米ヤフーを買収するベライゾンの株価が気になる

 米ヤフーが主力のネット事業を米大手通信会社のベライゾン・コミュニケーションズに売却することで合意。その金額は約48億ドル(約5,000億円)。ここにネット業界の先駆け的存在であった、ヤフーも歴史的転換点を迎えることになりました。

 そして注目すべきは米ヤフーを買収するベライゾンの株価。ベライゾンの株価は上昇トレンドに乗っており、目指せ最高値状態。ベライゾンの株価はネットバブル時の株価を超えて行くのでしょうか?

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遂に米ヤフーは本業を売却、ベライゾンが約48億ドルで買収

 既に検索事業他の本業の売却を発表していた米ヤフー。遂に売却先が決定したようです。お相手は以前から名前の挙がっていた、米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ。その金額約48億ドル(約5,000億円)。先日発表したソフトバンクのARM買収金額の約3兆円に比べれば少額ですが、ソフトバンクの3兆円は異例の規模なので、それを除くと、大型の事業買収となります。

米ヤフーの主力事業、ベライゾンに売却へ 米紙報道 (日本経済新聞)

米ヤフーは資産管理会社へ

 本業を売却してしまう米ヤフー。今後は社名も変更し、ヤフー・ジャパン株及びアリババ株を保有する資産管理会社となり、両社の株式の売却先を探すことになります。
 
 日本サイドとしては、ヤフー・ジャパンの株式の行方が非常に気になる所ですが、現段階ではヤフー・ジャパン株の行方は売却方針という以外は未確定。ヤフー・ジャパンなりソフトバンクが買えば一番シックリくるのですが、両社ともに基本的に静観姿勢。安い株価の提示でもあれば、前向きに考えるのでしょうが、米ヤフーはそもそも投資家にせっつかれて事業売却に走ってきた経緯があるので、ヤフー・ジャパンの株を安く手放すことはありえない、と考えられます。

 とは言え、ヤフー・ジャパンとソフトバンクともに、ヤフー・ジャパン株が変な会社に売却されても困ってしまうので、今後は資産管理会社となった米ヤフーとヤフー・ジャパン+ソフトバンク間でどんな話し合いが行われるのかに注目が集まります。

 ちなみにヤフー・ジャパンは年間100億円以上をヤフーブランド使用料等で支払っていますが、今後の支払先は検索事業等を買収するベライゾンとなります。100億円超の収入があるブランド使用料、ベライゾンが簡単に手放す=ヤフー・ジャパンにヤフーブランドを使用させない、という事態は想像しにくい訳ですが、ヤフー・ジャパンの行方を考える際、今後はベライゾンの意向と言うのもキーポイントとなってくるのは間違いありません。

ベライゾン・コミュニケーションズとは?

 今回、米ヤフーの主要事業を買収する、米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズとは何者か?

 ベライゾンはアメリカでは知らぬ者のいない通信会社です。子会社のベライゾン・ワイヤレスは米国No1の携帯通信。ソフトバンクが子会社化したスプリントが携帯通信業界第4位で四苦八苦していますが、スプリントからすればベライゾンは仰ぎ見る存在となっています。

 かつてアメリカでは、発明家のグラハム・ベルが設立したベル電話会社が発祥のAT&T社が通信網を一手に引き受けていましたが、独占禁止法の関連で、1984年にAT&Tは長距離電話会社と多くの地域電話会社に分割。その地域電話会社の1社として設立されたベライゾン(元はベル・アトランティック社)ですが、多くの買収を繰り返し、今やアメリカを代表する通信事業者にまで上り詰めています。

 そのベライゾンですが、2015年にはかつてのネットバブル時代の寵児であったAOLの買収を約44億ドル(約5,280億円)で行っており、単に通信会社としての顔だけでなく、ネット事業者としての顔も有しています。日本では近頃全くAOLの名前は聞きませんが、AOLは「ハフィントン・ポスト」及び「TechCrunch」の運営会社であり、この2つのメディアは日本でもそれなりのネームバリューを有しています。

 しかしながら、ベライゾンのネット事業の買収には賛否両論あり、今回の米ヤフーの本業買収も賛否両論が分かれています。

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右肩上がりのベライゾンの株価

 では、今回米ヤフーの主要事業を買収するベライゾンの株価はどうなっているのか?株価を見てみます。ベライゾン・コミュニケーションズのシンボルは「VZ」です。まずは月足から。

16.7.28ベライゾン株価-月足
https://jp-new.tradingview.com/x/QtOVHVGu/
※株価チャートはTrading Viewを利用、以下同様

 ベライゾンは1999年頃のネットバブル期に株価は64ドルという最高値を着けましたが、その後下落。10年ほど低迷が続いていましたが、2010年頃から上昇を開始。現在の株価は55ドル付近であり、ネットバブル期の64ドルという最高値を射程距離に収めつつあります。
 賛否両論あるベライゾンのネット事業への投資ですが、株式市場はおおむね評価していると言ってもよいかと。

 ちなみに、2015年8月にベライゾンの株価は下落したものの、ヒゲとなり再度上昇しています。この時に何があったかと言えば、チャイナショック。アメリカの優良株は、何かしらの一時的なアクシデントで株価が下がった時が絶好の買い場、と言われますが、まさにその典型的なタイミングが発生しています。

ベライゾンの株価を分析、株価は面白い値位置に

 折角なのでベライゾンの株価を分析してみます。株価的には結構面白い値位置にいます。

16.7.28ベライゾン株価-月足分析
https://jp-new.tradingview.com/x/hq8AvJrR/

 ベライゾンの月足チャートを拡大して、フィボナッチ・リトレースメントを引いてみました。
 リトレースメントを補助線にベライゾンの株価を見ると、リトレースメント76.4%54ドル付近で2013年に下落で反転した株価が、2015年8月のチャイナ・ショックで底打ちをして再度上昇。まさに現在、リトレースメント76.4%の54ドル付近を上に抜けつつある状態。

 チャートパターン的には今後1999年の最高値64ドルを狙えるパターンにあります。ただしリトレースメント88.6%の60ドルで足止めや再度反転する可能性は残っているので、ご注意を。

 いずれにしても、一旦フィボナッチ・リトレースメント76.4%の54ドル付近に到達した後で下落したものの、2015年8月を底に再度上昇を開始し、更にリトレースメント76.4%のゾーンを上抜けしつつあるベライゾンの株価、非常に面白い値位置にあります。

ベライゾン株に興味があるならマネックス証券がオススメ

 ベライゾン・コミュニケーションズは、アメリカのニューヨーク証券取引所に上場しています。ベライゾン株は、日本の証券会社でもアメリカ株の取り扱いがあれば、購入可能です。
 
 チャート・パターン的にも面白い値位置にあるベライゾン株ですが、そんなベライゾン含めアメリカ株に興味があるなら、マネックス証券がオススメです。手数料的に一番安いですし、銘柄数も豊富です。ベライソン株に興味を持たれたようなら、マネックス証券を一度覗いてみてはいかがでしょうか?

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まとめ

 ベライゾン株のチャート・パターン、チャート屋的には非常に興味深いパターンとなっています。日本株と違って、アメリカ株は全体的に堅調なので、ヒョットすると本当にネットバブル期の最高値を更新したりして。それが現実になると、やはりアメリカの株式市場はダイナミックだなぁ、と間違いなく思ってしまいますね。

 ベライゾンは今後ヤフー・ジャパンの交渉の窓口ともなりますので、今後日本でもその名前を聞く機会が多くなりそうです。

 ベライゾン・コミュニケーションズと言う会社、そしてその株価。今後の行方は非常に興味深いですね。

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