2022年2月からROBOPROで10万円の運用を開始しており、8月で半年が経過しました。
運用開始から半年で気付いたROBOPROの注目点などを記します。ウクライナ危機により世界的な株価急落はありましたが、一時的なマイナスはあったものの概ねプラスで推移しており、満足できる運用内容となっています。
概要
ROBOPROの運用開始から半年が経過
米国の株式市場が下落を続ける2月に実際に10万円の資金を投じて運用を開始したROBOPROですが、8月に運用開始から半年が経過しました。
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ちなみに投資後1ヵ月での気付きは下記で記事化しています。
関連記事:ROBOPRO運用開始1ヵ月で気付いたメリットとデメリット
一時的にマイナス(含み損)となった時期もありましたが、米株式市場の上昇とともに多くの期間をプラス圏で推移しています。
基本的に投資したらホッタラカシで何もすることはありませんが、月に1回のリバランスは投資好きとしては純粋に見ていて楽しいです。
年前半の下落に対し7月からの米株式市場の回復も一服したと思われる8月ですが、運用開始半年を契機に気付いたことなどを記そうと思います。
米国市場の下落でROBOPROのパフォーマンスもさすがに一旦天井かもしれません。あと一歩で+10%でしたが。ただし今年2月スタートで+7%オーバーなら十分満足。ホッタラカシ投資としては上出来だと思います。https://t.co/Uwvf8RFPNp pic.twitter.com/V2H62hpfxr
— FiboCat@金融&投資ライター (@FiboCat) August 23, 2022
①ダイナミックにポートフォリオを入れ替えるのは本当だった
ROBOPROの運用説明の際に、ポートフォリオは大胆に入れ替わります、と説明を受けていました。コレは確かに本当でした。この半年は基本的には全世界株式中心のポートフォリオで進んできましたが、一時的に米国REIT中心のポートフォリオとなっていました。
結果的に米国REITの反発を取ることができていますが、大丈夫か?、と思わないでもありませんでした。基本的にホッタラカシで信じるしかないのですが。
昨年は新興株中心のポートフォリオの時期もあったようですが、運用商品は株だけではない、ということがポートフォリオの変遷を見ていると実感できます。ただしこの入れ替えは運用経験のある個人でも簡単には真似できません。さすがはAIエンジンという所です。
②相場の戻しを取るのが得意というのは本当だった
ROBOPROは、相場の戻しを取るのが得意、との説明も受けていました。正直な所、ほんまかいな、と思わないでもありませんでしたが、2022年のウクライナ危機発生後の株式市場の急落後、7月の戻りを捉えることに成功しています。
株式投資の観点ならもっと高いパフォーマンスが得られた可能性もありますが、運用スタンスでありそこは限界があり+7%程度に留まっています。
ただし結局+7%分のパフォーマンスの半分以上は7月以降の戻しで得ている形であり、ROBOPROは株式市場が戻しを見せる際の初動でパフォーマンスを稼ぐ仕組みの可能性もあります。ここは個人的に今後の検証テーマです。
③電子版ながら運用報告書が送られてくる
投資信託を保有すると運用報告書が定期的に送られてきますが、ROBOPROでも電子版の運用報告書が送られてきます。
ROBOPROが実際にどんなファンドで運用しているか、運用報告書を見ると一目瞭然です。そーかこのファンドを売買していたのか、と運用銘柄一覧を見ていると色々考えているのだなぁ、と気付くことができました。
運用報告書があるとは思っていなかったので予想外でした。
④相場の急変同時に臨時リバランスが行われる
相場の急変時には臨時リバランスが行われる、と聞いていました。前回リバランスが行われたのがコロナショックのあった2020年2月のようで、当面なさそう、と思っていました。しかし今年の3月のウクライナ危機発生により米株式市場は急落。その際にリバランスが行われました。その時に記事も書いているので、詳しくはそちらをどうぞ。
関連記事:金融市場の大きな変動時に行われるROBOPROの臨時リバランス、コロナショック以来のリバランスが行われる
ROBOPROの企業ホームページには“臨時リバランスを行いました”と記載がありましたが、メルマガや運用サイトには臨時リバランスの記載がなく、危うく見落とす所でした。だからといって何かできる訳ではありませんが、タマにしかないリバランスなので行ったらもう少し手広く知らせてもよいのでは、というのが率直な感想ではあります。
本当に臨時リバランスは行われるんだ、というのがこの半年で分かったのは運が良いかどうか分かりませんが、相場が急変したときはリバランスを気にしておくのがよさそうです。
⑤運用手数料は分配金でほぼカバーできている
株式を持っていると配当金がもらえるように、投資信託やETFでも分配金がもらえます。ROBOPROは1%の運用手数料が発生します。管理人的にはロボアドで1%の運用手数料はポートフォリオ構築+リバランスの自動化の手間を考えれば妥当と考えていますが、高いと感じる方がいるのも事実。
ただし、ROBOPROの運用手数料は分配金で概ねカバーできている状態です。よって投資資金が運用手数料でマイナスとなってしまう、という状態にはなりにくい仕組みです。
運用手数料がなければ分配金は丸々利益になる訳ですが、さすがに世の中そこまで甘くありません。ただ運用手数料が気になる方も、分配金で手数料のほとんどがカバーできるなら悪い気はしないのではないでしょうか?
なお、ROBOPROなどロボアドの運用手数料については下記記事をご参考ださい。
関連記事:ロボアドの1%前後の手数料は高いか安い?リバランスの手間を考えると高くはない
まとめ、個性の強い資産運用だが成果は出ている
2022年はプロとアマのいずれも多くの投資家が苦戦しています。2月のロシアによるウクライナ軍事侵攻で、これまでの相場環境が一変してしまった部分が大きいといえます。
昨年一斉を風靡したレバナス勢が一気に勢いがなくなるなど、苦戦を余儀なくされる投資家は少なくありません。
その中でROBOPROは月1回のリバランスに加え、ロシアによるウクライナ軍事侵攻後の相場急変時には臨時リバランスも行いながら、プラスの運用がなされています。
相場をはる、という観点では物足りないと感じる面もありますが、ホッタラカシの資産運用観点では2月から始めて8月時点で+約7%であり十分なパフォーマンスとなっています。
2月スタートでロシアによるウクライナ軍事侵攻があり、いきなり激動相場に突っ込んだ形となりましたが、変なことにはならずに進んでいます。今後も折を見て状況を書き留めようと思います。
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