不動産特化型ソーシャルレンディング、ラッキーバンクとオーナーズブックの比較

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 日本のソーシャルレンディング業界は現状、不動産絡みの案件から収益を上げているケースが非常に多くなっています。業界最大手のmaneoもSBIグループのSBIソーシャルレンディングも多くの案件が不動産案件、という所から見ても、それは明らかです。

 そして中には、不動産案件に特化、という非常に分かりやすいソーシャルレンディング運営会社も存在しています。その代表格と言えば、ラッキーバンクとオーナーズブック(OwnersBook)。
 ピークアウトの言われている不動産市場ですが、リスク覚悟で割り切れば資産(ポートフォリオ)の一部を不動産特化型のソーシャルレンディング案件に投資することで、高い金利収入を得ることができます。

 日本のソーシャルレンディング業界において、不動産特化、を謳っている、ラッキーバンクとオーナーズブックの比較を行ってみました。

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日本の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は不動産から収益を上げている

 クラウドファンディングというと、一般的には何かしら事業を開始したい人がこんなモノを作りたいから出資してください、と言うことでお金を投資家から集めて、成功したら成果物のモノを投資家に分配する、というイメージがあります。

 ただ上記の形は、所謂「購入型クラウドファンディング」と言います。日本ではミュージックセキュリティーズ社が以前から地道な活動を行っている分野です。

 そして現在話題になりつつあるのが、融資型クラウドファンディング、所謂ソーシャルレンディングと言われる分野です。ソーシャルレンディングは、何かしら事業を行いたい人や企業が、投資家からお金を借りて事業がうまくいけばその資金を金利を付けてお返しする、という内容になります。よって”融資型”クラウドファンディングと言います。

 極々簡単に言えば、ソーシャルレンディングは銀行等の融資業務がネット上で個人対個人(借り手は法人含む)で完結してしまいます。よって、ソーシャルレンディングが広まれば、銀行が必要とされなくなるのでは?、とも言われています。

 ただしソーシャルレンディングの分野は、海外では個人に対する貸し付け等、多くの分野で広まりつつありますが、日本では不動産関連の案件が非常に多くなっています。不動産は市況が良ければ相応の資金需要はあって、うまくいけば非常に儲かる分野。リーマンショックの際は、まだソーシャルレンディングの”ソ”の字もありませんでしたので、その後リーマンショック後の不動産市況回復と並走するように日本のソーシャルレンディング市場も拡大してきた経緯があります。

 実際に各ソーシャルレンディング運営会社の案件を見てみると、不動産への融資、不動産開発プロジェクトの融資、不動産会社への不動産といった、不動産に絡んだ案件がその多くを占めており、それは業界最大手のmaneoも例には漏れません。

 よって日本のソーシャルレンディング業界は、不動産からの収益に支えられている所が非常に大きい、と言えます。

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日本のソーシャルレンディング業界は不動産取引に支えられています

不動産案件に特化したソーシャルレンディング運営会社も存在

 そんな日本のソーシャルレンディング業界の中には、割り切ってしまって”不動産案件に特化”としている、ソーシャルレンディング運営会社も存在しています。その代表格としてはラッキーバンクとOwnersBook(オーナーズブック)の2社が存在。

 新興系の運営会社としては、得意とする不動産案件に特化することでより高いパフォーマンスを投資家に提供できる、と言うメリットがあります。また投資家の側としても、市場がピークアウトとも言われる不動産市場の中で、リスクはリスクとして割り切った形で高いパフォーマンスを取りに行くことができます。
 投資の世界、中途半端が一番よくありません。不動産特化案件で損は覚悟のうえでも高パフォーマンスを得たい、と腹を括れれば、非常に魅力的な案件を提供しているのが両社と言えます。

 そんなラッキーバンクとOwnersBook(オーナーズブック)の内容を見てみます。

ラッキーバンク(ラッキーバンク・インベストメント)

