iDeCo(イデコ)でも金が買える!SBI証券、楽天証券、松井証券で購入が可能

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65歳まで引き出しできない一方で、税制優遇を受けながら様々な商品に投資できるiDeCo(イデコ)は、金を投資対象として取り扱う証券会社も存在します。2021年9月時点では、SBI証券、楽天証券、松井証券のiDeCoで金に投資が可能です。

長期投資に適しているといわれる金について、iDeCoで取り扱いのあるSBI証券、楽天証券、松井証券の3社の商品内容について解説いたします。

金融資産としての側面もある金

ピッカピッカに輝く金ですが、金も金融資産としての側面があります。金のETFはまぁまぁ有名ですし、金のCFDもあります。また貴金属会社は現物の金の積立投資も行っています。あとマニアックな所だと金貨の投資なんてのもあります。

金価格は商品特性として世界的な景気と逆相関する傾向があるため、資産の一部を金で持っていると景気後退局面で利益が出る可能性もあります。

ただし金は長期視点での投資が必要であり、短期視点での投資はよほど腕に自信がなければオススメしません。(金投資は単独で投資論を語ることができる奥深い世界です)

iDeCoで金に投資したい、SBI証券・楽天証券・松井証券で取り扱い

ETFやCFDで金投資を管理人は行ってきましたが、自身のiDeCoで金に投資できないか、とフト思いました。iDeCoは長期視点での投資が前提なので、金投資と相性が良いハズ。

現在のiDeCoの証券会社を変えるかどうかはさておき、iDeCoで金に投資できる証券会社を探してみよう、ということで調べてみました。その結果、iDeCoで金に投資できるのは下記3社と判明。(地銀のiDeCoは調べていません)

・SBI証券
・楽天証券
・松井証券

iDeCoで最多の商品ラインナップのSBI証券はさすが。またSBI証券に次いで多彩なラインナップの楽天証券も金投資が可能。また意外な所で松井証券も。松井証券は2020年10月にiDeCoのラインナップを12→40本に大幅に拡充しており、その際に金への投資も可能になっています。

ただし3社いずれもiDeCOで金に投資可能ですが投資対象となる投資信託は異なります。

SBI証券→三菱UFJ純金ファンド

・三菱UFJ純金ファンド
・委託会社 三菱UFJ国際投信
・信託報酬(税込)/年 0.99%程度
・決算日 1月20日
・純資産 596億円(2021年9月)

ファンドの特徴(抜粋)
ETFである「純金上場信託(現物国内保管型)」を主要投資対象として、我が国の取引所における金価格の値動きをとらえることを目指す。

楽天証券→ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)

・ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
・委託会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
・管理費用(含む信託報酬) 年率0.895%
・決算日 8月20日
・純資産 45億円(2021年9月)

運用方針(抜粋)
主として金現物拠出型上場外国信託「SPDR ゴールド・シェア」への投資を行うと共に、その投資金額相当額の米ドルについて原則として為替ヘッジを行うことにより、参考指数とする金地金価格を示す「LBMA午後金価格(1トロイオンス当たり/米ドルベース)」の円ヘッジベースの動向を反映する投資成果の獲得を目指す。国債を中心に日本の短期公社債等にも投資を行う。

金現物拠出型上場外国信託「SPDR ゴールド・シェア」は金投資を行う際の王道的な金融商品です。海外のETFであり為替ヘッジしながら「SPDR ゴールド・シェア」に投資を行うという商品設計です。

松井証券→ゴールドファンド(為替ヘッジあり、為替ヘッジなし)

・ゴールドファンド(為替ヘッジあり、為替ヘッジなし)
・委託会社 日興アセットマネジメント
・信託報酬 年率0.407% 
・決算 7月8日
・純資産 為替ヘッジあり97億円、為替ヘッジなし80億円

運用方針(抜粋)
「ゴールド・マザーファンド゙」を通じ、主として日本を含む世界の金融商品取引所に上場されている金地金価格への連動をめざす投資信託証券に投資を行う。実質外貨建資産については、為替変動リスクの低減を図るため、原則として対円での為替ヘッジを行う。(為替ヘッジありの場合)

松井証券は為替ヘッジの有無を選べるため、実質的には2種類の金投資の選択肢があります。ただし為替ヘッジの有無以外は同じ商品設計です。

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3社を選ぶ際の着目点

上記から金投資を行う際の3社の着目点を2点取り上げます。

①手数料

各社のサイトの表現をそのまま利用しているので、

SBI証券 信託報酬(税込)/年 0.99%程度
楽天証券 管理費用(含む信託報酬) 年率0.895%
松井証券 信託報酬 年率0.407%

としています。一見すると松井証券が最も安いです。

もう少し詳しく見ると、

SBI証券→信託報酬 年率0.55%+投資対象ETFの純資産総額に対して年率0.44% = 0.99%程度
楽天証券→信託報酬 年率0.495%+投資対象ETFの純資産総額に対し年率0.4% = 0.895%
松井証券→信託報酬 年率0.407%+その他手数料として年率0.1%を乗じた額(※) = 0.507%
※ファンドの日々の純資産総額に対して年率0.1%を乗じた額の信託期間を通じた合計を上限とする額

一見すると松井証券が手数料は最安ですが、松井証券のゴールドファンドはマザーファンド方式であり、直接ETFは購入しません。よってETF購入による手数料は計上されませんが、マザーファンドから支払いはなされています。それを加味すると3社でそれほど手数料に差はありません。

②為替ヘッジの有無

SBI証券は国内ETFの投資のため、実質的な為替ヘッジがなされています。よって松井証券の「為替ヘッジなし」を選んだ時のみ為替ヘッジがありません。

有事の金といわれることがありますが、有事の際は金が買われる傾向があります。またそれと同時に通貨として信頼されている円も買われる傾向にあります(スイスフランも同様)。よって有事で上昇する際は、金高(↑)・円高(↑)となる傾向があります。

円建てで金と円が同時に買われると値動きとしてはブレーキがかかる形となります。金高↑+円安↓となるケースが、最も値動きが出ます。金の商品特性上、金と円は連動する傾向にあるため、パフォーマンスを追求するなら「為替ヘッジなし」を選ぶことでパフォーマンスが高くなる可能性が高まります。

3社の取り扱う金を投資対象とする投資信託は各社商品が異なりますが、絶対的に何か大きな違いがあるかといえば、小さな違いが複数ある、という程度です。違いを知った上で、そんなに細かいことはこだわらない、と判断するか、やはり細かい部分もこだわりたい、となるのか、それは自己判断となります。

まとめ

iDeCoについてSBI証券や楽天証券の商品ラインアップの豊富さは有名ですが、2020年10月以降は松井証券も内容を充実させています。実際に金も「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジあり」の2種類を用意しています。

iDeCoで金に投資する、って相当マイナーな投資かもしれませんが、金は様々な金融資産にポートフォリオで長期に投資する際に特に海外では必要不可欠となる金融商品です。

長期投資前提のiDeCoで金投資を手掛けようと考えたらな、SBI証券・楽天証券・松井証券の3社からの選択となります(2021年9月時点)。

以上、ご参考になれば幸いです。

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