パナソニック株価の今後の見通しと予想(2016年11月2日版)

 プラズマテレビからの撤退等をへて、見事に復活を果たしたパナソニック(東証1部6752)。かつて関西の家電御三家と言われた松下(パナソニック)、シャープ、三洋電機でしたが、気が付けば単独で生き残っているのはパナソニックのみ。

 そんなパナソニックですが、株価は2016年11月に決算の下方修正を出して大きく売られました。ただし大きな流れで言えば、レンジ相場で推移しているパナソニック、下方修正での下落もまだレンジ相場の範囲に留まっています。

 下方修正を出す前は、レンジ相場を上ブレイクか?という状態となっていたパナソニックの株価。果たして再度上へのブレイクを試す展開となるのか、それともこのまま当面レンジ相場が継続するのか。

 いずれにしても、パナソニックの株価の方向性が出るまでは、もう少し時間がかかると予想されます。(2016年11月2日更新)

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パナソニックの業績推移

 株価を見る前に、まずパナソニックの近年の業績推移を見てみます。

16-11-2パナソニック業績推移

 パナソニックの業績を語る際は13/3期の大幅な赤字は避けて通れません。プラズマディスプレイの撤退等のリストラで、7,500億円以上の赤字(当期純利益)を計上したパナソニックですが、その後は順調に業績が回復。

 しかしながら7,500億円の赤字は16/3期までの累積の黒字でも埋め合わせができておらず、いかにその穴が大きかったのか、というのが数字の比較でよくわかります。

 とは言え、13/3期に膿を出しきった形のパナソニック、業績的には回復を遂げており年間2,000~3,000億円の経常利益を経常できる状態にまで回復しています。

 ただし2016年11月の中間決算発表時に、17/3期の予想を下方修正。営業利益3,100→2,450億円、当期純利益1,450→1,200億円と修正しています。この下方修正がマーケットにインパクトを与え下方修正発表翌日のパナソニック株や約8%の下落を見せることになりました。
 

パナソニックの配当金推移

 パナソニックの1株当たりの配当金は下記のように推移しています。

2013/3期0円
2014/3期13円(中間5円+期末8円)
2015/3期18円(中間8円+期末10円)
2016/3期25円(中間10円+期末15円)
※17/3期の配当金は未定(中間期は10円)

 13/3期の大赤字の際はゼロ配当金に沈んだパナソニックですが、翌期からは配当を再開。業績の回復とともに配当金も増加しています。

 17/3期の配当金は未定となっていますが、16/3期同様25円とした場合、株価1,000円で計算すると、パナソニックの配当利回りは2.5%となります。

パナソニック株価の高値と安値

 13/3期の大赤字から見事復活を遂げたパナソニック。そんなパナソニックの直近5年間の株価を見てみます。週足のパナソニックのチャートは下記のようになっています。

16-11-2パナソニック株価週足-高値と安値
「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

・高値→1,853.5円(2015年5月)
・安値→376円(2012年11月)

 業績の悪化で376円まで株価が落ち込んだパナソニックですが、その後株価は急上昇。15年5月には最高値1,853.5円を着け、最安値から5倍以上の上昇を見せます。
 しかしながら15年5月の最高値を天井に、その後株価は下落トレンドに。N字をキレイに描きながら、株価は下落し、現在は完全なるレンジ相場を形成している状態。

 尚、2016年11月1日の終値は1,026円となっています。

3本RCIでのトレード検証

 管理人が以前から見ている3本RCIというテクニカルツールがあります。3本RCIでパナソニックの週足株価を見ると、どんなトレードができたのか、検証してみます。

 上記のチャートにエントリーできそうな部分をピンクの四角で囲ってみました。

16-11-2パナソニック株価週足-3本RCI
 

 週足なのでそれほどチャンスはありませんが、なかなかよいタイミングでトレードできているのが分かります。3本RCIは利食いのタイミングと絶対的なトレンド方向の把握は慣れが必要ですが、エントリーのタイミングを探るにはよいツールです。

 マネックス証券のトレードステーションで簡単に設定できるので、ご興味あれば設定してご覧ください。テクニカル分析で新しいトレードの世界が広がりますよ。

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パナソニックの株価のポイント

 今後のパナソニックの株価の動きを考える上で、ポイントになると考えられる点をフィボナッチ・リトレースメントから考えてみます。

 当サイトではお馴染みのフィボナッチ・リトレースメントですが、高値と安値にいつものように引いてみたのが下記。

16-11-2パナソニック株価週足-フィボナッチリトレースメント

 1,853.5円から下がってきたパナソニックの株価ですが、現在は800円とフィボナッチ・リトレースメント50.0%の1,100円付近を挟んだレンジ相場を形成しています。

 11月1日に決算下方修正から約8%下げたパナソニック株ですが、チャート的にはレンジ相場の上限に当たって下落しただけ、と言えます。

パナソニック株価の今後予想される値動き

 今後のパナソニック株価の値動きについて、上記のポイントを踏まえて、上昇のケースと下落のケース2つの予想をしてみました。

上昇のケース

 パナソニックの株価が、今後上昇するということは、一旦下落した株価が再び上昇してレンジを上にブレイクする、と言うことを意味します。

16-11-2パナソニック株価週足-上昇シナリオ

 レンジ相場を上にブレイクした場合、次の目標となるのが、過去サポレジを形成している、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の1,300円付近。そしてその次は、こちらも過去サポレジを形成のリトレースメント23.6%の1,500円付近。

 特に38.2%の1,300円付近が堅そうなので、ここを上に抜けると、目指せ最高値、という展開も見えてきます。

下落のケース

 パナソニックの株価、今後も当面レンジ相場で推移する可能性が高そうですが、残念ながら再度下落が始まるケースです。

16-11-2パナソニック株価週足-下落シナリオ

 レンジ相場を下にブレイクして下落の場合、ポイントになるのはフィボナッチ・リトレースメント76.4%の700円付近、そして更に下落の場合はリトレースメント88.6%の550円付近。

 リトレースメント76.4%はレンジ相場下限のスグ近くなので、レンジ相場を下にブレイクした場合は、勢いがつくので経験則ではリトレースメント88.6%まで下落の可能性が高いような。

 ただし下落の場合、ハーモニックパターンが完成するので、その後に上昇する可能性が高いと言えます。

16-11-2パナソニック株価週足-ハーモニックパターン

 ただし業績的には最悪期は脱しているパナソニック。仮に日本株全体の下落にパナソニックも巻き込まれて、目指せ最安値モードになれば、チャート関係なく買える銘柄かもしれません。ただ下げる時はハーモニックパターン関係なく、一気に突き抜けるのでご注意を。落ちてるナイフを拾うのは大変ですから。

まとめ

 関西の家電御三家の中で、最後に生き残ったパナソニック。しかし目先の株価はパッとしません。下方修正を出したとは言え業績的には安定してきており、そろそろ株価の反転を期待したいところですが、パナソニッククラスの大型銘柄ともなると、日本株全体の上昇がないと反転も難しいのかもしれません。

 現在はレンジ相場を形成中のパナソニックの株価。レンジ相場はいずれ破られるタイミングがやって来ますが、そのタイミングで株価は上方にブレイクするのか、それとも下にブレイクするのか。

 今後のパナソニックの株価は、レンジ相場を上か下かどちらに抜けて行くのか、そしてどんなタイミングで抜けて行くのかに注目です。

株価予想の記事は下記もご参考ください
フィボナッチでの株価分析の基礎

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ハーモニックパターンを学んでみよう、まずは4種類から

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