今後の日本経済の行方は?GDPがマイナスへ、10~12月の数字がポイント

 2015年4~6月のGDP速報値が1.6%減とマイナスに。景気回復を言われていた日本経済の行方はどうなる?

 とりあえず7~9月はプラス成長になりそうですが、問題は少し先の10~12月。秋に日本郵政上場という株式市場の一大イベントが終わっている、2015年の冬以降、景気の行方、そして日本株の行方に注目せざるを得ません。

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GDPは7~9月は回復の見込み、問題は10~12月

 約1週間程、当サイトもお盆休みをいただいていました。例年通り8月は株も為替も特に市場は動かずで、マーケットは夜のニュースで見る位。8月と12月はマーケットは見るに限ります。

 そんな中で一番気になったのは、日本のGDPが4~6月はマイナスだったニュース。景気回復どころか景気後退じゃないかよ、オイ。

 GDPの6割を占める個人消費の落ち込みが激しく、4~6月の日本経済はマイナス成長と相成りました。

 ただし新聞やテレビを見ていると、景気の落ち込みは一時的なモノ、との報道が多いですね。まぁそりゃそうでしょ。足元の7~9月は猛暑の影響でエアコン始め消費は旺盛、そもそも夏休みで消費増える時期だし。それに訪日外国人の消費も以前として活発で、7~9月のGDPの数字がマイナスだったりすると、実は日本経済はトンデモナイ状態、ということになってしまいます。

 けど、そんな半分素人でも容易に想像できる7~9月の見通しはさておくと、問題は10~12月。まだ少々先ではありますが、10~12月のGDP→年明けに発表される数字、正直少々心配。
 10~12月、確かにクリスマスや年末はありますが、夏休みや猛暑程のインパクトは個人消費にとってはありません。それに利下げが発表され、思ったより悪化していると全世界に対して発表してしまった中国の景気悪化、当然その影響も各方面(企業の輸出、中国人観光客の爆買い等)に影響があると考えられ、4~6月のGDPの数字が日本経済の素の力と考えれば、何かしらの底上げ無しでは、10~12月は再びマイナス成長になる可能性が高いのではないかと。

 4~6月マイナス、7~9月プラス、10~12月マイナスでも、3四半期ならすとプラスでした、という可能性はありますが、政府の景気回復というのは、そーいうレベルの低い話ではないと思うのですが・・・。

秋の日本郵政上場までは株高は継続するのでは?

 日本経済の動向は、少々危うくなりつつありますが、ただし株価はGDPのマイナス発表でも、それほど反応せず。まぁ8月相場、ということもありますが、マーケットはとりあえずは、7~9月の景気回復を織り込んでいるようです。

 そして日本の株式市場、秋に控えているのが日本郵政グループ3社の上場。既に11月4日に上場か?、との報道もされていますが、郵政グループ3社の同時上場が、日本の株式市場の秋のメインイベントとなるのは間違いありません。

関連記事:日本郵政の上場(IPO)、時期や株価等の各種情報まとめ

 公的資金の買い上げで株高となっている、現在の日本の株式市場。メインイベントの秋の郵政3社の上場が控えており、少なくともメインイベントが終わるまでは、景気動向はさておき、需給と言う観点で株高は続くのではないかと(戦争等の外部要因が発生した場合は除く)考えますが、果たして?

 株価は景気の先行指標と言いますが、さりとて相場は基本的に需給で決まるため、需要が多い=株を高くしておく必要がある(少なくとも郵政の上場までは)となれば、株価は簡単には下がりません。

 政府としては、郵政3社の上場成功は至上命題であり、簡単に日本の株価が下がってもらっては困る状況になっています。

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年明けの景気悪化判明なら郵政上場は滑り込みセーフ

 郵政上場が秋に終わると、政府としては株価対策もとりあえずはヤレヤレという所。郵政上場の暁には、その郵政自体に日本株を買ってもらって、というのが政府のシナリオっぽいですが、いずれにしても2015年の日本株最大のイベントは秋の郵政3社の上場で終了。

 本格下落となるか、戻りとなるかはさておき、郵政上場後は一旦日本株は下落を入れてもおかしくはないタイミングとなります。

 そして7~9月のGDPの数字は良いとして、10~12月のGDPがやはりマイナスでした、となるとその数字が出てくるタイミングは2016年初。

 郵政上場後であれば、GDPのマイナスは日本経済の真の姿でございます、と認めるのもやりやすい訳ですが、さてどんなもんでしょ。

15.8.18景気s-min
日本郵政の上場後は景気も株価も暗雲?

実感なき景気回復は終了?

 現在の景気回復、実感なき景気回復、と言われていますが、そもそもの景気回復が無くなってしまえば、「実感なき」という枕詞も使えなくなってしまいます。そして日本経済は景気後退=不景気な時代に突入ということに。

 と、ここまでは非常に分かり易いストーリーですが、本当に景気後退、と言うことになれば、日銀の追加緩和の話題も当然現実味を帯びて来るため(それがいいか、悪いかは別問題)、上記のままいくとも思えません。
 少なくとも、日銀は前回消費税アップの援護射撃のつもりで打った追加緩和が、今となっては勿体ない事したなぁ、という事態にはなっていますが。

 更に金融緩和で円安が進むと、さすがに日本経済に悪影響が出そうですし。これ以上の円安は、さすがにどの方面も望んでいないのでは?景気後退となると、日銀にとっては、非常に悩ましい事態が到来、ということになりそうです。

まとめ

 株価は上がっても、我が暮らしは楽にならないし、物価は上がるし、景気はそんなに回復してないよね、と思うアベノミクス景気。そろそろ終わりが見え始めてきているのかもしれません。

 ともあれGDPは7~9月の回復が大前提として、10~12月の少し先の数字に注目。そして今年秋の郵政上場後、2016年初の景気と株価はどうなっているのか?

 当面目を離せなくなりそうです。

FivoCat
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