任天堂株価の今後の見通しと予想(2016年7月14日版)

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 アメリカで「ポケモンGO」が大ブレイクし、突如アメリカからの追い風が株価に吹き始めた任天堂(東証1部7974)。
 株価的には2015年3月のDeNAとの提携発表後パッとしませんでしたが、今回の追い風は本物となるのか非常に興味深い所です。

 任天堂の株価が本格的な上昇に入るには、DeNAとの提携発表後に着けた2,400~2,600円付近を明確に上に抜ける必要がありますが、今回のアメリカからの追い風で、このゾーンのブレイクに成功するのか?それとも壁に阻まれてしまうのか。

 そんな任天堂について、今後の株価の行方を占ってみました。

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任天堂の業績推移

 まず最初に任天堂の業績推移を確認してみます。

16.7.14任天堂-業績推移

 14/3期に営業赤字を計上した任天堂ですが、15/3期・16/3期と黒字を計上。17/3期は3期連続で営業利益ベースで増益の計画となっています。
 尚、その筋では有名ですが、任天堂はドル建ての資産をタップリ持っている会社。よって円安か円高かで、経常利益の水準が大幅に違ってきます。2016年は現在まで円高が進んでいるので、17/3期は営業利益>経常利益、となる可能性があります。

任天堂株価の過去10年の最高値と最安値

 株価の分析に入る前に、任天堂の過去10年の株価の最高値と最安値の確認をしてみます。下記が任天堂の10年分の月足チャートとなります。

16.7.14任天堂株価-月足-min

※「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」以下同様、トレードステーションについては下記をご覧ください

・最高値73,200円(2007年7月)
・最安値8,060円(2012年7月

 ゲームは水物と言いますが、任天堂の株価チャートを見ると、ホントその思いを強くします。Wiiが飛ぶように売れ、Wii効果もあり上昇した任天堂株ですが、Wii以降はハードの出荷に苦戦。その苦戦が現在に至るまで株価チャートに現れている結果となっています。

 ただし今回のアメリカでの「ポケモンGo」のブレイクによる株価上昇のおかげで、2016年7月は14日時点で大陽線ができている状態となっています。尚、2016年7月13日の終値は21,830円でした。

関連記事:ゲーム業界の現状、衰退が言われても打ち上げ花火と淘汰の繰り返し

任天堂の株価ポイント

 任天堂の株価の今後について、過去チャートから考えられるポイントを2つピックアップしてみました。

①24,000~26,000円付近のサポート&レジスタンス

 任天堂の直近の株価を振り返った時、忘れてはならないのは昨年(2015年)にDeNAとの提携でビヨーンと株価が上昇した事実。その際、26,050円まで株価は上昇したものの、具体的な効果が今に至るまで実現できておらず、株価はジリジリ下げる結果に。
 2015年以降の週足チャートが下記となります。

16.7.14任天堂株価-週足チャート-min

 任天堂がDeNAと提携を発表したのが2015年3月。提携発表を契機に任天堂の株価は上昇トレンドに入っています。しかし8月に26,050円の高値をつけた後に下落を開始。
 その後、14,000円台まで株価は下落するのですが、今回の「ポケモンGo」で再び目指せ26,050円という状態となっています。

 週足チャートで気になるのは、24,000~26,000円でヒゲが複数本形成されている部分。よって24,000~26,000円は強い売り圧力が存在していると推察されます。

②上昇トレンドには入っている

 アメリカからの風が吹く前はグダグダしていた任天堂の株価ですが、長い目で見れば上昇トレンドに入っています。下記のように上昇のトレンドラインにサポートされ、株価は上昇してきています。

16.7.14任天堂株価-週足トレンドライン-min

 よって今後、仮に任天堂の株価が下落しても、このトレンドラインを割らなければ、長い目では上昇が見込める状況にあります。アメリカからの風が吹く少し前、実は任天堂株を絶好の押し目買いのチャンスだった、ということが今さらですが、分かったりします。

