ドル円の長期予想と見通し(外貨預金等向け)

 久しく株価チャートの分析を行ってきた当サイト。為替のカテゴリーを先日作成したので、主に長期視点での為替チャート分析も行ってみます。

 国力や金利が反映されるといわれる為替レート。果たしてチャート分析だけで見た場合、どんな世界が見えてくるのか?

 第一弾は、日本人にお馴染みドル円です。2016年6月時点で、上昇領域と下落領域の節目に位置しているドル円。今後、相場はどちらの領域に進むのかに注目です。(2016年6月21日)

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ドル円の高値と安値

 民主党政権が終わった後、アベノミクス開始とともに一気に円安会談を駆け上ったドル円相場。人間忘れやすい生き物で、民主党政権時代の円高時代も記憶が薄れつつありますが、まずは長期のドル円月足チャートを見てみます。

16.6.21USDJPY週足1-min
※チャート画像はTrading Viewを利用(分足と表示されていますが、内容は月足です)、以下同様

・最高値147.67円(1998年8月)
・最安値75.56円(2011年10月)

 1994年以降で見ると、金融危機の真っ最中の1998年8月に着けた147.67円というのがドル円の最高値(いわゆる円安)。
 一方、民主党の野田政権下の2011年10月には最安値75.56円(いわゆる円高)を着けています。
 
 ドル円の最高値と最安値の値差は約72円。
 
 たった72円ですが、この72円の値差のために海外と取引のある企業及び投資家は一喜一憂している訳です。

101~104円にサポート&レジスタンスが存在

 ドル円の週足チャートを見ると101~104円付近に相場が反応する、サポート&レジスタンス(サポレジ)が存在していることが分かります。過去、都合4回、ドル円相場はサポレジで反転や、値動きの停滞を経験しています。

16.6.21USDJPY週足2-min

 このサポレジ、相場の折り返し地点、としての見方もできます。サポレジより上に相場があれば円安傾向、サポレジより下に相場があれば円高傾向。そんな風にチャートを見ると、1994年以降は円安時代が長かった、ということが分かります。そして民主党政権時代は、見事に円高時代。

 安倍政権発足前より、ドル円の上昇は既に開始されていましたが、安倍政権の発足、日銀黒田総裁の就任とともに、ドル円の上昇は加速。そして、101~104円のサポレジ=相場の境目に到達。

 その後、サポレジで相場がウロウロした時期もありましたが、再度上昇へ。そして、2014年10月黒田バズーカ2がさく裂し、ドル円相場は再び上昇へ。

 ただし、2015年のチャイナ・ショック、2016年の日本株の下落につられるようにドル円相場も下落。そしてイギリスのEU離脱を問う国民投票を前の2016年6月16日、大幅な下げ相場で、遂にサポレジ付近に相場が戻ってきた、という状態となっています。

 尚、2016年6月21日朝時点のドル円は104.50円付近となっています。

相場の境目寸前に位置しているドル円相場

 上記チャートを見ると一目瞭然ですが、現在のドル円相場は101~104円というサポート&レジスタンス=相場の境目の寸前に位置しています。

 もう少し下落して、しばらくレンジ相場が続くのか、それともサポレジに捕まることなく再度上昇を開始するのか、それとも一旦サポレジ地帯に入った後、下落=円高時代に突入するのか、結構重要な地点に位置しています。

 チャート的には黒田バズーカ2の効果は既に剥落しており、いくら日銀でも為替相場をコントロールするのは長期的には無理がある、との証明がなされている形になっています。

 ついでに言えば、民主党政権時代に比べるとまだ円安水準なので、アベノミクス、という観点では、為替面はまだおつりが残っている状態となっています。

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ドル円の今後の予想

 足元、相場の境目に位置しているドル円相場、今後の値動きを上昇の場合と下落の場合、両者の視点で考えてみます。

ドル円上昇の場合

 さすがにドル円も下げすぎ、ということで今後上昇の場合を最初に考えてみます。

16.6.21USDJPY週足3-min

 ドル円が上昇の場合、目指すは前回の相場の山で越えられなかった124~125円付近。過去を振り返ってみると、124~125円付近もサポート&レジスタンスができているので、上昇するとコノ124~125円付近のサポレジが再度意識される値動きが予想されます。

ドル円下落の場合

 次にドル円がこの先、下落した場合を考えてみます。下落の場合、最終的には目指せ最安値75.56円とは言えますが、上昇と比べると相場が引っかかる地点が多く存在しています。

16.6.21USDJPY週足4-下落予想-min

①100円
②95円付近

 まず①100円付近。ドル円相場は、キリのよい数字の所で反応しやすい、と言われますが、100円はキリのよい数字のど真ん中。機関投資家、個人投資家問わず、1ドル100円という水準は意識せざるを得ないので、100円付近では止まるにせよ・進むにせよ・停滞するにせよ、何かしらそれまでとは異なる値動きが予想されます。

 その次は②95円付近。前回の上昇の際及び自民党政権末期+民主党政権初期に95円付近でドル円相場は一旦値動きが停滞しています。よって、今後ドル円が下落の際も、再度95円付近で値動きが引っかかる可能性があります。

 そこから下も82.5円等、相場が引っかかりそうな場所もありますが、95円より下はまた相場がその近辺に近付いたら記事を更新します。

為替の長期投資ならレバレッジ付き積立FXという選択肢が

 為替の長期投資、と言えば外貨預金・外貨MMFが代表例ですが、「積立FX」という選択肢もあります。

 「積立FX」というのは、SBI FXが提供しているFXの取引環境を利用した外貨預金・外貨MMFの類似サービスです。

 その特徴は、何と言っても手数料の安さ。米ドルの場合、外貨預金の場合約1円かかってくる為替手数料が、レバレッジ付き定期外貨取引はFXのインフラを利用することで10分の1以下となります。
 
 積立FXはSBI FXに口座開設する必要がある、買い付けルールを守る必要がある、という若干の手間はかかりますが、その手間を惜しまなければ、外貨預金・外貨MMFよりはるかにコストを下げて外貨投資を行うことができます。

 長期視点で考える必要のある外貨投資。長期に渡り買い増しを行う場合、累積するコストもバカにはなりませんし、最終的なパフォーマンス(収益)にも大きな影響が生じます。

 外貨預金のコストに不満をお持ちであれば、「積立FX」の活用を検討してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

 長期視点で見ると、ドル円相場は約72円の値幅で上下しています。短期FXトレードの場合は別ですが、長期視点でみれば外貨預金等でドルコスト平均法で継続的に投資を行えば、ドル円相場は充分収益機会がある、とチャートからは考えられます。

 足元は相場の境目寸前に位置しているドル円相場、今後は上にも下にもどちらにも進むことができる状態となっています。長期投資という観点で考えれば、どちらかに動き始めるのを待つ、というのも有力な選択肢となりえます。

 果たしてドル円相場は上昇or下落、どちらに進んでいくのか、今後も3か月程度を目途に記事の更新を行う予定です。

PS 2016年11月の大統領選挙はトランプ氏が勝利。トランプ氏の当選を受けて改めて為替分析を行ってみました

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