LINEの2013/12期と2014/12期の決算書、さすが儲かってます!

 LINE株式会社の2013年12月期と2014年12月期の決算書を発見。さすが儲かってます!ただし少々気になる点も。

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 上場する上場する、と言われているものの、上場がなかなか具体化しないLINE株式会社。
 
 上場のハードルは収益面より資本面だろうなぁ、と思っている管理人、以前LINEの上場に対する問題点を記事にしています。

 ただし、以前からズーット、LINEって本当に儲かっているのか?、と思っていたんですが、先日LINEの決算書が官報に掲載されていることを発見。官報から数字抜き出して、自分の備忘録を兼ねてLINEの決算書の数字をご紹介。
 
 さすが、騒がれるだけあって1年で経常利益は約2.8倍。経常利益は約200億円です!

LINEの損益計算書、経常利益は約2.8倍に、えらく儲かってます

 下記がLINE株式会社の2013年12期と2014年12期の損益計算書(P/L)。

15.5.14LINEのPL2期分-min

 さすがでございます。えらく儲かってますなぁ。特に2013/12期→2014/12期で経常利益が約2.8倍になっているのは、ご立派の一言。経常利益で約200億円出して、バッチリ税金も65億円程納めていただいてます。

 LINEは収益面だけ見れば、十分上場に値する会社、と言えます。

 LINE上場か?と騒がれる理由、これで漸く納得できました。

 ただ少し意地悪を言えば、今季の2016/12期は果たして経常利益3倍というような成長ができるのか?さすがにこれだけ普及したLINE(去年はツムツムもえらく流行ったし)、同じような成長曲線を描くのは厳しいような。
 そういう意味では、制度面の問題をさておくと、2013/12期決算でもって上場申請して、2014/12期は経常利益が約3倍になります、というエクイティストーリーで上場するのが最良だったような気がします。であれば、巷で言われている、上場時時価総額1兆円というのも、あながち夢ではなかったのかもしれません。

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LINEの貸借対照表、流動負債の多さが気になります

 次にLINEの2013年12期と2014年12期の貸借対照表(B/S)を見てみます。

15.11.9line13年12期BS-min
LINE13/12期貸借対照表

15.11.9line14年12月期BS-min
LINE14/12期貸借対照表

 官報に記載の決算書なので、詳細な分析はできませんが、2014/12期から2015/12期にかけてB/Sが+530億円膨らんでいます。当期純利益が121億円なので、4倍以上の膨らみ。資本金増えていないので、約380億円負債を増やしています。
 そして流動資産+260億円、固定資産+270億円。LINEのようなビジネスで270億円も固定資産増やして何しようとしてるんでしょ?

 元々2013/12期時点で負債が327億円と結構な負債を抱えていたLINE。2014/12期に当期純利益121億円と大きく儲かったのは分かりますが、それにしてもここまでしてB/Sを膨らませるのは何故?

 ええ、設備投資が必要な会社ならその意味は分かります、けどLINEって基本的に莫大な設備投資が必要な会社じゃないですよね。うーむ、個人情報保護の観点から一部で問題が指摘されている、サーバが韓国にある問題、これを全面的に日本に持ってくるための投資、というのであれば分かりますが、そんな話は聞いたことないし。
 
 固定資産、恐らく福岡のLINEビル建設関係かな、と思いますが、であれば、財務的には時期尚早の感が。ええ、地域貢献等の事情は分かりますけど。ただLINEの福岡ビル(博多の一等地にあります)も工事が止まっているようですが。

「LINE福岡社屋、思わぬ逆風 着工遅れの理由は」(西日本新聞)

まとめ

 以前から気になっていたLINEの決算書、丁度タイミングよく発見したので、ちょっとしたコメントを添えてのご紹介でした。

 しかしさすが騒がれるだけのことのある会社で、2013/12期→2014/12期の利益の伸びは目を見張るものがあります。けどB/Sはちょっと気になるんだよなぁ。

 LINEは果たして本当に上場することができるのか?管理人としては非常に興味のあるテーマであり、今後も継続的に追いかけていく予定です。

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