トヨタ自動車株価の今後の見通しと予想(2017年2月7日版)

 リーマンショック後のアメリカでのリコール問題から、完全復活しつつあるトヨタ自動車(東証1部7203)。ライバルのフォルクスワーゲン(VW)が排ガス不正問題によるオウンゴール、三菱自動車は燃費不正発生といって不祥事も相次ぐ自動車業界にあって、着実に業績を上げているトヨタはさすがの存在と言えます。

 しかしながらアメリカでトランプ大統領が誕生し、トランプ大統領から横槍が入り再び暗雲が立ち込めつつあります。

 トランプ相場の恩恵で上昇したトヨタ株ですが、現在は下落の最中。果たして今の下落は押し目となるのか、それとも上昇のスタート地点まで戻り下手をすると下値を探る展開となってしまうのか?

 そんなトヨタの株価は今後どうなっていくのか、フィボナッチを利用して考えてみました。(2017年2月7日更新)
  

株式会社DMM.com証券(外為ジャパン) スポンサードリンク

トヨタ自動車の業績推移

 リーマンショック後のアメリカでのリコール問題から完全復活を遂げつつあるトヨタ自動車。ここ6年での業績は下記のように推移をしています。

 15/3期、16/3期の2期連続で当期純利益で2兆円超えと、もう完全復活と言っていい状態のトヨタ自動車。特に2012/3期→2013/3期→2014/3期の業績の伸びは目を見張るものがあります。

 しかしながら、2017/3期予想は減収減益の予想。中国を始め世界的に景気変調の兆しがあり、トヨタも業績予想を保守的に出しています。豊田社長が、景気の潮目が変わった、と仰られていましたが、その認識を踏まえた2017/3期の決算予想となっています。 

トヨタ自動車の配当金推移

 トヨタ自動車の1株当たり配当金は下記のように推移しています。

2016/3期210円
2015/3期200円
2014/3期165円
2013/3期90円
2012/3期50円
2011/3期50円
2010/3期45円

 1株当たり配当金も業績の回復に伴い急増しています。2010年3月期と比べると、トヨタの2016年3月期は配当金が4倍以上になっています。

 株式は本来長期保有すべきもの、と言われますが、トヨタの配当金推移を見ると、その言葉の意味が多少は分かります。

 尚、減収減益決算を予想している2017/3期については配当金額の予想は開示されていません。

トヨタ自動車株価推移と高値と安値

 次にトヨタ自動車の株価の過去の推移を見ます。下記はヤフーファイナンスの5年分のトヨタ自動車の株価チャート(月足)となります。

トヨタ自動車の5年分株価推移(月足チャート)

※ヤフーファイナンス

 5年分の株価推移で見ると、2012年1月頃を底に株価の上昇が開始、その後2014年1月頃に押し目を付けた後に最高値を付けた後、下落し再度上昇をしているのが現在のトヨタの株価の状況となります。

 2013年頃に6,000円付近で揉みあい状態にあったトヨタの株価ですが、足元はこの6,000円付近の揉み合いから上方に離れるかどうかの瀬戸際という状態となっています。

 次に、10年分の月足チャートでトヨタの株価推移を見てみます。

16.8.22トヨタ株価-10年月足-min
※「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」以下同様、トレードステーションについては下記をご覧ください


・トヨタ自動車株価の高値→8,783円(2015年3月)
・トヨタ自動車株価の安値→2,330円(2011年11月)
※2017年2月6日(月)時点でのトヨタの株価(終値)は6,493円

 そして2017年2月7日(火)時点での週足チャートは下記となっています。

トヨタ自動車の株価のポイント

 トヨタの過去及び今後の株価を考える上で、足元でポイントとなると思われる点は現在のところただ1つ。

 サポレジ且つフィボナッチ・リトレースメント36.4%のある6,400円付近を維持できるのか?、という点。

 週足チャートで見るとよく分かります。

 5,000円付近から立ち上がって来たトヨタの株価はフィボナッチ・リトレースメントに影響を受けながら上昇しています。これまで23.6%→38.2%→50.0%と順調に上昇してきましたが、61.8%の手前で下落。
 現在は38.2%を若干割れた所に位置しています。ココで踏ん張ることができれば上昇トレンド継続。仮に割れてもリトレースメント23.8%の5,800円付近で止まれば、それでも上昇トレンドは維持とはなります。

 ただしこのまま下落してリトレースメントの基点の4,900円を割れてくると、下落トレンド入り確定となります。

 

スポンサードリンク

トヨタ自動車の株価を買い目線で見た場合

 現在の下落は上昇トレンドの押し目と捉えて、今後株価が上昇するパターンを考えてみます。最高値と最安値にフィボナッチ・リトレースメントを引いてみました。

 基本的にはフィボナッチ・リトレースメントのセオリー通りの予想です。フィボナッチ・リトレースメントの見方については下記をご参照ください。

フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析方法について

フィボナッチを利用したFXトレードの解説書を作成しました!

