富士通の電子ノートQUADERNO (クアデルノ)を昨年(2021年)11月に購入して2ヵ月以上が経過しました。QUADERNOの使い勝手などをご紹介します。
QUADERNOは今や自身のライター業には無くてはならない存在となりました。特にライターの生産性を上げるツールとして非常に役立っています。『「手書き」が生む、良質な思考時間』というパンフレットの一説はその通り。
お値段約5万円で購入には思い切りも必要ですが、投資する価値のある一品ですよ。
概要
昨年(2021年)11月に電子ノートQUADERNO (クアデルノ)を購入するまでの経緯
約10年前にPDF化した書籍や漫画の閲覧用に使えるかも、との思いもありiPadを購入しました。しかし残念ながらiPadにPDF入れる面倒くささと見にくさから早々にPDFの閲覧用途としては利用を断念。その後は簡単なWeb閲覧や現在のノートPC購入まではキーボードを付けてライターの記事作成用に使っていました。その後、AmazonのKindleも一時購入を考えましたが今一歩購入には至らず時が流れることに。
そんな中、ツイッター経由で目にしたのが富士通の電子ノートQUADERNO (クアデルノ)。存在自体は知っていましたが、昨年(2021年)夏に新製品が発売され使い勝手が相当上がったらしい、ということを知りました。約5万円と結構なお値段で、うーむ・・・、というのが正直な所。ただし家電好きとしては、とりあえず触ってみよう、ということで梅田のヨドバシカメラで触って見ることに。
ヨドバシで一通り触って思ったことは、これライター業で使える!、ということ。毎日受けてる案件の構成案作り(裏紙に書いてた)やネタ出しにそのまま使えそう。またQUADERNOはそのままPDF閲覧機器なので、過去にPDF化した書籍や漫画も読むのは問題なさそう。これは欲しい・・・、と家電好きの購入欲が直撃されました。
ただし価格の高さがどうしてもネック。どうしたものかと考えたところ、諸事情でポイント投資のカードに移行できなかった支払い用のカードに約2万円相当のポイントが貯まっていることを発見。諸々積み上げると半額程度で購入できると分かり、それでもその後1ヵ月程度決断するまで時間がかかりましたが、最終的に購入を決断。
11月後半に電子ノートQUADERNO(A5版)を購入するに至りました。
ライター業務の効率化と書類のPDF化推進を目的に電子ノートのクアデルノを購入。書き味がよく気に入ってしまった。ポイント使ったとはいえまぁまぁな投資金額なので使いこなさないと。昔PDF化してその後全く見てない漫画「パイナップルアーミー」を見るのも目的だったりする。 pic.twitter.com/3SzOGhhzcX
— FiboCat@金融&投資ライター (@FiboCat) October 31, 2021
電子ノートQUADERNOを持つとネタ出しが捗る
QUADERNOのパンフレットに『「手書き」が生む、良質な思考時間』というフレーズがあります。自身、紙のノートとペンを机において、ウーム、と考え事する機会が多い方で、パンフのフレーズは多分そうだろうなぁ、と思っていたのですが、その通り。QUADERNOを手にすると良質な思考時間が得られます。
ライター稼業でいえば、ネタ出しが捗る。毎日何かしら文章を書いている訳ですが、そのネタ出しに非常に重宝してます。それまで裏紙にその都度書いていたネタ案は完全にQUADERNOに移行しました。その結果、過去に出したネタや、他の案件で出したネタを縦と横に眺めることができ、このネタはこっちの案件にも使えそう、ということが結構あります。あと、過去何を書いたっけ、ということも過去のネタ出し帳に印を付けておけば一目瞭然。
紙のノートでやると何冊もノートが必要になる複数案件のネタ出しも、QUADERNOの別のページで管理すれば何の問題もなく統一的な管理ができるため、ネタ出しが捗ります。この機能を期待して購入した面が大きかったのですが、想像以上でした。ライター稼業では、ある程度の単価の案件はネタ出しがキモなので、ネタ出しのアイディアブック兼効率化ツールとしてQUADERNOは大活躍しています。
あとQUADERNOを購入後、机周りがきれいになりました。メモ書きが殆どなくなったお陰です。
電子書籍の閲覧ツールとしても使えるQUADERNO
QUADERNOのレビューを見ていると、QUADERNOは電子書籍の閲覧ツールとしては今一歩、というような評価もありました。ただし元々Kindleも持っていない管理人としては、確かにもう少し早くページがめくれるとよいかも、とは思うもののPDF閲覧ツールとしても十分満足な状態です。
そんな訳で過去にPDF化してあった漫画『パイナップルアーミー』や『H2』を久しぶりに読み返すことに。『H2』は内容殆ど忘れてましたが、中高生の時にはまった『パイナップルアーミー』は意外に内容覚えてました。
書籍も十分読めます。そんな訳で久しくしてなかった、手元には置いておきたいけどいつ読むか分からない本のPDF化=自炊を久しぶりに再開。若干本棚がきれいになるという思わぬ効果もありました。
テキストエディタとメール機能が欲しい
QUADERNOを使い始めて2ヵ月以上が経過しましたが、現状は特に不満はありません。大満足で利用しています。
その中で敢えて不満をいえば、テキストエディタとメール機能が欲しい。テキストエディタ機能があれば、軽いキーボードをこちらで用意すればノートPCを持ち出さずとも外でライター仕事ができます。
あとはメール機能。QUADERNO は時々Wifiに繋ぐ必要があるので、それならメール機能もあればメールの確認や作成程度はQUADERNOでできる訳で、それができればノートPCを持ち出さなくても外で仕事ができます。
両機能ともに製品化の段階で散々議論された上で付けていないと思いますが、ライター稼業としては特にテキストエディタ機能は欲しいです。新製品開発の際は一つよろしくお願いします。
まとめ、QUADERNO は高いけどライターの生産性は高まる
2021年、自分の中ではQUADERNOが買ってよかったものNo1です。そりゃ5万円近い価格なのでよくて当たり前でないと困る部分もありますが、予想以上の使い勝手でした。
高級キーボードや一太郎のようにライター稼業の直接的な業務効率化には繋がりませんが、効率的なネタ出しなど、ライター業の生産性を高めることができるツールです。あとPDF化した漫画読んで息抜きにも使えます・・・。
お値段約5万円なので購入にはある程度の思い切りも必要で、管理人も購入するまでなんだかんだと2ヵ月悩みました。ただし購入後、営業日は毎日使っておりまたライター業の生産性も上がったと実感しています。ライターの方が持っておいて損はないツールと考えます。
ご興味あればまずはQUADERNOを家電量販店で触ってみてはいかがでしょうか?オススメです。
ライガー業の効率化及び生産性を上げるツールは他にもあります
・ライティングのお伴にマイクロソフトのエルゴノミックキーボードがオススメ
・レーザーだから素早く印刷できる、ライターにオススメのブラザーのモノクロレーザープリンタ