トランプ大統領就任後の為替、ドルインデックスが節目に到達

 トランプ大統領の就任式が終わり、早速TPP離脱やオバマケア廃止等、トランプ政権の仕事がスタートしています。

 ただしトランプ大統領の就任式での演説に具体的な政策の中身が触れられておらず、金融市場は見事に肩透かしをくらい、相場は動くきっかけを失っています。けどよーく見てみると、為替相場、特にこれまでトランプ相場を演出してきたドルがドルインデックスで見ると節目の地点に到達。為替については、これまでと潮目が変わる可能性があります。

 2017年に入り株と為替の相関関係が崩れてしまっていますが。この傾向は今後も続くのか。今後の為替の行方を、ドルインデックスというドルの強さを表す指標から探ってみました。

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トランプ相場を演出してきたドル高

 為替という観点から言えば、トランプ氏の大統領選挙勝利から始まったトランプ相場を演出してきたのはドル高です。それまでドル円相場で言えばそれまで100円付近だったものが、118円以上となり、一気に約18円も円安に振れています。円安とは言いますが、実態としては円よりドルが買われた結果の円安であり、ドル高と言った方が正しい表現となります。

 2017年に入り、流石のトランプ相場も一息ついていますが、これまでトランプ相場を牽引してきた為替市場は特にドル円は一足先に下落。118円オーバーの後、112円台半ばまで下落し、1月25日朝時点では113円台後半にいます。

 面白いのはドル円相場は下げて確かに日経平均も下げて気が付けば目指せ20,000円何て声もどっかに行ってしまいましたが、実はアメリカの株式市場はそんなに下げていません。若干下がってはいますが、ダウ平均で言えば未だ目指せ20,000ドルと言える水準を維持。

 売買代金も細っている日本市場は為替等の外部要因に左右されている状況が垣間見えます。

ドルインデックスが節目の価格に到達

 為替でドルがどの程度強いか・弱いかを見る際には、ドルインデックスという指標が使われます。為替というのは通貨ペアと言われるように、通貨同士の交換レートで成り立っています。簡単に言えば通貨同士で綱引をしている状態。だからAという通貨とBという通貨、ほぼ力が拮抗していると、A/Bという通貨ペアはあまり動きません。
 通貨ペアを見るだけでは、その通貨単体での力強さは相対的にしか分かりませんが、この通貨単体での力強さ、それをドルで表したのがドルインデックスとなります。ドルインデックスを見ると、今ドルが強いのか・弱いのかが一目瞭然となります。(ただしユーロに影響されやすいという若干の欠点があります)

 そしてドルインデックスを見ると、トランプ相場とともにドルが上昇してきたのが一目瞭然。


※チャート画像はTradhingViewを利用(以下、同様)

 ちなみにTradingViewではドルインデックスのコードは「DXY」です。

 これだけドルインデックスが上がれば、そりゃドル円も上がるってもんです。
 ただしドルインデックスは2017年1月3日に天井を付けて、その後は下落しています。

 そして下がって来たドルインデックス、実は節目の値位置に到着しています。週足で見ると明白。

 トランプ相場入りで完全にレンジ相場を上に抜けたと思ったドルインデックスですが、気が付けばレンジ相場の上限に戻ってきています。

 値位置としては結構大切なポイントに位置しているドルインデックス。さて今後どうやって動いていくのか、以下に2つシナリオを考えてみます。

ドルインデックスが再び上昇

 一旦レンジ相場を上方ブレイクした相場が、再びレンジ相場上限付近に戻った後に再度上昇するというパターンです。それなりに見るパターン。ただ管理人的にはパターン認識というより、フィボナッチ的に再度の上昇はあるかな、と考えています。

 レンジ相場の上限と下限にフィボナッチ・エクステンションを引いたのが下記。

 トランプ相場でフィボナッチ・エクステンションという観点では1.282は到達していますが、今の所まだゴールとも言うべき1.618には到着していません。1.282付近で折り返すのはフィボナッチ的にはセオリー通りの値動きです。そして再度上昇に転ずるかどうかはまだ分かりませんが、1.618には到着していないのでこのまま素直に下落と考えるのは少々早い。

 当サイトはフィボナッチでもリトレースメント中心にチャート分析してますが、伸びる相場用のフィボナッチ・エクステンションも十分使えますよ。どちらかと言えば管理人は逆張り派なので、反転場所を探すリトレースメント中心になっていますが。

関連記事:フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析方法について

 ただしファンダメンタル的に言うと素直に上昇とは言い切れません。何せトランプ政権がそろそろ、これ以上のドル高は・・・、という発言を始めています。FRBのイエレン議長は、この程度のドル高なら大丈夫、と発言してますがファンダメンタルという観点では、現在のドル高水準は警戒水域にあります。

 けど1度1.618を付けた後に大幅下落、というシナリオはありうるかな、とも思います。

再びレンジ相場入り

 ドル高もそろそろこの辺りでいいでしょ、けど急激に下がるのもよくないよね、ということでもう1度レンジ相場に戻りましょ、というシナリオも考えられます。

 レンジ相場に入って揉み合って、その後に下落ということも考えられますが、目先はヤレヤレという感じのレンジ相場入り。無難なシナリオです。

 トランプ大統領が主張している、米国の製造業を強くするって、ドルが安くならないと製造業は強くならない訳で(ドル安であれば輸出が促進されるので)、ファンダメンタル的なシナリオとしては、本来ドル安にベットするべき所。ただし相場と経済政策は整合性がある時とない時があるので、そこはご注意を。

 いずれにしてもドルインデックスが節目の価格に到着しているので、ドル円を始め為替市場はこれまでの流れが変わる可能性があるので注意が必要、安直にこれまでの流れが継続する、と考えてポジション取ると痛い目にあう可能性があります、ご注意を。

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 こんな感じで管理人は為替市場を分析してトレードしています。株と違ってFXの世界はドルが中心に存在しているという前提があるので、ドルインデックスの方向性を見誤らなければ、勝てる可能性は高いと考えています。

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まとめ

 どうやら当面トランプ大統領の発言やツイッターに金融市場は右往左往することになりそうです。大統領選挙の後、株式市場としてはいい夢を見させてくれた
トランプ大統領ですが、今後は材料出尽くしとなってしまうのでしょうか?

 アメリカはほぼ完全雇用の状態の中で、雇用を取り戻すと言われても訳分らん、というのが正直な感想。ただね白人貧困層の問題よりマイノリティーの問題を重視した結果が、トランプ大統領を誕生させた大きな原因ではあります。そう考えると、白人貧困層に給料の高い雇用を取り戻す、と考えれば納得はできます。 
 早速日本も自動車で文句を言われており、今後イヤーな予感がしないでもありません。TPPもアメリカはサッサと離脱してしまいましたが、今後アメリカが日本に対して農業分野で二国間交渉を迫って着たら、その衝撃度はTPPどころじゃないでしょうし。

 当面続きそうなトランプ劇場。さて今後株や為替はどんなことになるのでしょうか?トランプ相場の第二幕を期待しつつも、そんなに甘くはないような。トランプ大統領の一挙手一投足には当面注目せざるを得ませんね。

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