 ラッキーバンクは、ラッキーバンク・インベストメント株式会社が運営。設立は2014年5月のソーシャルレンディングベンチャーと言えます。主な概要は下記となっています。

社名 ラッキーバンク・インベストメント株式会社
設立 2014年5月1日
資本金 200,000,000 円
従業員数 7 名
代表者 中山翔平(代表取締役社長)
累計調達金額 約64億円

 代表の中山社長は1990年生まれ(若いなー)。船井財産コンサルタンツ(現、青山財産ネットワーク)で、企業オーナー等に対する資産運用・相続アドバイス業務を学び、その後に不動産会社を経て、同社を設立しています。
 船井財産コンサルタンツは経営コンサルの船井総研グループで、顧客の企業オーナーに対して資産運用のアドバイスを行っていた会社です。資産運用とは言っても、金融機関ではないので、主に対象は不動産。中山社長は船井財産コンサルタンツで、不動産投資のノウハウを学んだものと考えられます。

 ラッキーバンクのソーシャルレンディング案件については、以下のような特徴があります。

・投資利回り年6~10%(税引前)
・原則、毎月分配
・全プロジェクトに不動産担保付
・運用放棄金額ゼロ
・口座開設・維持、取引手数料は無料

 ホームページ上には”少額1万円単位での投資可能”とありますが、最近の案件は最低投資金額6万円以上~、の案件が多くなっています。
 
 実はラッキーバンクの案件、ソーシャルレンディング業界の中では非常な人気案件となっています。投資するのに募集時間にはPCの前に座っていて、募集開始とともにクリックしないとスグに売り切れて募集停止となってしまう、という状態が続いています。そのような背景もあって、最低投資金額が上昇傾向にあるのかな、と思ったりもします。

 ホント、ラッキーバンクの案件、アッと言う間に募集の枠が埋まってしまうことで有名なんです。それだけ、同社が実績を上げてきて投資家から信頼を得ている証ではありますが。

 尚、ラッキーバンクの会社詳細は下記サイトが詳しいです。

ラッキーバンク(Lucky Bank)について(ソーシャルレンディングの投資ノート)

OwnersBook(オーナーズブック)

 OwnersBook(オーナーズブック)は不動産関連業務を手掛けるロードスターキャピタルグループが運営する、ソーシャルレンディングです。ロードスターキャピタルの主な概要は下記となります。

社名 ロードスターキャピタル株式会社
設立 2012年3月
資本金 549,550,000億円
従業員 22名
代表者 岩野達志(代表取締役社長)
会員数 2,500名突破(2016年8月9日)
※実際はロードスターキャピタルの100%子会社、ロードスターキャピタルが運営を行っています

 代表の岩野社長は外資系金融機関を中心に不動産投資を手がけてこられた方です。自身も不動産鑑定士の資格を有する程、不動産には精通しています。
 
 そしてOwnersBookの案件の特徴は下記となります。

・実績利回り 年4.8~14.5%
・1万円から投資可能
・分配は四半期毎
・全案件不動産担保付き
・過去貸し倒れの発生ゼロ
・SNSを通じた投資家同士のコミュニケーションが可能
・出勤時に資金の払戻手数料300円(消費税別)が必要

 OwnersBookの案件も人気が高く、常時募集を行っている訳ではありません。
 実績利回り年4.8~14.5%となっていますが、実際には5%前後の案件が大半を占めています。

 他社の不動産案件は、不動産プロジェクトや不動産会社への融資も多いのですが、OwnersBookはマンションやオフィスビルに対する(メザニン)ローンの提供案件が多く、銀行との協調案件が殆どです。その意味では不動産担保も付いており、堅い案件が多くなっています。ソーシャルレンディングで堅い案件で利回り約5%、これをどうとらえるかは、投資家個人のリスク許容度によりますが、利回り約5%って、一般的に考えれば十分高い利回りです。

