目の前の相場が買われ過ぎか・売られ過ぎか、自らの相場観を持って判断できれば、天井を買って・底で売るような大きな損失計上のリスクを避けることができます。
買われ過ぎといわれるマザーズ銘柄ですが、マザーズ指数と豪ドル円は相関する値動きを見せるなか、9月からマザーズが豪ドル円に対し買われ過ぎの状態にあります。
マザーズ銘柄の取引の参考のため、相関する値動きを見せるマザーズ指数と豪ドル円の両者を1つのチャート上に表示させる方法をご紹介いたします。
概要
マザーズ指数の上げが止まらない
一昔前のマザーズ銘柄は全然売買代金がなく、マザーズ市場全体に閑古鳥が鳴いている状態でした。しかし2020年秋は気がつけばコロナショック後に年初来高値を更新した米ナスダック指数に続けとばかり、上昇が続いています。
個人的にはITバブル、そして新興バブルを見ていたので、またかぁ、という感じで傍観者を演じています。まぁマザーズ銘柄は上がるときは上がるけど、イザという時に逃げられないんですよ、コレが。
恐らくこういう時に突っ込める人が大金持ちになるのだろうなぁ、と思いながらも、突っ込む勇気はありません。。。
当然マザーズ銘柄はPERなどを見ると既に十分買われすぎで、マザーズ指数も高すぎる、といわれています。PSRとか変な指標(???)が話題になるともう上昇相場も残すところあと少しだとは思うのですが、そもそもPER見たらマザーズ銘柄の多くは買えません。
マザーズ指数と豪ドル円の値動きには連動性がある
これまで何度かツイートしていますが、実はマザーズ指数と豪ドル円の値動きには連動性があります。
マザーズ指数と豪ドル円(オレンジ)の相関関係、9月半ばから完全に外れてます。もう関係なくなってしまったのか、どちらかが間違っているのか、興味深く見守ってみましょ。 pic.twitter.com/gqSUWgX9MN
— FiboCat (@FiboCat) October 7, 2020
2020年9月後半戦からマザーズ指数と豪ドル円の値動きの連動性が外れてしまっていて、これが新しい時代の始まりか、それとも単にマザーズ指数が買われすぎている、もしくは豪ドル円が出遅れているのか、どれに該当するかは分かりません。
ただし新しい時代の始まりでなければ、マザーズ指数が買われすぎている、と理解するのが普通です。だからといってマザーズ指数先物やETFをショートすると簡単に担がれてしまうので注意が必要です。ただし少なくともこんな状態の時にマザーズの個別銘柄買うと天井つかむリスクがあります。よって、少なくともこんな状態の中ではマザーズ銘柄には触らない、というのは一つの見識ではないかな、と思います。
マザーズ指数と豪ドル円の比較は簡単にできる
ツイッターで貼り付けている画像はTrading Viewのチャートを貼り付けています。管理人は有料プランを申し込んでいるので、Trading Viewで簡単にマザーズ指数と豪ドル円の比較ができます(無料プランだとできない)。
・Trading Viewでマザーズ指数(ローソク足)と豪ドル円(オレンジ)を表示、青はTOPIX
実はほぼ同じことがマネックス証券に口座があれば簡単にできます。マネックス証券は通常のチャート機能上で2者のチャートの比較が簡単にできます。
・東証マザーズETFと豪ドル円のチャート比較(画像はマネックス証券より)
下記の記事にも書きましたが、マネックス証券はデフォルトで各銘柄間のチャート比較が簡単にできる機能を搭載しています。よってマザーズ指数と豪ドル円を比較する際は、マザーズETFを入力して、そして比較側を豪ドル円にする、それだけで比較チャートの描写ができます。
関連記事:各銘柄間の株価比較はマネックス証券の利用が便利、同一期間の値動き比較が簡単にできる
マネックス証券は手数料の面でSBI証券や楽天証券に比べ若干割高ですが、チャート重視の方は銘柄間のチャート比較機能が結構使えるので、口座を持っておくと結構重宝します。
よろしければ下記から口座開設が可能です。マザーズ銘柄を取引するなら、豪ドル円との連動も継続的にフォローしてはいかがでしょうか?
割高か割安かの相場観があれば天井で買ったり底で売るリスクは避けられる
マザーズ指数と豪ドル円の値動きに相関性は少なくともこれまでは継続していました。9月は両者が離れた距離にあり、今後日経平均が戻ってくるのか、それとも開きが元に戻らないのか、それは分かりません。
ただし管理人としては、間違っても良いので自らの相場観を持つ、ということは大切と考えています。今回のケースでいえば、豪ドルから見てマザーズ指数は買われすぎている、と判断できれば、手を出さずに様子見に徹する、という判断を行うことができます。休むも相場、コレは鉄則だと思います。
マザーズ指数が買われすぎか・売られすぎかを見る際は、豪ドル円との値位置の関係性は一つのヒントになるのではないでしょうか。
またマザーズ指数と豪ドル円だけではなく、松井証券のネットストック信用評価損益率の状態も合わせて見ることで、よりマザーズ指数の割高・割安判断の材料を持つことができます。トレードは根拠の積み上げでより自信を持つことができますので。詳しくは下記の記事をご覧ください。
関連記事:マザーズ銘柄の取引するなら松井証券の信用口座は持っておけ!マザーズ銘柄のネットストック信用評価損益率の重要性
・松井証券のマザーズ銘柄のネットストック信用評価損益率もマザーズ銘柄の取引するなら見ておくべき
まとめ
チャートの比較は純粋に面白いので、色々と試してみると時間を忘れます。また実際のトレードでも十分活用できます。
マザーズ指数と豪ドル円の値動きの連動性は簡単にマネックス証券で表示できるので、天井を買うリスクを減らすためにも、ご興味があれば定期的にご覧になってはいかがでしょうか?
天井を買ったり、底で売ったりするようなことがなくなれば、投資で大きな損失を計上するリスクを減らすことができます。投資は増やすことよりもまず減らさないこと。そのためのツールの1つとして、特にマザーズ銘柄への投資を行う際は、マザーズ指数と豪ドル円の値動きの確認を行った上で取り組んではいかがでしょうか。
マザーズ銘柄の取引を行うなら、豪ドル円との連動も見ておくことをオススメいたします。
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