高配当には訳がある!損する典型的なパターンを日産に見た

Sponsored Link

高配当銘柄として知られる日産が減配を発表しました。ただし高配当銘柄の失敗例として見れば、よくあるケース、と言わざるを得ません。

高配当銘柄への投資について、そのリスクを解説するとともに、リスクを回避する方法もご紹介します。

日産が業績悪化により大幅な減配を発表

ゴーンショック以降、経営の腰が定まらない状態の日産<7201>ですが、11月12日の第3四半期の決算発表で大幅減益に加え、大幅な減配を発表しました。正確には年間40円を予想していた年間配当を未定にしたわけですが、中間配当を18.5円→10円としているので22円程度になってもおかしくない計算です。

日産は高配当銘柄として有名で、かつては配当利回り6%を誇った銘柄。何のことはない親会社のルノーに対する上納金じゃないか、という側面はありますが、それに個人投資家が乗っかっても全然悪くありません。

しかし今回の減配で日産=高配当銘柄という図式は崩れることになります。(ただし未定なので、ヒョットすると年間配当を30円程度にして減配は最小限になる可能性もなきにしもあらず)


日産のIRより

高配当銘柄には理由がある

PBR1倍を割れているようなバリュー株も似ている部分がありますが、高配当銘柄には高配当銘柄たる理由があります。

国内の銘柄の平均利回りが2~3%の中で5~6%もの配当利回りがあれば何か理由がある訳です。株価は物事に対する先行指標といわれることがありますが、その考えが一番分かり易いです。高配当となっているということは配当に比べて株価が安くなっている、と同じ意味です。よって将来のイベントに対して株価が先回りして安くなった結果として高配当になっている。そんな図式が簡単なイメージです。

全ての高配当銘柄に当てはまる訳ではありませんが、少なくとも高配当銘柄に投資する際は上記リスクはよく認識する必要があります。高配当銘柄に投資したものの、気付くと業績悪化で減配になり高配当銘柄ではなくなっていた・・・、高配当銘柄への投資失敗の典型的なパターンです。今回の日産のように。

高配当銘柄の減配リスクを避ける方法

ホッタラカシで高い配当利回りを得ることができる高配当銘柄の投資は、古くから人気のある投資方法です。しかし高配当銘柄には減配リスクが付きもので、気付けば単なる業績の悪い普通の配当銘柄になってしまうリスクがあります。

そんな高配当銘柄の減配リスクを避ける方法としては

①海外の連続増配銘柄に投資する
②現金ゼロのポイント投資を活用する

上記で減配リスクを簡単に避けた上で高配当株投資の実践が可能です。

企業の決算分析ができれば、決算分析を行った上で業績悪化のリスクがない、と判断した高配当銘柄だけ買う、それが一番理想の姿です。けどなかなかそこまではできません。。。

だから上記は“簡単に”減配リスクを避けて高配当銘柄に投資する方法です。

Sponsored Link

①海外の高配当銘柄に投資する

資本主義の本家アメリカには何年も増配を繰り返している銘柄があります。企業の成長よりも、株主に還元することが目的となっている状態ですが、会社は株主のもの、と考えれば分からなくはありません。安定した業界で設備投資など投資のフェースが終っていれば、無駄な現金を持つよりも株主に配当してしまう、そんなイメージです。

以前米国の高配当銘柄の一覧を作成しているの、詳しい銘柄は下記をご覧ください。

関連記事:米国株の30年以上連続増配銘柄一覧

連続増配銘柄なら減配リスクは少ないですし、アメリカの銘柄なら四半期毎に配当が受け取れる銘柄が殆どです。

②現金ゼロのポイント投資を活用する

管理人が現在実践中の投資方法です。SBIネオモバイル証券を利用することでTポイントを利用して現金ゼロで投資が可能になります。200円の月間使用料が必要になりますが、200円はTポイント(ただし株は買えない)で還元されるので、実質負担額はありません。

ポイント投資の考え方は下記をご覧ください。

関連記事:余っているTポイントで1株から株が買えるSBIネオモバイル証券、配当株投資にオススメ

ただしポイント投資は大きな金額は投資できません。しかし仮に減配があったとしても元々現金を使っていないので悠然と構えていられます。本当の意味でのホッタラカシ投資が可能です。

金額が大きくないこともありますが、メンタル的に全く負担感のない投資方法です。投資初心者はもとより、何か投資したくて仕方ないポジポジ病の方にも、ポジポジ病緩和のための1つの手段としてポイント投資はオススメです。

まとめ、意外にリスクのある高配当銘柄への投資

高配当銘柄に投資しておけば、後はホッタラカシで高い配当収入が得られる・・・、理想の姿ではありますが、残念ながら世の中そんなに甘くはありません。今回の日産の例が典型例で、株価が先に下落していて、事実(=減配)が後からついてきた、そんなパターンは高配当銘柄ではしばしば発生します。日産の次はOOか?、とも噂されていますが、業績が悪化しているのに高配当を維持している銘柄はそれだけリスクがある、ということです。

単に配当が高いから、という理由だけで株を買うと、痛い目にあう可能性が高いです。今回の日産でも被弾された方も相当数おられるのではないかと。高配当銘柄投資を行うなら、事前に決算書の分析等は本来必須です。しかしそこまでやりきれないようなら、米国の連続増配銘柄の投資や、ポイント投資を試してみてはいかがでしょうか。

少なくとも何も考えずに国内の高配当銘柄を買うよりは、リスクを押さえて投資することができますよ。

・日産への投資はもう少し落ち着いてからのほうが良いと思いますが、日産のように10万円以下で買える銘柄に投資するなら松井証券がオススメです。松井証券なら1日の約定代金10万円以下なら、売買手数料が無料となります。手数料を抑えた形で株式投資を行いませんか?

1日の約定代金10万円まで手数料無料、松井証券の口座開設詳細を見てみる

松井証券
関連記事:10万円以下の株を買うなら手数料ゼロの松井証券がオトク

当記事の関連記事
米国株の30年以上連続増配銘柄一覧

余っているTポイントで1株から株が買えるSBIネオモバイル証券、配当株投資にオススメ

スポンサードリンク
スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です