コインチェックはGMOクリック証券並みの資産規模?NEM流出で460億円を返金へ

Sponsored Link

コインチェックで仮想通貨NEMが不正アクセスで約580億円分が流出。顧客への対応が注目の中、同社は約430億円を現金で返済と表明。

返済の時期については具体的に明らかにされていませんが、ユーザーからは安堵の声も。しかしながらベンチャー企業のコインチェックに430億円もの資金負担ができるのかは、不安が残るところ。

ものは試しにFXの世界最大手GMOクリック証券を傘下に持つGMOクリックフィナンシャルHDの決算書を見てみると、GMOクリック証券並みの体力があればどうにか430億円の資金負担は可能ではあります。

コインチェックのNEM流出問題、今後どんな経緯をたどるのか注目を浴びますが、返金問題についてGMOクリックFHDの決算書を見ながら考えてみました。

コインチェックから580億円相当のNEMが流出

丁度26日(金)に出張していたのですが、夕方に流れていたのがコインチェックでNEMの取引が中止になっている、とのニュース。NEMの取引き程度なら大ごとではなさそう、と思い、その後夜の会合に出かけて、宿泊先への移動の最中にスマホでニュースをチェックしたら驚きました。580億円相当のNEMが流出で、NEMだけではなく他の仮想通貨の取引及び出金もできない状況。

あらやっちゃったのね・・・、と仮想通貨取引所ではマウントゴックス他、世界の仮想通貨取引所でタマに発生する流出騒ぎの1つではありますが、それにしても580億円相当との額は驚き。

これはもう返金なんてできないでしょ、と思っていたら、更に驚きのニュースが。

NEM保有の約26万人に対し463億円を日本円で返金、とコインチェックが発表。

コインチェックはNEM保有者に463億円を日本円で返金できるのか?

コインチェックは、NEM保有の約26万人に対し463億円を日本円で返金、と発表したことにより、一旦安堵感が広がった状況ではありますが、それでも、本当に返金できるのか?、と言うのが正直な思い。肝心な返金時期については、具体的な発表はまだありませんし。

数百億円単位で返金するって、そんなお金コインチェックにあるのか?確かに預かり資産数千億円と言われている同社なので、資産規模から見れば数百億円捻出するのは可能ですが、要は顧客の資産が大半と考えるのが普通であり、金融庁の目が光っている中で他の顧客の資産を使ってNEMの返金を行うのは実質的には不可能。

同社は、返金のための十分な現預金はある、とコメントしていますが、それ会社にお金ではなくユーザーの資金じゃなかろうか・・・、と思ってしまいます。

ここ半年程度でトンデモナイ勢いでユーザーが流入しているので、コインチェックが鬼のように利益を上げている可能性は否定できません。よって実は手元の資金で十分返金できますよ、との可能性はあります。けど取引所ビジネスって、確かに手堅く利益は上げられても、ぼろ儲けできるビジネスではありません。コインチェックは上場会社ではないので、決算書が開示されていないので、実態は分かりません。

こんな時によく使われるのが、似たような業界の企業との比較。パッと思いついたのは、世界No1FX会社のGMOクリック証券を傘下に持つGMOクリックフィナンシャルHD(以下、GMOクリックFHD)。GMOクリックFHDの決算書を見ると、同社程度の資産があればコインチェックの463億円返金、どうにか対応できるので、ご紹介まで。

GMOクリックフィナンシャルホールディングスの2017年3月期決算内容

GMOクリックFHDの2017年3月期の決算は下記の状況です。(GMOクリックFHD平成29年3月期決算短信

2017/3期 
・売上高26,196百万円、経常利益8,928百万円、当期純利益6,159百万円
・営業C/F5,421百万円、投資C/F▲4,335百万円、財務C/F6,441百万円、現預金等期末残高42,087百万円

GMOクリックFHDが傘下に持つGMOクリック証券は世界No1の取引量を誇るFX会社です。そして現在は通常のネット証券会社としても、徐々にシェアを高めている状況。

