SBI証券のiDeCo(確定拠出年金)が預かり資産金額(残高)に関係なく手数料が無料となりました。更に他社からSBI証券のiDeCoに移管の手数料も無料に。手数料が抑えられ、また運用可能な投資信託のラインナップが豊富なSBI証券のiDeCo。
手数料を安く上げつつ、長期視点での資産運用先としてSBI証券のiDeCoはオススメです。
概要
SBI証券のiDeCoは殆どの手数料が無料に
豊富な投資信託のラインナップを揃えており、自由度の高いポートフォリオ設計が可能なSBI証券のiDeCo(確定拠出年金)については、以前記事にしています。
関連記事:投資信託のラインナップが豊富なSBI証券の確定拠出年金(iDeCo)
そんなSBI証券のiDeCoですが、2017年5月19日より何と殆どの手数料が無料となりました。元々残高50万円以上の方は口座管理料が無料でしたが、5月19日より殆どの手数料が無料となっています。
下記がこれまでと、5月19日以降の手数料の比較となります。
「口座開設手数料(以前→17/5/9以降)」
加入時・移管時 1,080円→0円
運営管理機関変更時 1,080円→0円
「口座管理手数料(月額)(以前→17/5/9以降)」
残高50万円以上 0円→0円
残高50万円未満 324円→0円
運用益に税金がかからない一方、60歳以降とならないと引き出せないiDeCoですが、長期運用となるだけに案外手数料がバカになりません。
実は管理人のiDeCo口座は、拠出資金の1.5倍程度になっていて(アベノミクス様々です)、現在は殆ど現預金になっています。ただ年間4000円近くの手数料を払っており、もったいないなぁ・・・、と思っていました。必要経費と割り切っていましたが、SBI証券のiDeCoは移管手数料も無料になったので、今回移管を真面目に検討しようと思っています。
SBI証券のiDeCoは商品ラインナップも豊富
管理人のiDeCo口座、今は殆ど現預金ですが実は金のETF的な投資信託があれば買おうと思ってました。ところが現在のiDeCo口座の先には金価格連動の商品がありません。。。商品連動のファンドあるにはあったのですが、金価格というより原油価格連動の商品。
原油価格はアメリカでシェールオイルが産出されるようになって、既にゲームのルールが以前とは変わってしまっていると考えている管理人、ココから先目指せ原油価格100ドルみたいなことはないと考えており、よくて50ドル近辺をウロウロするくらいかな、と思ってます(ただし原油は全くの素人なので、間違っても責任取れません)。そんな訳で、原油価格連動の投資信託を買っても全く儲かるイメージがなく、やむなく相変わらずiDeCo口座は現預金にしている経緯があります。
SBI証券のiDeCoは金価格連動の投資信託も存在
豊富な投資信託のラインナップを誇るSBI証券のiDeCoですが、バッチリ金連動の投資信託も存在しています。それが「三菱UFJ純金ファンド」。
“国内の取引所における金価格の値動きをとらえることをめざします。現物投資として人気のある金への投資を年金運用にも取り入れていただく機会として選定。”
と、説明にあります。(SBI証券iDeCoサイトより)
金の価値は世界共通です。しかし世界共通故、為替の影響が生じます。金融市場では金はXAUと表されますが、アメリカで買えばXAU/USD、ヨーロッパ(ユーロ圏)で買えば、XAU/EUR、日本で買えばXAU/JPYになります。
投資信託によってはドル建ての金価格に連動のファンドもありますが、「三菱UFJ純金ファンド」は円建ての金価格に連動。日本人の管理人にとっては、為替の影響を受けることなく、ストレートに金価格の価格上昇の恩恵を得ることができます。当然相場性商品なので、損する可能性もありますが、金は上がったのに円高になって結局損益トントンという事態は避けられます。
管理人がSBI証券のiDeCoに口座移管真面目に考えたの、手数料が無料になったことも大きいですが、金価格の投資信託があったことも大きいです。
ただし手数料が完全にゼロになる訳ではないので注意が必要
SBI証券のiDeCoの手数料改定によって、SBI証券が徴収する手数料の殆どが無料化されることになりました。
しかしながら全ての手数料が完全にゼロになる訳ではないので注意が必要。SBI証券のサイトにも記載がありますが、国民年金基金連合会や資産管理サービス信託銀行に支払う手数料は発生します。
よってSBI証券のiDeCoに口座移管したからといって、完全に手数料がゼロになる訳ではなのでご注意ください。ただしそれでも、他社に比べて非常に安いことには変わりありませんが。
まとめ、金融商品の手数料をバカにしてはいけない
投資信託始め、金融商品の手数料ってバカになりません。損してるように見える投資信託も、実は手数料を考えてみるとプラスだった、ということが普通にあります。
長期投資が目的となるiDeCoは税制も優遇されており、超長期の資産運用先としては非常に優れた制度となっています。しかしながら当然、各社は手数料を徴収しています。
運用の良し悪しはiDeCoの場合、個人の腕前にかかっていますが、そうであれば管理するだけの会社の手数料は安いに越したことはありません。
ネット系証券会社のSBI証券、大手証券会社や銀行系のiDeCoと比べるとリアルではあまり知られていない存在ですが、手数料の安さ及び投資信託のラインナップからオススメできる先です。
様々なお付き合いでiDeCoに入っている方もおられるでしょうが、まずは一度資料をご覧になってSBI証券のiDeCoについて中身をご覧いただいてはいかがでしょ?手数料の安さと運用の自由度の高さに驚かれると思いますよ。
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