三井住友FG(三井住友銀行)株価の今後の見通しと予想(2018年6月21日版)

三大メガバンクの中で、経費率が低く最も効率的に稼いでいるのが三井住友銀行です。その三井住友銀行は三井住友FG(SMFG)として株式を上場しています。証券会社も日興証券をグループに加え、業界の圧倒的2位になる、とグループ内の証券会社の再編も終えて鼻息が荒い状態です。

ただし日銀のマイナス金利政策導入下で、さすがの三井住友銀行も収益的には伸び悩んでいます。

AI導入で銀行員にとっては今後冬の時代も予想される銀行界ですが、SMFGの株価について、株価のポイントをピックアップし、今後の値動きを予想してみました。(2018年6月21日更新)

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三井住友フィナンシャルグループの業績推移

まず最初に株価を見る前に、SMFGの過去の業績推移を見てみます。

他のメガバンク同様、16/3期は減収減益の決算となり13/3期以降続いていた経常利益1兆円超えが途絶えることに。しかしながら17/3期は経常利益1兆円を回復し、17/3期は若干ながらも増益に。

しかしながら18/3期は当期純利益ベースでの予想しか開示されていませんが、若干の減益計画となっています。 

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三井住友フィナンシャルグループの配当金推移

三井住友FGの配当金はこれまで下記のように推移しています。

三井住友フィナシャルグループの1株当たり配当金推移
2010/3期100円→中間50円+期末50円
2011/3期100円→中間50円+期末50円
2012/3期100円→中間50円+期末50円
2013/3期120円→中間50円+期末70円
2014/3期120円→中間55円+期末65円
2015/3期140円→中間60円+期末80円
2016/3期150円→中間75円+期末75円
2017/3期150円→中間75円+期末75円
2018/3期170円→中間80円+期末90円
19/3期予想170円→中間85円+期末85円

2010/3期から2012/3期まで1株当たり配当金100円で推移していたSMFGですが、2013/3期に120円と増配に踏み切り、そして2015/3も140円に増配。2016/3期も減収減益決算ながら増配を継続し150円に。2017/3期は150円と前期同様でしたが、2018/3期は再び増配し170円。2019/3期は前期並みの年間170円の予想ですが、着実に増配が継続されている銘柄となっています。

株価4,500円として1株当たり配当金を170円とすれば配当利回りは3.7%。

メガバンク株のSMFGで配当利回り約4%なら、まずまず魅力的な水準ではないでしょうか。

三井住友フィナンシャルグループの株価推移と高値と安値

SMFGの株価を分析する前に、SMFGの過去10年分のチャートを月足で振り返ってみます。

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「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
マネックスTradestation
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

・最高値13,500円(2006年9月)
・最安値2,003円(2011年11月)

 SMFGの10年分チャートを見ると他行と同じく、現在の株価水準は10年前の株価に遠く及ばない水準となっています。

次に2010年以降のチャート(週足)を見てみます。



・最高値→5,770円(2015年8月)
・最安値→2,003円(2011年11月)

2010年以降で見れば、SMFGの株価は2011年11月の2,003円を底に、2015年8月の5,770円の株価まで約2.9倍になっています。この間の倍率、三菱UFJが2.9倍、みずほが2.9倍となっており、3行とも同水準。メガバンク3行に限って言えば、2011年末頃に買って、2015年夏頃まで持っていれば、ほぼ同じパフォーマンスを上げられています。 

しかしながら15年8月に天井を着けたのち、SMFGの株価は完全に下落トレンドに入ります。16年2月には最高値から約1/2水準の2,819円まで下落。現在は2,819円から2度目の反発をして最高値5,770円に向かっている所、というのがSMFGの株価の値位置と言えます。 

尚、2018年6月20日のSMFG終値は4,416円となっています。

三井住友フィナンシャルグループの株価ポイント

2015年8月の高値5,770円に向け上昇をしているように見えるSMFGの株価について、株価のポイントを考えてみます。

フィボナッチ・リトレースメント76.4~88.6%ゾーンで反転している

フィボナッチ・リトレースメントを直近の高値と安値で引いてみると、リトレースメント76.4~88.6%ゾーンで反転していることが分かります。

相場はフィボナッチ・リトレースメント76.4~88.6%のゾーンで反転しやすいという性質を持っていますが、まさにそのセオリー通りに反転しています。ただしその反転がひと段落して、現在は次の値動きを探っているように見受けられます。

リトレースメント76.4~88.6%のゾーンで反転した後、再度上昇し最高値を目指すのか・それとも完全に下落トレンドに転じてしまうのか、2018年4月以降値動きが落ち着いていますが、SMFGの株価は両者のいずれの方向に動くのでしょうか?