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ラッキーバンクとOwnersBookの比較

 不動産案件特化、と謳っているラッキーバンクとOwnersBookですが、微妙にスタンスが異なっています。

 ラッキーバンクは幅広に不動産案件を取り扱っているのに対し、OwnersBookは担保付きで銀行との共同案件で堅い案件を手掛けています。よってラッキーバンクは約10%の利回りの案件が多いのに対し、OwnersBookは5%程度の利回りの案件が殆どとなっています。

 その辺りの考えは分配金にも表れており、ラッキーバンクは原則毎月分配に対し、OwnersBookは四半期毎の分配。リスクが高い案件であれば、毎月分配を受けることで仮に案件がポシャッてしまった場合でも、手前での回収が可能となります。一方、堅い案件であれば四半期の分配(3か月に1度)でも安心して見ていられることができます。

 ただし案件の期間は、両社ともに1年程度の案件が多くなっています。

 また細かい部分ですが、ラッキーバンクは出金の際の手数料は会社負担ですが、OwnersBookは手数料300円(消費税別)が必要となります。ソーシャルレンディング投資において、出金手数料はバカにならないので、OwnersBookは一度資金を預けたら、資金はそのままにしておく(現金化の後は、次の案件が来るまで待つ)というスタンスが大切となります。

 以上から、

・リスクはあっても高い利回りを求めて行きたい(毎月の回収可能)→ラッキーバンク
・不動産案件とは言ってもなるべく堅めの案件に投資をする→OwnersBook

、という分け方をすることができます。

まとめ、最後は口座の数とタイミングがモノを言う世界、興味があれば両社に口座開設を

 不動産特化型のソーシャルレンディング運営会社について、リスクを取っても高い利回りが欲しい場合はラッキーバンク、不動産とは言ってもリスクはなるべく抑えたい場合はOwnersBookと、ザックリと分けることができます。

 ただしラッキーバンクは特にそうですが、現在案件が人気化しており、募集と同時に投資の枠がすぐ埋まってしまう、というケースが発生しています。事前に、○月○日の○時から募集を開始します、という案内があるので、チケット争奪戦への参加は誰でも可能ですが。

 そんな事情もあるため、両社の案件に興味がある場合は、どちらか1つに絞るというより、両社に口座の開設だけはしておいて、案件の募集を待つ、というスタンスも必要となります。(片方にしか興味が無くタイミングが合わなければ投資しない、というのであれば別)
 ソーシャルレンディングへの投資は、分散を行うことが必要不可欠であり、IPO投資と同じく多くの口座を開設して、資金の分散させることがリスク回避に繋がります。

関連記事:ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)運営会社と投資の考え方/会社の分散と案件の分散が大切

 よって不動産特化型のソーシャルレンディングに興味があるのであれば、ラッキーバンクとOwnersBookの両社への口座開設をオススメします。両社ともに口座開料及び口座維持手数料は無料です。

ラッキーバンクの口座開設詳細を見てみる

OwnersBookの口座開設詳細を見てみる

 ピークアウトも言われている不動産市場であり、ソーシャルレンディングの不動産案件も当然リスクはありますが、不動産に特化した運営会社の案件であれば、ある程度リスクを回避できる可能性があります。その観点では、ラッキーバンクとOwnersbookの案件も、ポートフォリオの一環として検討の価値ある案件と言うことができます。けどダメですよ、いくらリスクが少なそう、と言って資金の全力投入や利回りが高いからと言って借金して投資しては。

 不動産市場のピークアウトが確定した時に、各ソーシャルレンディング運営会社の真価が問われることになりますが、不動産案件特化の両社はその時に、リスクが表面化してしまうのか、それとも特化の強みを生かしてうまくリスクを回避することができるのでしょうか?

 不動産特化型のソーシャルレンディング運営会社は、上記いずれかの事態が到来する可能性を予期しながら付き合う必要がある、ということをお忘れなく。

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