三菱UFJ-FG(三菱東京UFJ銀行)株価の今後の見通しと予想(2016年11月22日版)

 2016年11月のアメリカの大統領選挙でトランプ候補が勝利の後、突如追い風が吹き始めた三菱UFJフィナンシャル・グループ株(以下、三菱UFJ株)。これまでのレンジ相場を上に抜けた形となり、アメリカのトランプ相場の恩恵を受けた日本株の右代表的な存在となっています。

 そんな三菱UFJの株価、今後はどんな動きが予想されるのか?2016年初から続いていたレンジ相場を上方ブレイクして、相場の転換点は迎えた可能性が高い三菱UFJの株価。しかし更なる上昇には、上に存在しているサポート&レジスタンスを突破する必要があります。

 トランプ相場はひと時のお祭りになってしまうのか、それとも株価反転の足掛かりとなるのか、今後の株価の値動きに注目です。(2016年11月22日更新)

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三菱UFJフィナンシャル・グループの業績推移

 最初に三菱UFJの過去5期分の業績推移を見てみます。

16.5.26三菱UFJ-業績推移-min

 2015/3期は当期純利益1兆円オーバーとなった三菱UFJですが、世界的な景気変調やマイナス金利導入の影響もあり、16/3期は増収ながらも減益。それでも9,000億円以上の黒字を計上しています。

 2017/3期は更なる環境悪化を加味して、当期純利益8,500億円と減益の計画。減益でも当期純利益8,000億円以上な計画な訳で、さすがの大銀行の面目躍如たるものがあります。

三菱UFJフィナンシャル・グループの配当金推移

 
 三菱UFJの配当金は下記のように推移しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループの1株当たり配当金推移
2010/3期12円→中間6円→期末6円
2011/3期12円→中間6円→期末6円
2012/3期12円→中間6円→期末6円
2013/3期13円→中間6円+期末7円
2014/3期16円→中間7円+期末9円
2015/3期18円→中間9円+期末9円
2016/3期18円→中間9円+期末9円
17/3期18円→中間9円+期末9円(予想)

 2012/3期まで1株当たりの年間配当額12円でしたが、その後は徐々に配当金を増加。2015/3期は1株当たり配当金18円まで増加。2012/3期比で言えば1.5倍となっています。業績の拡大とともに配当金も順次増やしていましたが、2016/3期の減益決算・2017/3期の減益予想を受けて、1株当たり配当金は3年連続18円となる予定です。

 尚、株価550円で計算した時の三菱UFJ株の配当利回りは約2.6%となっています。三菱UFJクラスで配当利回り約2.6%であれば、超長期の保有もあり?、と思わないでもない水準ではあります。

三菱UFJフィナンシャル・グループの株価推移と高値と安値

 三菱UFJの株価を考える前に、2012年以降の株価チャート(月足)を見てみます。

16.9.7三菱UFJ株価-月足-min
「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
マネックスTradestation
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

・最高値1,950円(2006年4月)
・最安値318円(2011年11月)

 長い目で見れば、少しずつ回復している三菱UFJの株価ですが、最高値1,950円への道はまだまだ先、と言わざるを得ません。

 三菱UFJの株価をもう少し詳しく見るために次に5年分の週足チャートを見てみます。

16.9.7三菱UFJ株価-週足-min

・最高値936.8円(2015年6月)
・最安値318円(2011年11月)

 2011年11月に最安値318円をつけた後、2015年6月936.8円まで駆け上がった三菱UFJの株価。メガバンクの株=三菱UFJでも約3倍になっていた、というのは少々驚き。
 2015年初頭の日本株の株価上昇、大型銘柄中心に上昇していましたが、三菱UFJもまさに2015年初頭から6月にかけて株価が上昇しています。

 ただし株価が最安値から約3倍になったとはいえ、10年分のチャートと比べると、5年分の最高値時点でも、10年前の約半分となっているので注意が必要となります。

直近の三菱フィナンシャル・グループの株価

 直近2016年11月21日時点での三菱UFJ株の週足チャートは下記のようになっています。

16-11-22三菱UFJ株価-週足チャート

 11月9日にアメリカ大統領選挙でトランプ候補の勝利という結果が判明後、アメリカの株式市場を中心にトランプ相場とも言うべき状況が発生していますが、トランプ相場の影響は日本にも波及。アメリカでは金融株が大幅に上昇していますが、アメリカでも子会社を有しメガバンク3行で最もアメリカの景気の影響を受ける三菱UFJに対して、株価が素直に反応。

 その結果、それまでのレンジ相場を一気に上に突き抜けることになりました。

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三菱UFJフィナンシャル・グループの株価ポイント

 三菱UFJの株価について、過去のチャートから考えられる株価のポイントを3点ピックアップしてみました。

フィボナッチ・リトレースメント76.4%を達成して上昇

 最高値936.8円から下落してきた三菱UFJの株価ですが、最安値と最高値でフィボナッチ・リトレースメントを引いたのが下記。

16-11-22三菱UFJ株価-リトレースメント

 このチャートで分かるのは、2016年初めからの株価下落で、三菱UFJの株価はリトレースメント的にはゴールとも言える76.4%(460円付近)に一度到達しているという点。
 431.9円を着けた後、一旦反転した株価は、リトレースメント76.4%に到達したから反発した、と言えます。そしてリトレースメント76.4%を2度タッチしており、現在は反発局面にあります。