分かり易く世界No1のFX会社と考えると、その会社の年間の経常利益は約100億円程度(16/3期は106億円と同水準)。

今回のコインチェックの返金問題、要は現金=手金で返せるかどうかが問題なのですが、GMOクリックFHDの場合、17/3期末時点で現預金等が420億円あるので、右から左に430億円支払いは無理でも、体力的にはどうにかできる水準。

約760億円の借入金はあるものの、借り入れ新規で起こして手元の流動性を確保しておけば、430億円返金するってできてしまいます。GMOクリックFHDの並みの企業体力があれば、コインチェックの返金対応は可能、と言うことになります。

尚、GMOクリックFHDは17/3期末時点でユーザーからの預託金が2,600.億円存在しているので、現預金は預託金とは別勘定となっています。コインチェックもユーザーからの預託金であれば千億円レベルでの金額が存在している可能性大ですが、コレはあくまでも顧客の所有物であって会社が勝手に処分できる資産ではありませんので、ご注意を。

コインチェックにGMOクリックFHD並みの体力があるのか?

コインチェックは未上場会社なので、決算書の開示はなされていません。よってコインチェックの財務状況は、想像で語るしかありません。

世界最大手のFX会社GMOクリックFHD並みの体力があれば、NEMの返金を現金で行うことも可能、と言うのは一つの理解には繋がりますが、実際のコインチェックの状況はどうなのよ、と言うのは分かりません。。。

客観的にベンチャー企業のコインチェックにGMOクリックFHD並みの体力があるとは思えませんが、ここ半年程度で鬼のように利益が出ている可能性は否定できないのが、仮想通貨界隈の恐ろしいところ。けど、コインチェック自体は仮想通貨は持ってない、との発言をどこかで見たので、コインチェックが仮想通貨でトンデモナイ含み益を持っていて、その含み益を吐き出して現金を捻出する、と言う訳ではなさそうです。

Sponsored Link

M&A的には絶好の出物が出ている状態

M&Aの観点ではコインチェックのNEM流出、絶好の出物が出ている状態。業界最大手の企業が不祥事で困っている状況であり、通常であれば不可能な業界最大手企業のM&Aが可能な状況です。

お安く手に入れる、というのはハードル高いかもですが、それでも仮想通貨取引市場に参入の企業が多い中、特に大手グループであればコインチェックをこの機会に買収して傘下に加えれば、一気に業界最大手の位置を占めることが可能になります。

やらかしてしまったコインチェックなので、大手の傘下入りはユーザーにとっても安心感に繋がりますし、金融庁も安心できます。

コインチェックが430億円を現金で返金する、ってコメントしているの、既にM&Aの話が進んでいて、その程度の現金を得られる見込みがもうついているのでは?、と想像してみたり。ま、分かりませんが、コインチェックには色々な会社が様々な形でアプローチしているのは容易に想像できます。

まとめ

仮想通貨取引所大国の日本で発生したコインチェックのNEMの流出。580億円相当との金額に驚かされましたが、発生してしまったものは仕方ないとして、会社側が表明している430億円の現金での返済本当にできるのか?、というのが目下最大の注目点となっています。

FX最大手のGMOクリックFHD並みの体力があれば、どうにかなる、と言うことは理解のための1つの参考となりますが、本当にそんな体力がコインチェックにあるのかは分かりません。

コインチェックのNEM流出騒動とそして返金騒動、果たしてどんな形での着地となるのか、今後注目したいと思います。

・仮想通貨で一気に資産倍増、とはなりませんが、着実に資産増加を目指すなら税制が優遇されるiDeCo(個人型確定拠出年金)がオススメです。SBI証券はiDecoで豊富な投資信託を揃えています。まずは資料請求して内容を確認してみてはいかがでしょうか?
SBI証券のiDeCo詳細を見てみる

関連記事:SBI証券のiDeCoが残高に関係なく手数料が無料になった!

スポンサードリンク
スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です