三井住友FG(三井住友銀行)株価の今後の見通しと予想(2016年9月12日版)

 株価の値動きをよく見てみると、三菱UFJ-FGの株価の値動きに似ている三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行、以下SMFG、東証1部8316)。大きな流れでは、10年前の高値に全く追いついていない、というメガバンク特有の株価の流れとなっていますが、規模のハンデを乗り越えてみずほGとは違う流れに株価的にはなりつつあります。

 そんなSMFGの株価について、今後の株価のポイントをピックアップし、今後の値動きを予想してみました。

 上の抵抗帯と下の抵抗帯に挟まれて、レンジ相場を形成しつつあるSMFGの株価。さて株価は上に行くか下にブレイクして行くのか?レンジ相場が破られた方向に乗っていくのが簡単ではありますが、その時期はいつになるのでしょうか?

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三井住友フィナンシャルグループの業績推移

 まず最初に株価を見る前に、SMFGの過去6期分の業績推移を見てみます。

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 他のメガバンク同様、16/3期は減収減益の決算。13/3期以降続いていた経常利益1兆円超えが途絶えることに。しかしながら17/3期は経常利益1兆円を回復させる計画となっています。17/3期計画の達成は、当然自身の努力も必要でしょうが、日本及び世界の景気次第とも言えそうです。 

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三井住友フィナンシャルグループの配当金推移

 三井住友FGの配当金はこれまで下記のように推移しています。

三井住友フィナシャルグループの1株当たり配当金推移
2010/3期100円→中間50円+期末50円
2011/3期100円→中間50円+期末50円
2012/3期100円→中間50円+期末50円
2013/3期120円→中間50円+期末70円
2014/3期120円→中間55円+期末65円
2015/3期140円→中間60円+期末80円
2016/3期150円→中間75円+期末75円
17/3期予定150円→中間75円+期末75円

 2010/3期から2012/3期まで1株当たり配当金100円で推移していたSMFGですが、2013/3期に120円と増配に踏み切り、そして2015/3も140円に増配。2016/3期も減収減益決算ながら増配を継続。しかしながら17/3期の配当については年間150円の配当と前期の金額を据え置いています。

 株価3,500円として1株当たり配当金を150円とすれば配当利回りは4.2%。
 SMFGで配当利回り4%オーバーであれば、十分高い利回りと言えます。

三井住友フィナンシャルグループの株価推移と高値と安値

 SMFGの株価を分析する前に、SMFGの過去10年分のチャートを月足で振り返ってみます。

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「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
マネックスTradestation
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

・最高値13,500円(2006年9月)
・最安値2,003円(2011年11月)

 SMFGの10年分チャートを見ると他行と同じく、現在の株価水準は10年前の株価に遠く及ばない水準となっています。

 次に5年分のチャート(週足)を見てみます。

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・最高値→5,770円(2015年8月)
・最安値→2,003円(2011年11月)

 5年で見れば、SMFGの株価は2011年11月の2,003円を底に、2015年8月の5,770円の株価まで約2.9倍になっています。この間の倍率、三菱UFJが2.9倍、みずほが2.9倍となっており、3行とも同水準。メガバンク3行に限って言えば、2011年末頃に買って、2015年夏頃まで持っていれば、ほぼ同じパフォーマンスを上げられています。 

 しかしながら15年8月に天井を着けたのち、SMFGの株価は完全に下落トレンドに入ります。16年2月には最高値から約1/2水準の2,819円まで下落。現在は2,819円から2度目の反発をしている所、というのがSMFGの株価の値位置と言えます。 

 尚、2016年9月9日のSMFG終値は3,592.0円となっています。

三井住友フィナンシャルグループの株価ポイント

 2016年に入り下落に勢いがついてしまったものの、どうにかレンジ相場で踏ん張って入るSMFGの株価。実は株価のポイントは分かり易いです。そんなSMFGの株価のポイントを3点ピックアップしてみました。

抵抗帯(サポート)を下に抜けてしまいサポレジ転換が発生

 SMFGの株価は長く、3,800~5,000~5,800円のレンジ相場が続いていた、と見ることができますが、過去何度も下落を跳ね返してきた3,800~4,000円付近のサポートですが、遂に16年2月に明確に下にブレイクしてしまっています。