 

400~450円付近が絶対防衛ライン

 三菱UFJの株価がこれ以上、下落しないための絶対防衛ラインが400~450円付近に存在しています。

16.9.7三菱UFJ株価-防衛ライン-min

 リトレースメント76.4%に加えて、過去のレンジ相場の上限付近が約450円。今後、株価がこの約400~450円割れが確定しなければ、どうにか上昇の希望も持てますが、ここの水準を確実に割れてくると、更なる下落の開始→目指せ最安値、という展開が予想されます。

 今の所、防衛ラインに2度タッチはしていますが、どうにか持ちこたえています。 

三菱UFJフィナンシャル・グループ株価の今後予想される値動き

 三菱UFJの株価について、上記のポイントを利用しながら、今後の値動きを予想してみました。

①上昇のケース

 トランプ相場に乗っかり、それまでのレンジ相場を上にブレイクした三菱UFJ株。しかしすぐ上の700円にサポレジ+フィボナッチ・リトレースメント38.2%が存在。まずは700円を突破できるかどうかが、次のポイントになります。

 そして700円も上にブレイクが成功すればお次のサポレジ+フィボナッチ・リトレースメント23.6%の790円付近。

 700円そして790円の2つのサポレジを明確に上に抜けてくるようなら、いよいよ目先の高値936.8円を目指す動きとなります。

16-11-22三菱UFJ株価-上昇シナリオ

②下落のケース

 ここから先、再度下落となると、まず最初は2016年にレンジ相場を形成した450~600円付近で止まるかどうか。
 ここで止まらないと、絶対防衛ラインの400~450円の下ブレイクを再度試す展開となります。

 仮に400円が割れるようでも、フィボナッチ・リトレースメント88.6%の390円付近で止まる可能性もありますが、そのまま下落が続けば、目指せ最安値318円という展開となります。

16-11-22三菱UFJ株価-下落シナリオ

三菱UFJフィナンシャル・グループの日足チャートを3本RCIで分析

 伝説のテクニカルとも言われる3本RCIで直近の三菱UFJ株がトレードできたかどうか、検証してみます。日足に3本RCIを表示させたのが下記となります。

16-11-22三菱UFJ株価-日足3本RCI

 レンジ相場は3本RCIは苦手なので、2016年初からのレンジ相場は3本RCIと言っても苦戦しそうですが、2015年末の下落トレンドはうまくとれてます。トレンプ相場の初動が取れるかは、3本RCIを使い慣れないと微妙な部分もありますが、取れなくはないですね。

 トレードのタイミングを取るのに3本RCIは重宝します。ご興味あれば、マネックス証券のトレードステーションで簡単に設定できるのでお試しください。

 下記に詳しい設定方法等も記載しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループの株価まとめ

 トランプ相場にうまく乗っかれた形の三菱UFJ株。ただし外的要因での株価上昇であり、現在の上昇が継続するかどうかは、何とも言えません。それでもこれまでのレンジ相場を上にブレイクした、という部分では新しい相場局面に入ったと言えます。

 このまま目指せ高値の936円となって欲しい所ですが、それに至るまでに存在するサポレジを上にブレイクするだけの上昇パワーがあるかどうか、非常に興味深い所です。

 三菱UFJの株価、今後も注意して見て行こうと思います。

ソーシャルレンディングという選択肢について

 三菱UFJ株に興味はあるけれど、上昇相場に乗り遅れてしまった感があり、株価が下がるリスクもあるよなぁ、けど何か投資はしてみたい・・・。そんな方がおられれば、現在話題になりつつあるソーシャルレンディングの投資を研究してみてはいかがでしょうか?

 世界で広がりつつあるソーシャルレンディング投資ですが、日本では不動産への投資が主流となっています。小回りが利くソーシャルレンディングは受取金利も高く、利回り約10%というソーシャルレンディングも存在しています。

 ラッキーバンクのソーシャルレンディング案件は投資利回り6~10%で、原則毎月分配で全プロジェクトに不動産担保が付いています。またこれまで、運用放棄金額ゼロという実績を有しています。

 投資金額は数万円から可能と三菱UFJ株と同程度の資金で投資が可能です。元本保証の商品ではないので当然元本毀損のリスクもありますが、担保の取得及び毎月の分配ということで、元本毀損のリスクヘッジはある程度はなされています。
 様々なソーシャルレンディング運営会社が存在していますが、ラッキーバンクは不動産案件に特化している、という特徴も有しており、他社に比べて利回りも高めになっています。

 数十万円単位の金額をいきなり投資するのはリスクがありますが、今後市場拡大が予想されているソーシャルレンディングへの投資、今から研究そして口座開設をしておけば、今後の本格的な市場拡大の際に乗り遅れることもありません。まずは口座開設から始めてみてはいかがでしょうか?

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関連記事:不動産特化型ソーシャルレンディング、ラッキーバンクとオーナーズブックの比較

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