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三井住友フィナンシャルグループ株価の今後予想される値動き

SMFGの株価については、足元の落ち着いた値動きの後に再び最高値を目指す値動きと完全に下落トレンドに転じてしまう、のどちらの値動きが予想されます。両者のケースについて値動きを予想してみます。

 

最高値5,770円を目指すケース

フィボナッチ・リトレースメント76.4~88.6%ゾーンで一旦反転したものの、時間の経過の後に再び元の方向に戻るケースです。

本ケースでは素直に斜めにトレンドラインも引けることから、トレンドラインに沿っての上昇の可能性があります。そしてその後に5,770円に到達するシナリオが考えられます。

ただし5,770円は2013年にも高値を付けているゾーンであり、ここで3回目の天井となる可能性があります。しかしながら素直に5,770円を上にブレイクすると、それまで長きにわたるレンジ相場で蓄えられたエネルギーが放出されて一気に上昇する可能性もあります。

5,770円に到達した後の値動き迄は現段階では予想しませんが、いずれにしても5,770円に株価が到達した際は、次の値動きは要注意となります。

下落トレンドに転じるケース

フィボナッチ・リトレースメント76.4~88.6%ゾーンで反転したものが、そのまま完全に下落トレンドに転じるケースです。

SMFGの株価は2014年以降で見ると、4,000~5,000円のレンジを中心に上下に行き過ぎては戻っている状態となっています。足元は4,500円付近の丁度真ん中に位置していますが、下落となるとまず目指すのは4,000円付近となります。

2014年以降のレンジの下限となる4,000円付近で下落が止まれば、再び上昇の可能性が残ります。ただし4,000円付近を明確に下に割れてしまうと、次に待っているのは直近安値の2,700円台。現在の4,500円付近の値位置から見ると、2,700円台は結構離れていますが完全に相場が下を向いてしまうと、株価のポイントになるのでご注意ください。

いずれにしても2014年からの続く4,000~5,000円のレンジ幅で値動きが収まるかどうかが、下落の場合の次なるポイントとなります。

三井住友フィナンシャルグループの株価まとめ

SMFGの株価も10年スパンで見れば、確かに株価回復の途中、という状態です。ただし目先はレンジ相場を形成しており、そこか先は上にも下にもどちらにも行ける状態となっています。

果たしてSMFGの株価は残念ながら下に向けた値動きを開始してしまうのか?それとも高値5,770円を目指し、更にその上をめざすような値動きを見せるのでしょうか?

フィボナッチ・リトレースメントで一旦反転した形のSMFG株価の行方は、チャート屋として非常に興味深く、今後も注意深く見守って行こうと思います。

フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析について

SMFGの株価について上記では主にフィボナッチ・リトレースメントで分析を行いました。

「こんなの簡単で誰にでもできそう」、そう感じた方もおられるのではないでしょうか。

フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析は欧米の投資家は、株に限らず為替などでも利用されている相場分析方法です。よって知っておくと様々な場面で利用ができます。また数学の問題を解く際の補助線のように、フィボナッチ・リトレースメントは相場分析に有効な補助線を引くことができます。

「そんなに学ぶ機会もないし、時間もない・・・」、そんな方が殆どだろうと思います。

確かにフィボナッチ関係の解説書は本屋に行けば数点ありますが、相当量のボリュームで更に翻訳本なので読みにくいです。そんな訳で管理人が簡単にフィボナッチ・リトレースメントの解説書を作成してみました。

やはり相場で利益を得ようとすれば、最低限の勉強は必要ですよ。それがチャートなのかファンダメンタルなのかは人それぞれですが、楽してお金儲けはできません。相場も仕事と一緒で、何の知識やノウハウ無しにやってもうまく行くはずはありません。そこの所は勘違いしてはいけません。

フィボナッチを利用した相場分析に興味を持たれたようなら、まずは簡単にまとめた解説書をご覧になってはいかがでしょうか。今後の相場分析に有効な補助線を自ら引けるようになりますよ。

トレードの解説書、フィボナッチ利用の基礎の基礎

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②フィボナッチ・リトレースメントを利用したFXトレードの解説書
FX用にフィボナッチ・リトレースメントの利用方法を解説したテキストですが、株式チャートの分析にも応用できるように執筆しています。

入手方法は2種類です。

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フィボナッチで相場分析できるようになると、自身の相場の見方を1つ打ち立てることにつながります。当然相場なので、外れることもありますが、相場の見方に有効な補助線を引くことができるので、間違ったなこれは・・・、と気付くことも速くなります。

手がけて見ると案外簡単で、要は知るか・知らないかの部分も多いフィボナッチの世界、これを機会に覗いてみてはいかがでしょうか?

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