マツダ株価の今後の見通しと予想(2015年9月25日版)

 円安効果によって業績好調のマツダ。新発売の車種の評価もよく、いよいよマツダの反転攻勢開始?しかしながらそんな矢先、フォルクスワーゲン(VW)がアメリカでのディーゼルエンジンの排ガス検査において不正が発覚。今後ディーゼルエンジンシフトを進めようとしたマツダにとっては、非常に嫌な展開。

関連記事:フォルクスワーゲンの排ガス不正、マツダとトヨタが困りスズキが冷や汗

 業績好調の中でも、2015年に入り株価は下落トレンドになってしまっているマツダ。果たして今後のマツダの株価はどうなる?チャートを使って、マツダの株価の今後について分析と予想を行ってみました。

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マツダの業績推移(決算推移)

 安倍政権発足後の円安効果により、大きな恩恵を受けているマツダ。実は2010/3期~2013/3期は3期連続で最終赤字が続き、つい最近まで非常に苦しい経営を迫られていました。そんなマツダの5期分の業績(決算数値)推移は下記となります。

15.9.25マツダ業績推移-min
※2014年8月に5→1株の株式併合を実施

 2012/3期は営業利益ベースでも赤字を計上しており、マツダとしては非常に苦しい時期となりました。実はこの苦しい時期の2013年3月に公募増資等を行い約1,600億円を調達。この資金で危機を乗り切り、そして現在のマツダの姿があります。

 その後は業績を回復させて、増収増益を達成。2016/3期も増収増益を予定しています。

 しかし業績絶好調のマツダですが、厳しい時代があったんです。株式市場は忘れっぽい、と言いますが、数年前のマツダが赤字だったということ、改めて調べないと、管理人も忘れていました・・・。

マツダ株価推移と高値と安値

 マツダの株価の過去の推移を振り返ってみます。下記はヤフーの5年分のマツダの株価チャートになります。

マツダ株価の推移(5年分)

 上記チャートを見るとマツダの株価は2012年に底を打った後に上昇している、ということが分かります。

 それでは次に高値と安値を・・・、というのが毎回の流れですが、2014年8月の株式併合が曲者。実は当サイトで株価予想をこれまで取り上げてきた銘柄、株式分割や株式併合を行っていない銘柄のみです。何故かと言えば、株式分割・併合があった銘柄、うまくチャートで表示できないから。。。正直敬遠してました。

 そこで今回は新しい試み、エクセルでデータを取って、ローソク足チャートを作成し、株価の分析・予想を行ってみます。
 そして作成したのが下記。マツダの月足での2012年1月以降のチャートとなります。

15.9.25マツダ株価-月足チャート-min

 株式併合前の2014年7月までの株式併合前の株価は、”×5”をすることで現在の株価に置き換えています。そして2012年1月以降のマツダ株価の高値と安値は下記。

・マツダ株価の高値→3,271.5円(2014年12月)
・マツダ株価の安値→425円(2012年7月)

 安値から高値まで一気に株価は7倍以上となっています。そして2012年3月に行った公募増資は発行価額@124円=620円で行っており、公募増資でマツダの株を引き受けた方も、実は5倍以上になっており、まさに公募増資での資金調達のお手本(言い過ぎ?)のような株価推移となっています。

 そして現在(2015年9月25日)のマツダの終値は1,895.5円となっています。

マツダ株価のポイント

 マツダの株価を考える上で、ポイントになると思われる点を3つ取り上げます。

①フィボナッチ・リトレースメント

 いつもにようにリトレースメントを引いて・・・、とやりたいのですが、株式併合を勘案し、高値と安値のリトレース数字を計算し、エクセルの週足チャートにラインを引いてみます。

 まず最初に、高値と安値でフィボナッチ・リトレースメントを引いた時の各数字が下記となります。
15.9.25マツダ株価-リトレースメント数字-min

 ちなみに管理人の知り合い、出先でトレードの決済ポイント考える際、本当にエクセルでフィボナッチ・リトレースメントやイクステンションの数字を計算してトレードしてました。嘘の様なホントの話です。

15.9.25マツダ株価-週足チャート-リトレースメント価格-min

 手作り感ありありのチャートですが、ほぼ状況は分かります。
 
 マツダの株価は2014年12月の最高値を付けた後、下落トレンドに入りますが、リトレースメント23.6→38.2→50.0と順次リトレースメントに引っかかりながら株価は下落している状況。このまま下落すると、目指せ61.8となります。

