投資資金は分散させろ、投資資金があると一気に投資したくなる犯人はポジポジ病にあり

Sponsored Link

人間不思議なもので投資資金を用意すると、一気に使いたくなってしまいます。そこを一歩踏みとどまって、分散、という意識を持つと、投資に対する防御力を高めることができます。

銘柄や商品そしてタイミングを分散させることで、ある時に一気にやられるリスクを減らすことができます。

投資資金が小額の段階から分散の意識を持つと、投資資金が大きくなった時も一気にやられるリスクを軽減することができます。投資するなら分散の意識を持った上で行いませんか?

投資資金一気に使っていませんか?

人間不思議なもので投資資金が手元にあるとなぜか一気に使ってしまいたい気分になります。一気に使ってしまいたいというより、投資資金を全額使い切らないといけない、という気分になってしまう。不思議なもんですね。

FX関係者なら思い当たる節がありますが、投資家は殆どポジポジ病です。トレードしようと思ってPCの前(最近はスマホトレーダーも多いようですが)に座ると、ポジション持ちたくて(投資したくて)仕方なくなる。残念ながら投資家の都合のいいように相場は動いてくれません。寧ろ投資家の都合の悪いように相場は動きます。なぜ自分の投資した方向と逆に、タイミングよく相場は動くのか???FXや先物すると最初の段階で嫌というほど味わいます。

投資家の殆どがポジポジ病と考えれば、投資資金を用意すると途端に全額投資に使ってしまう、強迫観念にも似た気分の理解ができます。投資資金でポジション持って(作って)早く楽になりたい=ポジションを持つことでポジポジ病から脱することができる、確かにポジション持てばポジポジ病から脱することはできますが、それと投資で儲かるかどうかは別問題です。

投資はメンタルゲーム的な部分も相当ありますが、人間の持つポジポジ病を知っているか・知らないかは、思った以上に投資パフォーマンスに対する影響があると考えています。特にやらんでもいい所で投資せずに済むのは非常に大きいです。また個人投資家は、投資しない、という判断を普通に取れるのは、機関投資家を中心とするプロの投資家に対する大きな優位点ともなります。

関連記事:投資で大切なのは“やる勇気”よりも“やらない勇気”、ただしポジポジ病の中で“やらない勇気”の行使は難しい

投資資金は一気に使わないことを厳守する

投資の世界ではドルコスト平均法での運用がすすめられます。要は1つの投資商品に投資するとしても、期間を分散して投資を続けましょう、という投資方法です。

相場の行方なんて、正直神のみぞ知る世界、と割り切って時間を分散して累積投資をすることで平均コストも優位に持っていくことができる可能性が高く、結果的に利益を得られる可能性も高まります。

投資信託のように長期に保有する商品でのドルコスト平均法の優位性はいうまでもありません。そしてドルコスト平均法、という難しい言葉をつかわずとも、要は投資資金を一気に同じタイミングで突っ込まないこと、と知っておくだけでも優位性を高めることができます。

前述のポジポジ病もあり、投資資金を用意すると人間一気に使ってしまう傾向にあります。それを避けるための方法論として、ドルコスト平均法をはじめタイミングを分散する投資方法は有効に機能します。

ちなみに管理人が実践している「Tポイントを利用した株式投資」はタイミングと銘柄が必然的に分散できています。最初の段階で現状のTポイント額から約1年分投資可能な月の投資金額を計算して投資をスタートしました。1年経過した後は、配当金+新たに溜まった1年分のTポイントで投資が継続できるようにしてあります。

関連記事:Tポイントを使ったSBIネオモバイル証券での株式投資実践記の一覧

SBIネオモバイル証券 口座開設

Sponsored Link

どうしても投資したいのならせめて分散させること

上記で簡単に投資資金を一気に使わないこと、と書きましたがポジポジ病は相当根深い問題なので、実は投資資金を目の前に置くとどうしても一気に投資したくなりがちです。投資資金を使わねばならない、という気分になってしまう面が少なからずあるので。

本来はタイミングの分散が最適なのですが、我慢できない場合はせめて商品や銘柄を分散させること。可能なら値動きの相関性のない商品がベストですが、そこまでいくと相関性を考えたポートフォリオ理論等の上級コースになってくるので、まずは同じ銘柄や商品に一点集中しないよう注意すること。

日本株の場合、落ちる時は全体で落ちてしまうのでそんなにリスク回避にはつながらないかもですが、それでも1つの銘柄に集中投資して一気にやられるよりかはマシな結果になります。

しっかり銘柄分析して一点集中投資という方法論も当然ありますが、そこまで時間かけられない人が殆どです。特に投資信託を中心とした長期商品の場合は。

株式にしても投資信託にしても種類やタイミングを分散する事、これが一気にやられれてしまうリスクの回避につながります。


・タイミングや投資商品など出来る所から分散させてみては?

分散の意識を持つ所から始めてみては?

投資家心理としては投資資金を用意すると、まずは投資する所に意識が向かいがちです。そこにもう一点、分散する、という意識を持ってはいかがでしょうか。

小額投資のステージでも構いません。寧ろ小額投資のステージから分散の意識を持つことで、将来多額の投資資金を持つようになった時、一気に大金を同じ商品・同じタイミングに投じるリスクを避けることができます。

投資資金があったら商品やタイミングを分散すること!小額資金なら2つの商品に若干タイミングをずらして投資する所からスタートしては?

投資というとどうしても“資金を増やす”という部分に注目が集まりますが、“資金を減らさない”という部分も非常に重要です。分散は“資金を減らさない”という部分に有効に機能します。

老後2000万円問題が2019年は話題となりましたが、投資するなら分散の意識を持ってみてください。投資の防御力を高めることができますよ。

当記事の関連記事
損切りの必要性と重要性。勝ち切るために損切りを避けては通れない!

投資で大切なのは“やる勇気”よりも“やらない勇気”、ただしポジポジ病の中で“やらない勇気”の行使は難しい

スポンサードリンク
スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です