パナソニック株価の今後の見通しと予想(2018年6月8日版)

 プラズマテレビからの撤退等をへて、見事に復活を果たしたパナソニック(東証1部6752)。かつて関西の家電御三家と言われた松下(パナソニック)、シャープ、三洋電機でしたが、気が付けば単独で生き残っているのはパナソニックのみ。

 そんなパナソニックですが、株価はジワジワと上昇はしています。

 足元は1,800円付近が天井となっており、この天井を上に抜けることができるのかが、株価上昇のための大きなポイントとなります。

 業績が横ばいであり、株価上昇のためには今後に向けた具体的案成長ストーリーが欲しいパナソニック。そんなパナソニックの株価をフィボナッチを利用して考えてみました。(2018年6月8日更新)

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パナソニックの業績推移

 株価を見る前に、まずパナソニックの近年の業績推移を見てみます。

 パナソニックの業績を語る際は13/3期の大幅な赤字は避けて通れません。プラズマディスプレイの撤退等のリストラで、7,500億円以上の赤字(当期純利益)を計上したパナソニックですが、その後は順調に業績が回復。

 しかしながら7,500億円の赤字は16/3期までの累積の黒字でも埋め合わせができておらず、いかにその穴が大きかったのか、というのが数字の比較でよくわかります。

 とは言え、13/3期に膿を出しきった形のパナソニック、業績的には回復を遂げており年間3,000億円前後の利益を計上できる状態にまで回復しています。

 ただし業績的には2016/3期が一旦ピークを迎えている状態。最悪期は脱しましたが、今後どうするのよ?、というのが今のパナソニックの状態。17/3期よりIFRSの導入で過去決算と直接の比較は出来ませんが、少なくとも大幅に業績が伸びているという状況とはなっていません。2019/3期は営業利益4,250億円の計画であり、計画を達成すれば2016/3期の営業利益を上回ることになり、成長の次なるステージ入りの可能性があります。

 ただし2018/3期は当期純利益ベースでは2000億円に到達し、次のステージ入りしています。ココをどう読むかが難しい所です。

 いずれにしても2019/3期計画を達成できるかどうかが、当期のパナソニックの大きなポイントとなります。 

パナソニックの配当金推移

 パナソニックの1株当たりの配当金は下記のように推移しています。

2013/3期0円
2014/3期13円(中間5円+期末8円)
2015/3期18円(中間8円+期末10円)
2016/3期25円(中間10円+期末15円)
2017/3期25円(中間10円+期末15円)
2018/3期30円(中間10円+期末20円)
2019/3期の配当金は未定

 13/3期の大赤字の際はゼロ配当金に沈んだパナソニックですが、翌期からは配当を再開。業績の回復とともに配当金も増加しています。

 18/3期は年間配当金30円となり2年ぶりに入当期は増加。更なる増益を見込む2020/3期の配当金は未定となっていますが、18/3期同様30円とした場合、株価1,500円で計算すると、パナソニックの配当利回りは2.0%となります。

パナソニック株価の高値と安値

 13/3期の大赤字から見事復活を遂げたパナソニック。そんなパナソニックの直近5年間の株価を見てみます。週足のパナソニックのチャートは下記のようになっています。


「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

・高値→1,853.5円(2015年5月)
・安値→376円(2012年11月)

 業績の悪化で376円まで株価が落ち込んだパナソニックですが、その後株価は急上昇。15年5月には最高値1,853.5円を着け、最安値から5倍以上の上昇を見せます。
 しかしながら15年5月の最高値を天井に、その後株価は下落トレンドに。N字をキレイに描きながら、株価は下落しました。

 そしてその後、再び上昇を開始。2015年5月の1,800円の水準に届かず一旦下落して現在、再び高値更新を狙おうかという位置にあります。尚、2017年6月7日の終値は1,579円となっています。