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任天堂株価の今後予想される値動き

 それでは任天堂の株価について、上記のポイントを踏まえて、今後の値動きを予想してみました。毎回、比較的長めの株価予想をしますが、今回は株価が勝負所にいるため比較的短めの予想となります。

①24,000~26,000円を上に抜けるか、下に跳ね返されるか

 任天堂の株価、今後の最大の見所は、24,000~26,000円を上に抜けるか、下に跳ね返されるか、という部分。

16.7.14任天堂株価-ブレイクか戻すか-min

 前回の高値26,000円を明確に上に抜けれこれば、任天堂の株価は新しい上昇ステージ入りとなります。
 しかしながら週足チャートで見るとヒゲが形成されているように、24,000~26,000円は売り圧力も強いと考えられるため、今回の上昇が一時のものに留まり上ブレイクに失敗すると、ヤレヤレということで再度下落に入る可能性が。その場合は、今回開けた窓を意識する値動きが予想されます。

 24,000円が目前の任天堂の株価ですが、勝負はこれからです。

②フィボナッチ・リトレースメント76.4~88.6%で失速し下落

 任天堂の株価、今回の上昇で既にフィボナッチ的にはそろそろ下落があってもおかしくない水準に到達しています。リトレースメント76.4%が約23,000円、88.6%が約24,500円。

16.7.14任天堂株価-フィボナッチリトレースメント-min

 24,000円以上に存在する売り圧力の存在もさることながら、フィボナッチという観点では、既に警戒水域にあり、ここで一旦下落に転じる可能性も有しています。
 
 アメリカからの追い風で、イケイケドンドン的な株価上昇の任天堂ですが、フィボナッチという観点では、そろそろ上昇終了という可能性無きにしも非ず、という点は、冷静に株価を見る上で知っておいて損はない視点ではないかと。

 尚、フィボナッチの考え方は下記をご参考ください。

任天堂の関連銘柄を探すなら「PICK UP! 株テーマ」

 既にロケット発射状態の任天堂の株価ですが、当然任天堂の関連銘柄の株価も動いています。そんな任天堂関連銘柄を探すのなら、「PICK UP! 株テーマ」がオススメ。株式市場で旬のテーマとなっている銘柄を探すのに重宝します。
 カブドットコム証券が提供のアプリとなっています。無料でダウンロード可能で、尚且つカブドットコム証券の口座がなくても使えますよ。
 『みんなの株式』で過去24時間のアクセスを元に、ピックアップされた銘柄がランキング形式で表示。コレを見ると、あーこー言う銘柄が気にされているのね、というのがよーく分かります。

 任天堂や「ポケモンGo」のブームが去っても、次のテーマ探しにも使えるので、インストールしておくと将来的にも使えますよ。


※現状(16/7/20時点)はAndroid版のみ、iPhone版は近日中に発表予定

まとめ

 とりあえずDeNAとの提携で達成した24,000~26,000円の株価ゾーン目前まで到達した任天堂の株価。今後は、この売り圧力の強いゾーンを確実に上回ることができるかどうか、が最大のポイントとなります。そして見事通過することができれば、任天堂の株価は次の上昇ステージに入ることとなります。
 ただしそれができないと、再びダラダラした上昇トレンドの中、株価は上下するというステージに当面は留まる可能性が。

 アメリカでの「ポケモンGo」のブレイクで、株価に思わぬ追い風が吹いている任天堂。この追い風は本物か、それとも一時的な突風か、非常に注目されます。ただ、前回のDeNAの時は期待感先行で中身が伴っていませんでしたが、今回は「ポケモンGo」がアメリカでブレイクという事実があるので、期待したいところではあります。

 果たして任天堂の株価は今後どうなる?注意深く見守ろうと思います。

PS 「ポケモンGo」のもう1つのキープレイヤーであるグーグルの株価は堅調そのものです

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