パナソニック株価の今後の見通しと予想(2017年2月28日版)

 プラズマテレビからの撤退等をへて、見事に復活を果たしたパナソニック(東証1部6752)。かつて関西の家電御三家と言われた松下(パナソニック)、シャープ、三洋電機でしたが、気が付けば単独で生き残っているのはパナソニックのみ。

 そんなパナソニックですが、株価は2016年11月に決算の下方修正を出して大きく売られました。しかしその後、トランプ相場の波に乗り上昇の気配もチャートからは見て取れます。

 フィボナッチのラインを引いてみると、案外重要なポイントに位置しているパナソニックの株価。ここから先、上昇に向かい目指せ最高値となるのか、現在の地点の壁に阻まれて下落方向に向かってしまうのか。

 今後のパナソニックの株価をフィボナッチを利用して考えてみました。(2017年2月28日更新)

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パナソニックの業績推移

 株価を見る前に、まずパナソニックの近年の業績推移を見てみます。

16-11-2パナソニック業績推移

 パナソニックの業績を語る際は13/3期の大幅な赤字は避けて通れません。プラズマディスプレイの撤退等のリストラで、7,500億円以上の赤字(当期純利益)を計上したパナソニックですが、その後は順調に業績が回復。

 しかしながら7,500億円の赤字は16/3期までの累積の黒字でも埋め合わせができておらず、いかにその穴が大きかったのか、というのが数字の比較でよくわかります。

 とは言え、13/3期に膿を出しきった形のパナソニック、業績的には回復を遂げており年間2,000~3,000億円の経常利益を経常できる状態にまで回復しています。

 ただし2016年11月の中間決算発表時に、17/3期の予想を下方修正。営業利益3,100→2,450億円、当期純利益1,450→1,200億円と修正しています。この下方修正がマーケットにインパクトを与え下方修正発表翌日のパナソニック株や約8%の下落を見せることになりました。
 

パナソニックの配当金推移

 パナソニックの1株当たりの配当金は下記のように推移しています。

2013/3期0円
2014/3期13円(中間5円+期末8円)
2015/3期18円(中間8円+期末10円)
2016/3期25円(中間10円+期末15円)
※17/3期の配当金は未定ですが下限が10円は決定(中間期は10円)

 13/3期の大赤字の際はゼロ配当金に沈んだパナソニックですが、翌期からは配当を再開。業績の回復とともに配当金も増加しています。

 17/3期の配当金は未定となっていますが、16/3期同様25円とした場合、株価1,200円で計算すると、パナソニックの配当利回りは2.0%となります。

パナソニック株価の高値と安値

 13/3期の大赤字から見事復活を遂げたパナソニック。そんなパナソニックの直近5年間の株価を見てみます。週足のパナソニックのチャートは下記のようになっています。


「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

・高値→1,853.5円(2015年5月)
・安値→376円(2012年11月)

 業績の悪化で376円まで株価が落ち込んだパナソニックですが、その後株価は急上昇。15年5月には最高値1,853.5円を着け、最安値から5倍以上の上昇を見せます。
 しかしながら15年5月の最高値を天井に、その後株価は下落トレンドに。N字をキレイに描きながら、株価は下落しました。

 そしてその後、若干レンジ相場を形成の後、トランプ相場の上昇に乗ることができ株はは上昇した、というのが現在までのパナソニックの株価の状況となります。

 尚、2017年2月27日の終値は1,229.5円となっています。

パナソニックの株価のポイント

 今後のパナソニックの株価の動きを考える上で、ポイントになると考えられる点をフィボナッチ・リトレースメントから考えてみます。

 当サイトではお馴染みのフィボナッチ・リトレースメントですが、高値と安値にいつものように引いてみたのが下記。
 
 尚、フィボナッチ・リトレースメントについて詳しくは下記をご参照ください。

関連記事
フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析方法について

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 1,853.5円から下がってきたパナソニックの株価ですが、現在はフィボナッチ・リトレースメント61.8%まで一旦下落して跳ね返り38.2%まで上昇した状態。過去リトレースメント38.2%のある1,300円付近は何度も株価が反応している地点であり、リトレースメント38.2%を上に超えて行くのか、それとも跳ね返されて下に向かうのかと言う点が、今後のパナソニック株の行方を占う上で大きなポイントとなります。

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パナソニック株価の今後予想される値動き

 今後のパナソニック株価の値動きについて、上記のポイントを踏まえて、上昇のケースと下落のケース2つの予想をしてみました。

上昇のケース

 パナソニックの株価が、今後上昇するということは、何はともあれフィボナッチ・リトレースメント38.2%を上方ブレイクする、ということ。

 リトレースメント38.2%を上に抜けると、次に待つのはリトレースメント23.6%の約1,500円。そして1,600円を確実に上回って来ると目指せ最高値1,853.5円という展開が予想されます。

 現在のパナソニックの株価の値位置は丁度リトレースメント38.2%付近にいるので、そのまま上昇して行くと、案外調子よく23.6%までは上昇する可能性はあります。

 ただリトレースメント23.6%付近は過去多少なりともサポレジを形成しており、23.6%を一気に通り越して最高値到達、というのはチャートだけで見ると厳しいかもしれません。

下落のケース

 フィボナッチ・リトレースメント38.2%の壁が厚く跳ね返されて再度下落に転じるケースとなります。

 下落の場合は教科書通り、次に向かうのはフィボナッチ・リトレースメント76.4%~88.6%。既に64.8%で一回反応しており、再度そこで反応してレンジ相場を形成、という可能性もありますが、61.8%の940円付近を下回ると、リトレースメント76.4%~88.6%の540~720円を目指すこととなります。

 ただしリトレースメント76.4%~88.6%まで到達すると、今後は反転して上昇の可能性があります。そこまで行くとハーモニックパターンの出来上がりとなりますので。

 ただしトランプ相場が逆回転している時だと、目指せ最安値モードに入っている可能性もあるので、リトレースメント76.4%~88.6%のゾーンに来て逆張りするかどうかは、その時の相場状況と要相談です。

関連記事:ハーモニックパターンを学んでみよう、まずは4種類から

3本RCIでのトレード検証

 管理人が以前から見ている3本RCIというテクニカルツールがあります。3本RCIでパナソニックの週足株価を見ると、どんなトレードができたのか、検証してみます。

 下記のチャートにエントリーできそうな部分をピンクの四角で囲ってみました。


 
 週足なのでそれほどチャンスはありませんが、なかなかよいタイミングでトレードできているのが分かります。3本RCIは利食いのタイミングと絶対的なトレンド方向の把握は慣れが必要ですが、エントリーのタイミングを探るにはよいツールです。

 マネックス証券のトレードステーションで簡単に設定できるので、ご興味あれば設定してご覧ください。テクニカル分析での新しいトレードの世界が広がりますよ。

まとめ

 関西の家電御三家の中で、最後に生き残ったパナソニック。しかし目先の株価はパッとしません。下方修正を出したとは言え業績的には安定してきており、そろそろ株価の反転を期待したいところですが、パナソニッククラスの大型銘柄ともなると、日本株全体の上昇がないと反転も難しいのかもしれません。

 フィボナッチ・リトレースメント38.2%というポイントに位置しているパナソニックの株価。今後株価はリトレースメント38.2%を上方にブレイクするのか、それとも跳ね返されて下に向かってしまうのか。

 節目に位置しているパナソニックの株価、今後の行方に注目です。

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