トランプ大統領が誕生したらドル円は94円台を目指す!?

16-11-7ドル円チャート-トランプ予想

 目前に迫ったアメリカの大統領選挙。今回の大統領選挙は、どちらの候補者がより嫌いか、という何とも後ろ向きな選挙戦となっています。土日にテレビ見ていると、トランプ大統領誕生の可能性が増しているようですが、ホント選挙って分からないもんですね。

 そしてトランプ大統領誕生の可能性が高まった先週から、金融市場は荒れ気味。ここで本当にトランプ大統領が誕生したらどうなるんでしょ?どうやら円高の流れっぽいことは、各報道見ていると分かりますが、じゃあどこまで円高が進むのか?

 フィボナッチで調べてみると出てくる数字は94円台後半。11月4日(金)の水準から約10円の円高水準となります。さすがにこれはやり過ぎとは思いますが、半分ネタとしてご覧ください。いずれにしてもトランプ大統領が仮に誕生すれば、一気に為替も株も動くことになりそうです。ご注意ください。

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2016年アメリカ大統領選挙、結果判明は日本時間の11月9日(水)の昼頃の予定

 2016年のアメリカ大統領選挙、ヒラリー候補の楽勝かと思いきや、最後の最後の段階でヒラリー候補に対するFBIによる私的メール問題再捜査の発表があり、土壇場でトランプ候補が追い上げを見せています。
 大どんでん返しの可能性は否定しませんが、最後の最後はヒラリー大統領誕生、となるのではないかなぁ、と個人的には思っています。

 そんな大統領選挙の投票日は11月8日(火)。日本で言えば、11月8日の夜から投票開始。そして即日開票されて、大統領選挙の結果が分かるのは、日本時間で言えば11月9日(水)のお昼頃!

 ただし結果がもつれると当選確実が出るのは夕方頃にずれ込む可能性があります。

 大統領選挙を前に、既に動きが出始めている金融市場。正直、最終的にはヒラリーだろう、と思っておりトランプ当選は頭にありませんでしたが、TVや先週の為替や株の値動きを見ていると、さすがに多少は考えておく必要あるよね・・・、と思うに至り、仮にトランプ大統領が誕生して金融市場が一気に混乱モードに入ったらどうなるか、頭の体操をしてみました。

 フィボナッチ的にはドル円は94円台を目指すのか?94円台はさすがにネタに近い面はありますが、一気に動けば100円は割れそうだよなぁ、という状態にはなっています。ネタ+頭の体操としてご覧ください。

大統領選挙を前に下げ始めたドル円

 9月後半から10月に、スルスルと上昇したドル円相場。100円付近から105円オーバーと、5円以上円安が進んでいます。ただし為替相場は一筋縄ではいかず、10月最終週から不安定な展開となっています。
 大統領選でFBIによるヒラリー候補の再捜査、そしてトランプ候補の支持率急進を受け、株式市場は下落、そしてドル円市場は再び下落を開始。ドル円は一時102円台まで突入し、トランプショックと言われています。

16-11-7ドル円チャート-トランプショック
画像はTrading Viewを利用(以下同様)

 ただしチャートを見れば、ショックといってもそれ程大きな下落、と言えるものではありません。

 けど気になるのは、ドル円相場は、再びダウントレンドに入った可能性がある、という点。そしてドル円がダウントレンドに入れば、待っているのは過去4度跳ね返されてきた、100円の壁。
 このまま下落が続くと、ドル円の100円の壁をめぐる攻防、第5回戦の幕が開く可能性が高くなります。

トランプ大統領誕生なら100円割れは確実?

 雇用を取り戻す、としてドル高政策を否定しているトランプ候補。そのトランプ候補の大統領就任が決定すれば、為替はドル安に動く、と予想されています。そして、選挙での勝利が確定すれば、初動としては一気にドル安が進む可能性が指摘されています。

 為替市場は各通貨同士の綱引と言えるので、ドルが安くなると、強くなる通貨が現れます。安全資産と言うべき通貨が買われる可能性が高く、そうなると売られるドルに対して、買われるのは円、スイスフラン、この2通貨を組み合わせた、ドル/円とドル/スイスフランの値動きが高くなる可能性があります。

 そんな観点でドル円のチャートを見てみます。
 現状103~104円で推移のドル円市場、トランプ大統領が誕生で一気に円高が進めば、第一目標としては100円を目指す、というのは簡単に予想できます。ただし問題はそこから先。通常モードの市場環境の際に、既に過去4度100円の壁にタッチして跳ね返されています。

 5回目の100円タッチでも壁は破られず・・・、となればまたこれまで通りの再度円安に向かう可能性がありますが、トランプ大統領誕生確定で為替市場が混乱すると、一気に100円の壁が破られてしまう可能性が。実際にイギリスのEU離脱決定(Brexit)の際は100円を割れて99円台に突入しています。ただしBrexitの際は、ドル円相場も100円タッチが初めてだったので、長いヒゲはできたけどちゃんとセオリー通りに100円の壁で跳ね返りました、という値動きとなっています。