②2,000円と1,500円のサポート&レジスタンス
 マツダの株価は2,000円と1,500円にサポート&レジスタンス(以下サポレジ)が存在。丁度2,000円のサポレジを下にブレイクしたのが現在の株価の値位置。

15.9.25マツダ株価-週足チャート-サポレジ-min

 丁度リトレースメント38.2と2,000円のサポレジが重なり、マツダの株価下落を押しとどめていましたが、昨今の株価下落でこのサポレジを一気に下に抜けています。

 強目のサポレジを下に抜けたマツダの株価、このまま株価が下に向かうのであれば、次に意識されるのはリトレースメント61.8とサポレジが重なっている1,500円付近ということになります。

③2,100~2,300円の窓
 直近のマツダの株価下落、実は窓を空けて下落しています。日足チャートで見てみます。

15.9.25マツダ株価-窓-min

 今後マツダの株価が上昇の際は、窓を意識した動きになると予想されます。

価格帯別出来高チャート
 サポレジだけ見れば、ある程度価格帯別出来高チャートのイメージはそれなりにできますが、今回4年分の価格帯別出来高チャートを見てみます。

15.9.25マツダ株価-価格帯別出来高チャート4年分-min

 価格帯別出来高チャートからは、実はマツダの株価は下に出来高の穴が開いており、次に出来高の観点から株価が引っかかりそうなのはサポレジとも重なる1,400~1,500円付近。更にその下に株価が向かえば、価格帯別出来高からは株価700円付近=リトレースメント88.6%がポイントとなります。

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マツダ株価の今後予想される動き

 上記のポイントを踏まえて、今後予想されるマツダ株価の値動きについて3つの予想を行ってみます。

①窓を埋めるために上昇、その後に上昇or下落
 2,100~2,300円付近に2つできている窓を埋めに行く、というものです。

 
 ただし問題は窓を埋めた後、ヤレヤレということで再度下落に転じるか、それとも本格上昇入りするのか、ということ。
 下落の場合は、下記の②、③2つのシナリオに向かうと考えられます。一方、窓埋め完了が本格上昇入りのサインということになれば、目指せ最高値3,271.5円、ということになります。

15.9.25マツダ株価-窓埋め-min

②1,500円まで株価が下落した後に上昇or下落
 ポイント②及びポイント④で説明のように、マツダの株価は1,500円付近でサポレジが存在+リトレースメント61.8が重なっています。よって1,500円付近で株価が一旦止まり、その後で再度下落もしくは上昇に転じる可能性があります。

15.9.25マツダ株価-サポレジシナリオ-min

 1,500円付近より先は、リトレースメントのセオリー通りであれば、再度下に向かう、と言うことになります。

 ただしリトレースメント61.8で反転することも十分にありうるので、仮に株価が1,500円付記まで落ちてきた場合は、次のマツダの株価の方向について十分に吟味する必要が生じます。

③700~1,000円付近まで下落

 フィボナッチ・リトレースメントのセオリー通りの動きになります。

 1,000円付近はリトレースメント78.6が存在。700円付近はリトレースメント88.6及び価格帯別出来高が集中しているエリア。よってマツダの株価下落の際は700円付近までの下落を読んでおくのがベター。

15.9.25マツダ株価-下落-min

 この先、マツダの株価がズーッ下がり続けたとしても。700~1,000円付近ではフィボナッチ・リトレースメントが効いて、一旦反転する可能性があります。

マツダ株価のまとめ

 これまで意図的に避けてきた、過去に株式分割・併合のあった銘柄について、株価予想記事第1弾としてマツダを取り上げました。

 VWのディーゼルエンジンの排ガス不正のとばっちりを受ける形となったマツダですが、マツダ自体は今後新たな事実が出てこなければこれまで通り、ということになります。しかしながら、VWの不正を受けて、自動車ユーザーがディーゼルエンジンに対してどんな印象を持つようになるのかは不透明。

関連記事:排ガス不正問題のVWの株価や株主など、色々まとめてみました
 噂で買って事実で売る、とも言われる株式市場。とりあえず外的環境をリスクと捉え、マツダの株価は下落しましたが、今後、なーんだマツダには好影響じゃないか、ということで株価が上昇する可能性も十分に有しています。

 現段階でVWの不正がマツダにどんな影響を与えるのか、分からない部分だらけですが、とりあえずマツダの株価をチャートだけ見ると、上記のような解釈ができます。

 VWの不正事件、日本の自動車メーカーではマツダが間接的に最も影響を受けそうですが、果たして今後マツダの株価はどんな推移をたどるのか?今後しばし注目です。

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