ソフトバンク株価の今後の見通しと予想(2017年5月11日版)

 株の取引をする人ならば、殆どの人が気になっているのがソフトバンク(ソフトバンクグループ9984)の株価。

 12月に入り、突如トランプ次期大統領と面談を行いアメリカに約5兆円を投資する!、と発表して世間をアッと言わせたソフトバンク孫社長。そして株価は孫社長とトランプ次期大統領との面談を号砲に上昇を開始。

 さすがは孫社長と言わしめた今回の演出、そしての株価は2013年12月に付けた高値9,320円まであと一歩の水準まで上昇しています。

 ファンダメンタル的には、買収した米国の携帯電話の業績も改善傾向にあり、また10兆円ファンドの設立もあり、追い風が吹いていますが、チャートだけ見た場合、今後の株価の予想はどうなるのか?

 そんなソフトバンクの株価の今後の見通しを予想してみました。(2017年5月11日更新)

 

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ソフトバンクの業績推移

 株価を見る前にソフトバンク(グループ)の業績推移を見てみます。3期分の業績は下記のように推移しています。

2015/3期 売上高8,504,135百万円、税前利益1,213,035百万円、当期純利益668,361百万円
2016/3期 売上高8,881,777百万円、税前利益919,161百万円、当期純利益474,172百万円
2017/3期 売上高8,901,004百万円、税前利益712,526百万円、当期純利益1,426,308百万円

 ソフトバンクの業績は17/3期は当期純利益が何と1兆円超え!スッゲー、ただし投資会社としての性格も有するソフトバンクの財務数値は、株式の評価益やら売却益やら色々な要素が複雑に絡み合っているので、他の事業会社と同じように考えるのは危険。ま、それでも当期純利益1兆円オーバーはトヨタ自動車に次ぐ利益額なので、すごいことには間違いありません。

 しかしながら借金10兆円を超える借金大王でもあるソフトバンク(17/3期末時点で12兆円)、ちゃんと財務分析をするのであれば貸借対照表(B/S)の分析も必須となります。ご興味あれば下記もどうぞ。

 尚、トランプ次期大統領との面談で打ち上げたアメリカでの5兆円投資の話、何の不思議もなくてて、既に設立を発表している約10兆円のファンド(主なスポンサーはサウジアラビア)でアメリカの企業に投資する、というお話です。

 だからソフトバンクとしては基本的に新しい持ち出しの資金はゼロ。

 10兆円のファンドという規模を考えると、世界を見渡してもそんなデカイお金の使い道はアメリカ中心にならざるを得ないので、孫社長もうまーく宣伝したなぁ、と思います。この報道をきっかけにソフトバンクの株価は上昇しているので、孫社長の作戦勝ちですね。

ソフトバンク株価の最高値と最安値の確認

 まず最初にここ10年月足チャートでソフトバンクの株価の最高値と最安値の確認をしてみます。


「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション
※関連記事:マネックス証券のトレードステーション発表会に行ってきました

最高値9,320円(2013年12月)
最安値636円(2008年10月)

 2008年から2013年にかけて、600円台から9,000円台と一気に約15倍となったソフトバンク株。これだからソフトバンク株はやめられません。けど2013年に9,330円という最高値を付けた後は、一転下落トレンド入り。2014年はレンジ相場、2015年はジリジリと下落が継続。2016年に入り漸く反発の兆しが見えつつあるような、チャートの状態になっています。

 そして2016年8月のアームの買収発表を契機に、株価は上昇を開始、そして12月のトランプ次期大統領との面談を契機に更に株価は上昇しています。

 そして足元の約4年の週足チャートは下記の状態

 2015年後半に7,000円付近を底割れして一気に4,000円台まで下落したソフトバンク株ですが、2016年2月に反転。2017年1月に9,320円の高値ブレイクへのチャレンジを行ったのですが、残念ながら跳ね返されて下落。一旦7,500円付近まで後退したものの、現在再度高値ブレイク挑戦に向け株価が上昇しています。

 尚、2017年5月10日の終値は8,700円となっています。(5月10日の株式市場終了後に決算発表が行われました) 

 2013年12月高値が目前のソフトバンクの株価。今後どんなシナリオが予想されるのか、今後のシナリオを考える前に、今後の株価を考えるために抑えておくべきポイントを考えてみます。

