漫然と証券会社を選んでいませんか?証券会社は株の売買ができればそれでよし、とおっしゃるベテラントレーダーは結構ですが、なんとなく選んだ証券会社を使っているなら、一度立ち止まってトレードする証券会社について考えてみませんか?
管理人が使ってきた+使っている証券会社を、独断と偏見でタイプ別にピックアップしてみました。
概要
約定力と手数料のバランスが取れたカブドットコム証券
以前は売買手数料が高いイメージのあったカブドットコム証券ですが、現在の売買手数料は業界でも安値の部類に入ります。
何と言ってもカブドットコム証券の特徴は、約定力!実は証券会社によって、約定力に差があるの、ご存知でしたか?大手証券会社であれば、当然のようにできる株の売買の約定。ネット証券だと、一瞬遅れたりするケースがままあります。これはデイトレーダーやシステムトレーダーにとっては致命的。
そこまで取引せずとも、指定した価格で約定できる、という安心感は何者にも変えられません。
案外見落としがちな約定力という視点。売買手数料と約定力のバランスを考えた時、カブドットコム証券がイチオシです。
売買手数料は下記となっています。
~10万円の場合→手数料90円
~30万円の場合→手数料250円
~50万円の場合→手数料250円
~100万円の場合→手数料900円
株、FX、CFDと総合的に使うならGMOクリック証券
GMOクリック証券は元々FXに強い証券会社。最近は株のトレードにも力を入れています。
株だけでなくFXやCFDもトレードする方には、他の証券会社に資金を動かす手間を考えれば、GMOクリック証券がイチオシ。同一口座内で即資金移動ができて、株・FX・CFDと取引タイミングを逃しません。
約定力も優れており、現在の管理人のメイン口座。売買手数料は下記となっています。
~10万円の場合→手数料88円
~30万円の場合→手数料241円
~50万円の場合→手数料241円
~100万円の場合→手数料436円
IPO投資を手掛けるならSMBC日興証券
信頼の大手証券会社で当然約定力も優れています。
大手証券会社=売買手数料が高い、というイメージがありますが「ダイレクトコース」であれば、他ネット証券並みの手数料で大手証券会社のシステム上でトレードができます。
SMBC日興証券の最大の売りはIPOに強い点。IPOの主幹事数が2014年8件→2015年21件と急増しており、IPO投資には欠かすことのできない証券会社となっています。
通常の株のトレードをしながら、IPO投資も手掛けるというのであれば、SMBC日興証券がイチオシです。
大半の方がお世話になるであろう「ダイレクトコース」の売買手数料は下記。
~10万円の場合→手数料125円
~30万円の場合→手数料250円
~50万円の場合→手数料400円
~100万円の場合→手数料800円
用意しておきたいSBI証券
ネット証券で最大手とも言えるSBI証券。SBI証券は信用口座・オプション口座を開設すると無料で利用できるHyperSBIの機能が非常に使えます。
各証券会社で色々なツールがありますが、HyperSBIは価格帯別出来高を見るのに最も適しています。株価の動きのサポート&レジスタンスを発見するのに重宝する価格帯別出来高を見ながらトレードするなら、SBI証券がオススメ。
価格帯別出来高については下記もご参考ください。
また当然、ネット証券大手として満遍なく利用できる機能を有しています。売買手数料は下記となっています。
~10万円の場合→手数料139円
~30万円の場合→手数料272円
~50万円の場合→手数料272円
~100万円の場合→手数料487円
SBI証券のHyperSBIの価格帯別出来高はトッテモ見やすいんです
とにかく売買手数料にこだわるならライブスター証券
一度株を買ったら当面売らずに持ったままなので、とにかく売買手数料が安い証券会社を探している、というのであればライブスター証券がオススメ。
1約定当たり売買手数料はいずれの水準でも、業界最安値です。とにかく手数料を安くあげたい、というコストを最重要視される方は、まず手数料をご覧になって下さい。
~10万円の場合→手数料80円
~30万円の場合→手数料180円
~50万円の場合→手数料180円
~100万円の場合→手数料340円
アメリカ株への投資にもチャレンジするならマネックス証券
アベノミクス相場で上がった日本株ですが、2016年に入り失速。しかしながらアメリカ株は、先進国にもかかわらず若年層の増加という優位性が背景にあり、景気は比較的よく、株式市場も安定しています。それに何と言ってもアメリカは世界最最大の株式市場を有しています。
日本株はもちろんのこと、アメリカ株への投資も興味がある、というのであればマネックス証券がオススメです。
当然、日本株の取引にも十分使える証券会社です。手数料は下記のようになっています。
~10万円の場合→手数料100円
~30万円の場合→手数料250円
~50万円の場合→手数料450円
~100万円の場合→手数料1,000円(成行注文の場合、指値は1,500円)
GPIF等のクジラ買いに左右される日本市場はどうも・・・、と感じているようなら、アメリカ株も研究してみるもの一つの方法だと思います。
尚、アメリカ株への投資は下記で詳しく取り上げています。
最初に1つだけ選ぶならカブドットコム証券
マニアックな内容の当サイト、既に証券会社の口座は持ってるよ、という方が多いと思いますが、今は株の勉強中で今後口座開設する予定、という方がおられれば、最初に口座開設するのはカブドットコム証券がオススメ。
何と言っても口座開設が簡単でスピーディーにできます。また手数料も安いですし、約定力も優れているので、株式投資デビューに一番優れている、と考えています。
約定力ってどこでも一緒のような気がしますが、FXほどでないにせよ、会社によって違ってくる時があります。始めの頃はまず気付きません。知らぬが仏、という話もありますが、少しでも不利にならずに=余計な心配をせずに株の取引するためには、約定力の高い証券会社を選ぶ必要があり、手数料とのバランスを考えると、カブドットコム証券から入るのがよい、と考えます。
まとめ
証券会社をうまく選んでも、それでそのまま株式投資で勝てるようになる訳ではありません。ただし漫然と選んだ証券会社で取引をしているのであれば、一度立ち止まって自分に最適な証券会社を考えてみる機会を設けても損はありません。
その結果、もっと自分に適した証券会社があればメッケもの。
管理人はデイトレードはしないので、デイトレード目線だともっと違う選択肢もありますが、タイプ別に4社の証券会社をピックアップしてみました。
大切なお金を使って行う株式投資。納得いく証券会社を選んで取引したいものですね。