パナソニックの株価のポイント

 今後のパナソニックの株価の動きを考える上で、ポイントになると考えられる点をフィボナッチ・リトレースメントから考えてみます。

 当サイトではお馴染みのフィボナッチ・リトレースメントですが、週足チャートに高値と安値にいつものように引いてみたのが下記。
 
 尚、フィボナッチ・リトレースメントについて詳しくは下記をご参照ください。

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フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析方法について

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 1,853.5円から下がってきたパナソニックの株価ですが、その後2016年2月を底に上昇を開始。2017年11月にはフィボナッチ・リトレースメント88.6%水準にまで上昇。しかしながら高値を更新することが出来ずに反転しています。

 現在は2017年11月から続く、高値トライに失敗後の戻しが続いている段階。リトレースメント61.8%がサポート&レジスタンスとなっており、ここで一旦下落が止まり再び上昇に向かうか、それともズルズルと下に行くのか重要な値位置にあります。

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パナソニック株価の今後予想される値動き

 今後のパナソニック株価の値動きについて、上記のポイントを踏まえて、上昇のケースと下落のケース2つの予想をしてみました。

上昇のケース

 パナソニック株が再び上昇し高値1,853.5円を上方ブレイクするシナリオです。

 フィボナッチ・リトレースメント88.6%で一旦反転した場合、下落が終ると再び上昇を開始して、その後最高値をブレイクするケースが多くなります。まさにそのシナリオに乗っかる形です。

 既にリトレースメント61.8%付近にまで下落しており、戻しとしては十分な水準にまで落ちていますます。またリトレースメント61.8%の1,500円付近はサポート&レジスタンスでもあり、サポレジ逆転で今後上昇と考えることもできます。

 もし高値1,853.5円を上方ブレイクすると、株価的には新しい世界が待っています。ファンダメンタル的にも2019/3期で2016/3期の営業利益を超えて、株価も1,853.5円を上方ブレイクするって非常にきれいなシナリオですが、さて実現するのでしょうか?

下落のケース

 今回の高値ブレイクトライに完全に失敗するシナリオです。フィボナッチ・リトレースメント61.8%且つサポート&レジスタンスの1,500円付近も割れてしまう事になります。

 上記を割れると過ぎに株価が引っかかりそうなのは、リトレースメント38.2%の1,200円付近。上昇時に一旦値動きが緩慢になっている地点であり、下落の場合も値動きがスタップする可能性があります。

 更にその下のリトレースメント23.6%の1,000付近もサポート&レジスタンスと重なっています。ファンダメンタル的な悪要因が無ければ、下落の場合でもさすがに1,000円付近で一旦下落は止まりそうではありますが、最悪の場合は目指せ安値799円の可能性もあります。

 いずれにしても下落の場合、株価上昇時に値動きが緩慢になった地点が多いので、それらの価格に引っかかりながらの下落となる可能性があります。

3本RCIでのトレード検証

 管理人が以前から見ている3本RCIというテクニカルツールがあります。3本RCIでパナソニックの週足株価を見ると、どんなトレードができたのか、検証してみます。

 下記のチャートにエントリーできそうな部分を四角で囲ってみました。


 
 週足なのでそれほどチャンスはありませんが、なかなかよいタイミングでトレードできているのが分かります。3本RCIは利食いのタイミングと絶対的なトレンド方向の把握は慣れが必要ですが、エントリーのタイミングを探るにはよいツールです。

 マネックス証券のトレードステーションで簡単に設定できるので、ご興味あれば設定してご覧ください。テクニカル分析での新しいトレードの世界が広がりますよ。

まとめ

 関西の家電御三家の中で、最後に生き残ったパナソニック。1,853円の高値が超えられない状況が続いています。パナソニッククラスの大型銘柄ともなると、日本株全体の上昇がないと反転も難しいのかもしれませんが、いずれにしても安定的な収益を計上できる体制となったパナソニックに株式市場は次の成長ストーリーを求めています。

 現在の水準から再び最高値ブレイクを目指す動きとなるのか、それとも失速して下落してしまうのでしょうか?今後のパナソニック株価の値動きに注目したいと思います。

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