ヤフー株価の今後の見通し(2015年12月15日版)

 約1,000億円で一休を買収すると発表したヤフー(東証1部4689)。株価的にはレンジ相場に入り、パットしない状態が続いていますが、果たして今後ヤフーの株価はどう動くのか?アメリカのヤフーが持つヤフー・ジャパンの株の問題もありますが、ファンダメンタル抜きでヤフーの株価の今後を予想してみました。

 過去に恐るべき成長を見せたヤフー株、そんなヤフー株の今後の見通しは?レンジ相場が続いているヤフー株、一休の買収等のファンダメンタル要因等でレンジ相場が破られないと、大きく動くことはなさそうです。ヤフー株、売買するにはなかなか難しい場所に位置しています。

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ヤフー株価の最高値と最安値の確認

 今回取り上げるヤフー、何度も何度も株式分割を行っており、2013年9月の株式分割以降の株価でもってヤフー株価について見ることとします。

 まず最初に最高値と最安値の確認を行います。

15.12.15ヤフー株価-高値と安値-min


・ヤフー株価最高値→668円(2014年1月10日)
・ヤフー株価最安値→384円(2014年10月30日)

 ヤフーの株価、最高値は2014年1月10日の668円。その後、株価は下落して、同じ年の10月30日に384円という安値を付けます。意外や意外、ヤフー程の会社でも、2014年に株価が半分近くになっています。

 ただしその後は株価は上昇に転じ、2015年8月7日に戻り高値577円を着けます。しかしながらその後、再度下落し、現在は450~650円でレンジ相場を形成中。

 一休の買収を発表した12月15日終値は499円、レンジ相場の真ん中に近い場所に株価は位置しています。

ヤフー株価の現在位置確認

 ヤフーの株価の現在位置をフィボナッチツール等を利用して確認してみます。

<ポイント>
①フィボナッチリトレースメント38.2近辺に位置
②上方に窓が存在
③レンジ相場を形成中

 ヤフーの株価の現在位置について、2つのポイントがあります。

ポイント①フィボナッチリトレースメント38.2付近に位置している

15.12.15ヤフー株価-リトレースメント-min

 最安値384円から立ち上がってきたヤフーの株価、最高値と最安値に引いたフィボナッチリトレースメントの影響を受けながら株価が動いてきました。
 これまで23.6→38.2→50.0→61.8と順調に登った後に23.6まで下落して、再び38.2→50.0→38.2と上下してきたヤフーの株価。現在は38.2のライン付近に株価は位置しています。

 

ポイント②株価の上方に窓の存在

 これまでのヤフーの株価の動きを見ていると、窓を空けつつ上下してきた、という経緯があります。そしてその窓は、ほぼ埋めながら株価は推移しています。

 上記のチャートを見ると、ちょうどフィボナッチ・リトレースメント78.6付近に窓が空いています。(チャート丈夫の紫四角部分)
 よって今後ヤフー株の上昇の際は、窓のある600円付近は非常に意識される価格帯になると予想されます。

 窓を埋めた後に反転することが多いことに加え、反転しやすいリトレースメント78.6が重なっている点を考えると、600円付近での株価の動きは要注意です。

ポイント③レンジ相場を形成中

 ヤフーの株価チャートは足元では完全にレンジ相場となっています。レンジの下はリトレースメント23.6の450円付近、レンジの上はリトレースメント61.8の550円付近。

15.12.15ヤフー株価-レンジ相場-min

 レンジ相場はいつまでつづくか分かりませんが、いずれ上or下にブレイクするのがレンジ相場。ヤフーの株価が大きく動くのは、現在のレンジ相場をブレイクした後になると考えられます。

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ヤフーの株価は上がる?買い目線での株価予想

 一休の買収が前向きに評価される等で、ヤフーの株価は今後上がるだろう、という「買い目線」でヤフーの株価の分析と予想を行ってみます。

 「買い目線」でヤフーの株価を見る際のポイントは600円付近。

リトレースメント78.6+窓の存在する600円付近

 既に上記のポイントで説明の通り、600円付近の価格帯は、フィボナッチリトレースメント78.6のラインに該当します。このリトレースメント78.6のラインは、管理人流のフィボナッチ分析では最重要視するライン。また同時に600円付近には窓が存在。

15.12.15ヤフー株価-買い目線-min

 これまで1つずつ窓を埋めてきたヤフーの株価の動き、今後上昇すると予想するのであれば、窓を埋める+反転しやすいフィボナッチ・リトレースメント78.6の存在する600円前後まで上昇する、と予想することができます。 

ヤフーの株価は下がる?売り目線での株価予想

 一休の買収価格は高すぎて今後のヤフーにとっては重荷になると株式市場が判断して、今後ヤフーの株価は下がるだろう、という「売り目線」でヤフーの株価の分析を行います。

 「売り目線」でヤフーの株価を見る際のポイントは2つ。

<ポイント>
①リトレースメント23.6+レンジ相場下限の450円付近
②最安値384円

ポイント①フィボナッチリトレースメント23.6+レンジ相場下限の450円付近

15.12.15ヤフー株価-売り目線1-min

 この23.6のリトレースメントライン、過去何度も値段が反応しているラインであり、売り目線でヤフー株価を見た際、まずポイントになると予想されます。またリトレースメント23.6の450円付近はレンジ相場の下限。

 ヤフーの株価が下がった際、450円付近で耐えて再び上昇してレンジ相場が継続するか、それとも、遂にレンジ相場を下にブレイクして新しい展開が始まるか。この点は非常に重要なポイントとなります。

ポイント②最安値384円という価格

15.12.15ヤフー株価-売り目線2-min

 ポイント1の450円付近を更に下回ると、次のポイントは最安値384円。株価の値動き的には、23.6を下回ると、もう完全に下へのブレイクモードに入りますので、下にブレイクするかどうかはさておき、各方面が最安値384円を意識するのは確実です。

ヤフー株価チャートを見ての感想

 上記のようにヤフーの株価チャートの分析はできますが、現段階でレンジ相場の上or下のどちらに抜けるかは分かりません。
 そう考えると、チャート分析の観点からはヤフー株の売買は非常に手掛けにくい状態となっています。

 レンジ相場からの脱出は、ファンダメンタル的な変化が特効薬のため、一休の買収が効果がレンジ相場を抜け出すきっかけになる可能性はあると考えます。しかしながら、M&Aは成功例より失敗例のほうが多いと言われている世界なので、ヤフーの一休買収は株価にとってプラスになるのかマイナスになるのかは、もう少し時間をかけて見極める必要がありますので、ご注意を。

まとめ

 ヤフーによる一休の買収が発表されたため、以前書いたヤフーの株価を分析と予想記事を大幅に更新してみました。

 ヤフーの株価はレンジ相場に位置していることもあり、分析のとっかかりとなる材料が少なく、比較的シンプルな分析と予想となりました。ただし、フィボナッチリトレースメントを引くことができれば、最低限の分析はできます。
 
 レンジ相場の難しい局面にヤフーの株価は位置していますが、一休の買収に加え、別途米国ヤフーがヤフー・ジャパンを手放す可能性も取りざたされており、ヤフーの株価はファンダメンタル要因に左右される可能性が高くなっています。

 ファンダメンタル的な影響はさておき、純粋にチャートだけ見ると、ヤフーの株価にどんな見立てができるのか、という観点でご覧いただければ幸いです。ヤフーによる一休買収、そして米国ヤフーによるヤフー・ジャパン株売却、果たしてヤフーの株価にどんな影響があるのか?それとも何の影響もないのか。

 今後も注目したいと思います。

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