 上昇の場合、61.8%を抜けるとして次のポイントはリトレースメント76.4~88.6%の7,800~8,350円付近のゾーン。ここで一旦下落を入れるか、それともそもまま直近の高値8,783円を目指していくか、ということになります。

 トヨタの株価はリトレースメント76.4%と88.6%のいずれにも過去のサポレジが存在しており、どちらで反転があってもおかしくはない状態となっています。

 さすがにトランプ相場も一息ついた感があり、目先の高値8,783円を目指していくには、トランプ相場の再来等、全体の株価上昇という背景が無いと、トヨタクラスの銘柄は簡単に高値を抜くような事態にはならないかと。

トヨタ自動車の株価を売り目線で見た場合

 次に、トヨタの株価が再度下落を始めた場合、売り目線で見てみます。売り目線の場合は今の値位置であるフィボナッチ・リトレースメント38.2%6,400円付近が完全に割れることになります。

 リトレースメント38.2%が割れると次に来るのはリトレースメント23.6%の5,850円付近。下落がここまでに留まればまだ上昇トレンド継続となります。ただしトランプ相場の貯金は無くなってしまいますが。

 しかし5,850円付近も割れると、目指すは現在の上昇トレンドの基点の4,950円付近。ここまで下がると、再度下値を探る展開も出てきてしまいます。

3本RCIでトヨタの株価を見てみる

 順張りでエントリータイミングを取りやすい3本RCIを使って、トヨタ株をトレードできるかを見てみます。

 それほど判断に迷うことなくエントリーできるタイミングを白い四角で囲ってみました。よいタイミングで押し目を捉えていることが分かります。ちなみに他の銘柄に比べても、トヨタと3本RCIの相性よさげです。直近のトランプ相場も、3本RCIがあればうまくエントリーが出来ています。

 3本RCIにご興味あればトレードステーションで3本RCIを設定して使ってみてください。下手なテクニカルより使えますよ。

トヨタの株価まとめ

 足元フィボナッチ・リトレースメント38.2%地点で上に行くか・下に行くかのポイントに立っているトヨタの株価。リトレースメント23.6%まで下がった後の反転でもまだ上昇トレンドの維持は可能ですが、残念ながらトランプ相場で作った貯金を吐き出しつつあります。

 トランプ大統領から目の敵にされてしまった感があるトヨタなので、ファンダメンタル的に考えるとしばし様子見も有力な選択肢となりえます。

 いずれしにてもトヨタ株は個人投資家だけでなく、GPIFといった公的資金や投資信託もタップリ買っているため、トヨタ株が上がるかor下がるかは、各方面への影響が非常に大きいため、今後の株価の行方が気になります。

 トヨタクラスの銘柄となると、日本及び世界の株式市場全体の動きに左右され、トヨタの株価の今後を更に深く考えるには、日本そして世界(特にアメリカ)の株式市場の行方も合わせて考える必要もあります。

 ともあれ、トヨタの株価チャートだけ見た場合の株価のポイントと今後の予想は、こんな所となりました。今後も当記事は定期的に更新して参ります(3ヶ月を目途に更新予定)。
 

ソーシャルレンディングという選択肢について

 トヨタ株に興味はあるけれど、1株買うのに数十万円単位でお金も必要だし、株価が下がるリスクもあるよなぁ、けど何か投資はしてみたい・・・。そんな方がおられれば、現在話題になりつつあるソーシャルレンディングの投資を研究してみてはいかがでしょうか?

 世界で広がりつつあるソーシャルレンディング投資ですが、日本では不動産への投資が主流となっています。小回りが利くソーシャルレンディングは受取金利も高く、利回り約10%というソーシャルレンディングも存在しています。

 ラッキーバンクのソーシャルレンディング案件は投資利回り6~10%で、原則毎月分配で全プロジェクトに不動産担保が付いています。またこれまで、運用放棄金額ゼロという実績を有しています。

 投資金額は数万円から可能であり、トヨタ株と違い、1ロット数十万円の勝負をかけずにも済みます。元本保証の商品ではないので当然元本毀損のリスクもありますが、担保の取得及び毎月の分配ということで、元本毀損のリスクヘッジはある程度はなされています。
 様々なソーシャルレンディング運営会社が存在していますが、ラッキーバンクは不動産案件に特化している、という特徴も有しており、他社に比べて利回りも高めになっています。

 数十万円単位の金額をいきなり投資するのはリスクがありますが、今後市場拡大が予想されているソーシャルレンディングへの投資、今から研究そして口座開設をしておけば、今後の本格的な市場拡大の際に乗り遅れることもありません。まずは口座開設から始めてみてはいかがでしょうか?

ラッキーバンクの詳細を見てみる
関連記事:不動産特化型ソーシャルレンディング、ラッキーバンクとオーナーズブックの比較

株価予想の関連記事
フィボナッチ・リトレースメントでの相場分析方法について

フィボナッチを利用したFXトレードの解説書を作成しました!

トレードステーションで3本RCIを表示して活用する方法

FivoCat
「株価プレス」のFacebookアカウントをフォローすると、更新情報をタイムラインにお届けします!
スポンサードリンク
スポンサードリンク