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 下に抜けて2,819円の安値を着けたのちに3,895円まで反発しますが、そこが天井。反発した上限3,895円は過去のレンジ相場の下限でもあり、現在のチャート状況から見ると3,900円付近で過去のサポート(支持帯)がレジスタンス(抵抗帯)に転換するサポレジ転換が発生した、と考えられます。

 そして現在まさにサポレジ付近に位置しているSMFGの株価。再びサポレジに跳ね返されるか、それとも上に抜けて行くのか、重要な局面に位置しています。
 

フィボナッチ・リトレースメント76.4%を着けている

 5,770円からスタートしたSMFGの下落相場、フィボナッチ・リトレースメントのラインを引くと、2,819円でリトレースメントのゴールとも言える76.4%に到達していることが分かります。

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 最高値5,770円からの下落の際、リトレースメント26.4%で一旦引っかかりましたが、その後は一気に下落して76.4%に到達。そして50.0%のラインまで反発、と言えます。
 
 そしてここから先は、フィボナッチから見た相場分析的には上にも下にも自由に行ける状態、となっています。

上下に抵抗帯が存在してレンジ相場を形成しやすい状態

 SMFGの株価は、①で指摘のように上に強いサポレジが存在。そして下にもフィボナッチ・リトレースメント76.4%と重なるように、過去のレンジ相場のサポレジが存在しています。

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 よってSMFGの現在の株価の値位置は、非常にレンジ相場を形成しやすい状態にある、と言えます。

 レンジ相場はいつかは破られる=ブレイク、する時がやってきますが、レンジ相場の最中に次にどちらに動くかの予想は非常に難しい所。フィボナッチ的にも上にも下にもどちらにも行ける状態にあるSMFGの株価。トレードするなら、上か下かブレイクの確認がなされた後に、素直にブレイクの方向についていく、というのがセオリーとなります。

三井住友フィナンシャルグループ株価の今後予想される値動き

 SMFGの株価については、目先のレンジ相場が上にブレイクするかor下にブレイクするか、のどちらかにとなります。(レンジ相場が長く続く可能性もありますが)

 

レンジ相場を上にブレイクした場合のポイント

 SMFGの株価が上にブレイクした場合、ポイントとなるのは5,000円付近。過去何度か相場が反転したことのある地点であり、フィボナッチ・リトレースメント24.6%が位置する場所でもあります。ココで反転することなく、上昇が継続するようなら目指せ最高値5,770円ということになります。

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 価格帯別出来高を見ると、4,000円付近と5,000円手前のレンジ相場の入口と出口は結構な出来高が出来ているので、そう簡単にサポレジをブレイクして上昇上昇、というのは可能性としては低そうです。

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※画像はSBI証券の価格帯別出来高
関連記事:価格帯別出来高を見るならSBI証券がオススメ

 5,000円付近で反転するようだと、再び以前の3,800円からのレンジ相場入りの可能性がありますが、その場合はレンジ相場が一つ上の段階に行く、ととらえることができます。

レンジ相場を下にブレイクした場合のポイント

 レンジ相場を下にブレイクした場合はポイントが2つあります。

①フィボナッチ・リトレースメント88.6%で止まる
②最安値2,003円まで下落してしまう

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 ①の場合は再度反転が期待でき、そこから先に大反転、という可能性もあります。
 ②の場合は、最安値2,003円という最終防衛ラインの戦いとなります。どちらが勝つかは、その時にならないと分かりません。

 ただし3,000円ともなると、SMFG株の配当利回りが7%を超えてくる(1株当たり150円の配当を維持の場合)ので、流石にそこから下抜けは考えにくい場面ではあります。(ただし相場は何でもありなので、ご注意を)

三井住友フィナンシャルグループの株価まとめ

 SMFGの株価も10年スパンで見れば、確かに株価回復の途中、という状態は他行と変わりませんが、目先はレンジ相場を形成しており、そこか先は上にも下にもどちらにも行ける状態。

 果たしてSMFGの株価は残念ながら底が抜けて下にブレイクしてしまうのか?それともサポレジを上にブレイクして、久しく続いた下落トレンドを脱し、上昇トレンドに転換することができるのか?

 しばらくレンジ相場が続く可能性もありますが、SMFG株価の行方は、チャート屋として非常に興味深く、今後も注意深く見守って行こうと思います。

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