株であれ為替であれ機関投資家が必ず見ていると言われるPIVOT(ピボット)ポイント。マネックス証券が提供のトレードステーションでも表示が可能です。今回はトレードステーションでのPIVOTポイントの表示方法について解説いたします。
PIVOTポイントとは
管理人、FXであれ株であれトレードする際は必ずPIVOTポイントを確認しています。どちらかと言えば逆張り傾向のある管理人、FXだと週足PIVOTを背にしたトレードを得意としています。
PIVOTというのは下記のように説明されています。
PIVOTというのは、日本語に訳すと「回転軸」の意味で、「日々の市場価格がある一定のポイント(P=ピボット値)を中心として上下に回転(振幅)することを仮定して、いくつかのサポートやレジスタンスの値(ピボット・ポイント)を決めてトレードを行う分析手法」です。(しろふくろうのPIVOTトレード術)
要は、だいたい相場はこれくらいの幅で上下しますよ、という目安がPIVOTとなります。R3・R2・R1・P・S1・S2・S3、という6種類のPIVOTポイントが存在していますが、R3やS3で逆張りをすると勝ちやすい傾向があります。(相当ザックリとした説明です、そのまま利用しても勝てませんので悪しからず)
アバウトな相場の振れ幅が分かって、尚且つその振れ幅は相場を動かしている機関投資家も重視している=効きやすい、と言うことで管理人のトレードには無くてはならない存在となっています。
尚、PIVOTについては「FX最強のテクニカル しろふくろうのPIVOTトレード術」が詳しいので、PIVOTを深堀したい方にはオススメです。
トレードステーションにPIVOTポイントを表示する
テクニカル指標の中では非常に効きやすい、と言われているPIVOTポイント。当然トレードステーションにも用意してあります。そんな訳でトレードステーションにPIVOTポイントを表示させてみましょー。
まず最初に、トレードステーションでチャートの表示をさせます。今回は「日経225連動型上場投資信託」(1321)を表示させています。
ここからPIVOTポイントを表示させるのは簡単。「右クリック」→「分析テクニックを挿入」→「フロア・トレーダー・ピボット」を選択しOK、です。
こう書いてしまうと、タッタそれだけなんですが、まさか「フロア・トレーダー・ピボット」という表記になっているとは管理人予想していませんでした。”PIVOT”とか”ピボット”という表記と想像していたのですが、まさか頭に”フロア・トレーダー”とあるとは。まぁ、よーく見てみなさい、ということなんでしょうが、最初はトレードステーションにPIVOTは搭載してないのか?、と本気で思ってましたので。。。
そしてPIVOTをメデタク表示させると最初に出てくるのが、こんなチャート。
え?これは変形ボリンジャーバンド?そうであったとしても、全然使えそうにありませんね。。。
当然です、トレードステーションで表示されるのは日足のPIVOTポイント。チャートの設定デフォルトでは日足の設定になっているので、必然的にPIVOTポイントはラインの繋がりになります。
そんな訳で、所謂よく見るようなPIVOTポイントを表示させるには、時間足ベースでチャートを見る必要があります。1時間足(トレードステーションは時間軸での設定がないので正確には60分足)チャートに直してみると、下記のようになります。
ハイ、これでメデタクPIVOTポイントの表示の完成です。
トレードステーションのPIVOTポイント表示の課題
さて次にこのPIVOTを使ってトレードしましょー、と行きたい所ですが、残念ながらここまで。あとは各自で利用方法考える必要があります。
①そもそもPIVOTは効くのか?
管理人は通常のPIVOTポイントは見ていません。見ているのはフィボナッチPIVOT。フィボナッチ使い(?)としては、当然の判断なのです。
②トレードステーションはフィボナッチPIVOTの表示機能が無い
サポートに問い合わせたのですが、トレードステーションにフィボナッチPIVOTの表示機能はデフォルトでは搭載されていません、残念ながら・・・。
③トレードステーションで表示できるのは日足PIVOTのみ
正直株の日足PIVOTが通用するかどうか、全く管理人は分かりません。フィボナッチPIVOTならどうにか・・・、と思わないでもないのですが、PIVOTポイントが一番効いてくるのは週足です。
しかしながらトレードステーションでPIVOT表示ができるのは日足の設定のみ。コチラもサポートに問い合わせてみた結果です。。。残念。
トレードステーション使えねー、と言ってはいけません。元々トレードステーションはトレーダーが自分でプログラムを組んでトレードするためのプラットフォーム、よってデフォルトで用意されている必要最小限になっています。
Easy languageという簡単なプログラミング言語を用意してあるんだから、自分でプログラムを作って表示しなされ、というのがその考え方の根底にあります。PIVOTはフィボナッチ仕様でも、計算式がハッキリしているし、週足や時間足PIVOTでも計算式はハッキリしているので、恐らくプログラミングの内容としては初級レベルの内容と考えられます。
しかし、プログラミングの知識なしでするのはコノ当たりが限度。ここから先、時間的余裕があれば、ホントEasy languageの勉強したいものです。
まとめ
ここで、フィボナッチPIVOTや週足PIVOTを表示するコードはコレ!、とできると本物のトレードステーション使いなんでしょうが、管理人はまだそこの領域にとてもではないですが、達していません。ただ、パッと検索した感じ、海外のサイト等でコードは拾えそうではあります。(使えるかどうかの保証は全くできませんので、悪しからず)
FXなら日足のPIVOTポイント使えるかな。けどFXでPIVOT表示させるなら、MT4でナンボでも高性能なPIVOTインジがあるので、わざわざトレードステーションを使う理由がないか・・・、うーむ。
ともあれ最低限のPIVOTポイントはトレードステーションのデフォルト設定から表示できますよ、ということで。PIVOTポイントをトレードで活用している方、トレードステーションでPIVOTポイントを更に研究してみてはいかがでしょうか?言語的にはMT4より簡単なので、やってみる価値はあると思います。
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