書評『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』、現在も通じる教訓が盛りだくさんの相場小説

数年ぶりに『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』を読み返してみました。小説ながら現在にも通じる相場の教訓が散りばめられた本書は、相場関連の本としては異色の存在です。

所々に時折読みたい一節が存在しており『デイトレード』同様、机の近くに備え付けてトレードのお供にすることをオススメします。

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数年ぶりに『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』を読み返してみた

管理人、相場本は結構な数持っています。ただし何度も読む本は限られており、その多くは本棚に飾られ、用事がある時にパラパラめくる、そんな状態です。

管理人が何度も読み返している代表はベタながら『デイトレード』、もう何度読んだか分かりませんが、読む都度気付きがあります。

そんな中で本棚の整理をしていたら出てきたのが『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』。相場関連本では定番の一冊ですが、管理人の本棚の中では新しい部類に入り、そんなに読んでいません。

久しぶりに読み返したので、その感想まで。

相場小説として面白い『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』

『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』はアメリカの有名投機家リバモアを描いた作品ですが、元来は小説です。ただし殆どリアルな内容。

他の相場本と異なり、リバモアの相場のスタート時からの出来事がストーリー形式で書かれています。相場本は、コレをすると勝てる等、教訓めいた本になりがちですが、その中では異色の存在です。

実際に中盤戦までは相場本としても小説としても面白いです。浮沈を繰り返すリバモアの人生、相場好きなら危険な魅力を感じてしまいます。

ただし後半部分、株価吊り上げ方法の話に入ると途端につまらなくなります。。。小説としても中途半端、相場本としても中途半場、管理人が興味ないだけかもですが、中盤戦で概ね山場は終わってしまいます。

現在にも通じる相場格言が散りばめられている

『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』は小説としても面白いながら、相場本としても貴重な言葉が散りばめられている部分がユニーク。そしてその相場格言とも言うべき言葉は現在も全く色あせていません。

相場本として『デイトレード』と同等の価値があり、重要と思われる部分は付箋貼りながら読んでいて結構な付箋になってしまいました。

おれはふと、投機は自然に逆らうビジネスだと思う時がある。というのは、あまねく投機家は自分の本性と対決することになるからだ。

プロであれば、他の条件さえ整えば利益は自ずともたらされると知っているから、もうけることよりおただしくあることに気を配るのである。

人間、自分の好きなようにトレードすると最終的には間違いなく負けます。相場は上がるか下がるか、確率は50%なのになぜか負けます。それは、人間の本性が相場に向いてないから、いわゆるプロスペクト理論が背景にあります。

よって期待値の高い取引ルールを見つけたら、感情は横に置いておき淡々とトレードする、勝ち切るにはこれしかない、と考えています。最近特にそう思います。それを思うと、今回上記の2つの言葉、非常に響きました。

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同じセクターで動きが遅れているものに投機せよ

今回印象に残った一節が、

例えば、すべての株がおしなべて同じ方向に動くとは限らないが、似たような銘柄は強気相場ではともに上昇し、弱気相場ではともに下落相場ではともに下落するということは皆わかっている。~同じセクターに属する銘柄のうち、動きが他よりおくれているものに投機せよと勧めるわけだ。

当然と言えば当然で、何を今さら・・・、という感じもします。ただし先日見つけた、同業の銘柄間の強弱を表示できるインジのお陰で、同じセクター内で動きの遅れている銘柄を比較的簡単に見つけ出せるようになっているので、やはり使えるな、と再認識しました。

詳しくは下記をどうぞ。同じセクター同士の強弱、見ているだけでも案外面白いですよ。


関連記事:トレードステーションを利用して日経平均等の指数と各銘柄の強弱関係が簡単に分かる方法


・メガバンク3グループ間の株価強弱

まとめ

相場本ってタマに読み返すと、新しい発見がその都度あります。『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』も数年ぶり(正確には4年半ぶり)に読み返しましたが、数々の新しい発見を得ました。

後半戦は毎回流し読みになってしまいますが、中盤戦までは小説且つ相場本として非常に面白く且つためになる一冊です。

株式や為替取引するなら『デイトレード』同様、手元に置くべき一冊ではないでしょうか。ご一読あれ。

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