ソフトバンク株価を考える上でのポイント、9,320円を超えられるかどうか

 今後のソフトバンクの株価を考える際の最大のポイントは、2013年12月の9,320円を超えられるかどうか。

 ココに全てがかかっていると言っても過言ではありません。

 9,320円を上に明確にブレイクすれば、ソフトバンク株は新たなステージ入り。逆にブレイクに失敗すれば、これまで通りの値動き。

 ブレイク狙いの投資家、逆張り派の投資家、いずれのタイプにとってもエントリーチャンスの機会が迫りつつあります。非常に分かりやすいポイントだけに、上もしくは下に動く時は一気に動いていく可能性が高いと考えられます。

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ソフトバンク株価の今後予想される値動き

 上記のソフトバンクの株価のポイントを利用して、今後予想される株価の値動きを考えてみました。

9,320円を上に抜けて上昇

 2013年12月の最高値9,320円を素直に上にブレイクして株価が伸びるパターンです。皆が期待しているシナリオとなります。

 月足で見ると、実は9,320円の上方ブレイクって、ソフトバンクの株価の歴史の中では、歴史的な出来事、ということが理解できます。

 過去を振り返れば、ソフトバンクの株価は2000年のITバブルの頃と比べるとまだ全然安いのですが、それでも9,320円を上方ブレイクすると、新しい歴史が始まる、と言うことが月足チャートから見て取れます。

 それでは9,320円を上方ブレイクした場合、次のポイントとなる株価はどこか?

 過去、フィボナッチ・リトレースメントが効いていた基点を取って、そこからフィボナッチ・エクステンションを引いたのが下記。尚、フィボナッチ・リトレースメントについては下記をご参照ください。

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 第1ターゲットはエクステンション128.2%の11,800円付近
 第2ターゲットはエクステンション161.8%の14,500円付近

 ただし月足ベースなので、相当大雑把な計測なのでご注意を。

 とは言え、上昇トレンドにはなっているソフトバンクの株価、9,320円を明確に上方ブレイクすれば、面白い展開が待っているかもしれません。

9,320円で下に跳ね返される

 次は9,320円まで上昇したものの、9,320円の壁に跳ね返されるパターンとなります。

 その場合は過去のサポレジが効いている7,000円がポイント。

 丁度下から上に引いているトレンドラインも7,000円くらいでサポレジと交差します。

 7,000円まで下がって再度高値チャレンジという体制となるのか、更にそこから下げていくのかは現状では分かりません。一度7,000円まで下がって、再度9,320円にチャレンジ、という可能性も十分あります。

 ただし7,000円を割れてくると、トレンドラインも下抜けしてしまうし、サポレジも下抜けするので、株価的には更なる下落も予想される状態になります。

3本RCIでソフトバンクの株価を見てみる

 テクニカル指標の3本RCIを使ってソフトバンクの株価を見てみます。

 3本RCIでエントリー可能な部分を白い四角で囲みましたが、今回の株価急騰に事前に乗ることができていました。

 近年トレンドが出ない相場が続いていたソフトバンクの株価ですが、それでも3本RCIを使えば、適宜トレードのタイミングがあったことが分かります。
 
 3本RCIにご興味あれば、マネックス証券のトレードステーションで設定して使ってみてください。相場の戻りと押し目をうまーく拾えるケースが多いのに気付かされます。

まとめ

 株式投資をしている人にとっては、どうしても気になる存在のソフトバンクの株価。
 
 これまで世の中をアッと言わせてきたソフトバンクの孫社長。トランプ次期大統領との面談でドカンと打ち上げ花火を上げられる所はさすがです。ただし財務的には既に借金大王となっており、これ以上の借り入れは正直厳しいという現実もあります。

 目先は9,320円の攻防、見ているだけでも面白いと思います。ホント分かりやすいポイントなので、攻守入り乱れての売買が繰り広げらると予想されます。そして結果はいずれの方向となるのか?
 
 既に2017年1月に最初の高値ブレイクに挑戦して跳ね返されていますが、足元の上昇が続き再度高値ブレイクトライとなれば、2度目の挑戦となります。2017/3期の当期純利益1兆円超え達成に勢いを得ての9,320円の高値ブレイクに各方面が期待していると考えられます。

 不安はありながらも、これまで常に最終的に結果を出してきたソフトバンクを率いる孫社長。目先は株価が9,320円を確実に上方ブレイクするかどうかに御注目。ソフトバンクの株価は、今後も注目を続けたいと思います。

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