大阪・北浜に旧大阪証券取引所、現在の大阪取引所があります。そして大阪取引所には、東京証券取引所と同じく見学スペースが設置されています。
東証と比べると規模は小さいものの、大人の社会見学としてオススメです。
そして帰りは隠れた美食の街となりつつある北浜で食事でもいかがでしょうか?
概要
旧大阪証券取引所、現在の大阪取引所の見学に行ってきた
3年前に東京出張の合間に、東京証券取引所の見学に行ってきました。その様子は記事にもしています。
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大阪市の北浜にも取引所(大阪取引所)があるのは随分前から知ってましたが、大阪でも見学コーナーがあると知ったのは少し前。幸いにして大阪市内には平日でも頻繁に行く機会があるので、昼に時間がある際に行ってみますか、と思ってました。そして今回、大阪取引所の見学を行う機会を得たので、その内容をご紹介。
大阪取引所(旧大阪証券取引所)のアクセス
大阪取引所(旧大阪証券取引所)のアクセスは簡単で、大阪メトロ堺筋線北浜駅に直結しています。
地下鉄の改札下りたら京阪北浜駅方面に少し歩くと、大阪取引所の地下入り口があります。大阪取引所の地下は食堂街となっていますが、エスカレーターで1階に上がると、下記の株価ボードのあるホールに到着するので、ホールにあるエレベーターで4階に上がり展示スペースの見学手続きを行います。
大阪取引所はこじんまりした展示スペース
大阪取引所の展示スペースは、その建物の5階にあります。最初にエレベーターで4階に行って、見学手続きを行うと5階に通されます。
5階の展示スペースはこんな感じ
大阪取引所の歴史とデリバティブの基礎が分かる
大阪取引所の展示コーナーは、大阪取引所の歴史のコーナーとデリバティブのコーナーの2種類。いずれもコンパクトに内容の説明がなされています。
東証だと東証の歴史の説明だけでワンフロア使っているので、それに比べると物足りません。それでも興味深い展示物があったりします。下記のような看板、その昔に北浜を歩いていたら見たなぁ、という一品。
またデリバティブのコーナーは江戸時代の米の先物取引の時代から解説。江戸時代、米の先物価格が手旗信号で15分後には岡山まで伝わっていたのは驚き。純粋に読み物として楽しめます。
株とオプションの取引体験端末も設置
大阪取引所の展示スペースには、株とオプションの取引体験端末も合計4台設置されています。
株の端末で提供されているのは、東京証券取引所と同じサービスで、簡単な株式取引ゲームが楽しめます。
またオプションは、大阪取引所のサイトに接続されており、インターネットでサービス提供されているお試しオプション取引のデモと同一です。
オプションは難しいのと家でもできますが、株のほうは子供でも楽しめます。実際に東証では株の取引ゲームは修学旅行の目的の1つとして設定されるケースも多いようです。
今回管理人はスルーしましたが、東証に行った時は試して無事勝利を収めています。
配布資料が豊富、ただし売店はない
正直東証に比べると展示物は物足りない大阪取引所の展示ですが、ご自由にお取りください、と置いてある配布資料がたくさんあります。
思わずもらってしまったのが「東証公式ETF・ETN名鑑」。以前に比べるとETFも随分数が増えており、ネットで調べていましたが手元に1冊あると重宝します。
また東証は売店があって、東証グッズの購入が可能ですが、大阪取引所に売店はありません。あしからず。
まとめ
東証に比べると大阪取引所の展示物は少ない、と聞いていましたが確かに少なかった。あと見学しているの管理人一人でした・・・。
おーこれはスゴイ、という感じではありませんが、大人の社会見学の1つとして、話のタネとして行っておくのは悪くないかと。旧大阪証券取引所の建物が地上部分はそのまま残されており、建物見るだけでも建物好きは満足するかもです。
管理人が頻繁に足を運んでいた頃の大阪取引所周辺の北浜は、まだ証券会社の街、という面影がありましたが、今やマンションとホテルの街に変わりつつあります。そして意外なことに、北浜は隠れた美食の街になりつつあります。時間があれば大阪取引所の後、付近のおいしそうな外食店でランチというのも面白いと思います。(昼過ぎでも行列の店を複数発見)
東京の株の街・兜町も随分風景が変わりつつありますが、大阪の北浜はそれ以上に変化しています。そんな中にある大阪取引所、昔の大阪の株の街の雰囲気を知る施設として取引所の見学はいかがでしょうか?
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