 そして今回は、過去4度の100円の壁に阻まれ相当な下落エネルギーを貯め込んだ状態で、100円に近付きつつあります。そんな訳で、割れるに割れなかった100円の絶対防衛ライン、仮に崩壊すると一気に円高が進む可能性があります。では一気に円高が進んだ場合、どこまで下がる可能性があるのか、ここをフィボナッチを使って考えてみるとします。

フィボナッチ的には97円台と94円台がポイント

 伸びる相場を計るのに利用するフィボナッチツールはフィボナッチ・エクステンション。そんな訳で、今回はフィボナッチ・エクステンションを利用して、ドル円が100円を割れたらどこまで下落するか、考えてみます。

 フィボナッチ・エクステンションで主に利用される数字は、128.2%と161.8%。

 そしてフィボナッチ・エクステンションを引いたのが下記チャート。

16-11-7ドル円チャート-トランプ予想

 フィボナッチはどこに基点を置くのか、というのが常に問題となり、エクステンションは特にその問題がクローズアップされますが、今回の下落の基点となった105円台半ばが、丁度リトレースメントで76.4%付近に該当している、上記の引き方を採用しました。

 そして出てく来たのは下記。

・128.2%-97.28円
・161.8%-94.60円

 128.2%の97.28円は100円割れて一気に円高が進めばあり得る数字ですね。問題は161.8%の94.60円。これはさすがに行き過ぎのような気もしますが、フィボナッチの教科書で言えば、フィボナッチ・エクステンションのゴールは161.8%となることが多いので、可能性としては考えておく必要がある数字ではあります。

関連記事:フィボナッチでの株価分析の基礎

 ま、94円台というのはネタの部分はあるにしても、97円台というのは相場が一気に動けば到達可能性は高いゾーンではあるので、仮にトランプ大統領誕生!、となると97円台までの下落は充分考えておいても損はないかと。100円割れ5度目のトライとなるので、相当下落のエネルギーは溜まっているので、思わぬ下落には十分注意する必要があります。

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アメリカ大統領選挙当日、相場は様子見がオススメ

 イギリスのEU離脱の国民投票の前にも書きましたが、相場が荒れるのが分かっている時は余程腕に自信が無ければ様子見がオススメ。今回の大統領選挙も一緒です。Brexit決定の時は、前日までイギリスはEU残留の可能性大、と報じられていましたが、結果はご存知の通り。そして為替市場は大荒れに。

 今回もトランプ大統領誕生!、となれば為替市場及び株式市場は大荒れとなる可能性が高いです。クリントン大統領誕生でも、その差が僅差であれば、市場は荒れる可能性が高い、とも報じられており、結果がどうであれ、様子見がオススメです。

 結果や為替が気になって仕方がない時は「かるFX」というアプリを起動させておくのがオススメです。為替のニューズを随時取得して表示してくれます。管理人も11月9日(水)は「かるFX」が手放せなくなりそうです。

 インストールは下記からどうぞ。


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↑アンドロイド版

 ニュースだけでなく、ちゃんとチャートも見ることができますので、「かるFX」があれば、足元の相場状況はニュースとともにほぼ把握することができますよ。

 ただし、アメリカ大統領選挙の後に為替はどう動くのか、という点を深く考えたいのであれば、西原宏一のシンプルFXトレード、がオススメ。月額4,200円の有料メルマガですが、実際にトレードしている西原氏他の相場分析は非常に参考になります。10日は無料で購読できるので、為替市場に本気で向き合うつもりであれば、これを機会に一読をオススメします。

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まとめ

 けどまさかトランプ候補がここまで善戦するとは、誰も予想はしていない事態ですね。アメリカは日本以上に、社会の安定化要因である中間層が消えつつある、と言われているので、トランプ候補の善戦はアメリカ社会の変化を象徴しているのではないかと。
 ただ民主党もクリントン氏でなければ、結構楽勝な選挙だった可能性もある訳で、そう考えると今回の、どちらがより嫌いか、という後ろ向きな選挙戦、共和党と民主党のいずれも、候補者選びに失敗してますね・・・。

 同盟国アメリカのトップが誰になるのか、という点は日本にとっても他人事ではありません。そしてトランプ氏が大統領の当選確実となった際は、金融市場は大きく動く可能性があります。

 大統領選の結果がどうなるのか、そしてその時に金融市場、特にドル円市場がどんな動きを見せるのか?当日、面白い動きを見せれば、また記事を作成しようと思います。

PS 大統領選挙はトランプ氏が勝利。トランプ氏の当選を受けて改めて為替分析を行ってみました

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チャート的には1ドル100円割れの可能性が高い、というお話

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