、ホント。
 けど株の場合、銘柄数がごまんとあるので、他で同じようなパターンを形成している銘柄探せばいいんですよ。FXも確かに種類はありますが、株の銘柄数には敵いませんから。

ジャパンディスプレイ株価予想まとめ

 まだ上場して日の浅いジャパンディスプレイ。上場後日が浅くとも、ちゃんと効いている線を引ければ、よけない線を引かずに済む、ということに個人的には気付きました。

 足元はペナント形成状態で、株価は上に行くのか下に分かりませんが、動き始めた後のポイントは非常に分かり易い銘柄です。そして上昇の場合、ポイント地点まで上昇後、教科書通りの動きとなるか、見ものです。

 ジャパンディスプレイは中小型液晶という、非常に競争の激しい業界の会社なので、当然会社の業績に株価は大きく左右されます。ただ純粋に株価の値動きだけ見れば、上記のような分析及び予想ができます。どうも環境は逆風の感がありますが・・・(「中国のスマホ市場が失速、シャープやJDIは大丈夫?」)。

 果たして今後のジャパンディスプレイの株価の動きはどうなるのか?また時期を見て答え合わせと、分析と予想を行ってみようと思います。

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