イギリスのEU離脱国民投票日、6/23前後に為替(FX)トレードはしてはいけない

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 いよいよ迫ってきた6月23日のイギリスのEU離脱を問う国民投票。現地では賛成派と反対派がヒートアップして、遂には殺人事件が発生するという痛ましい事態も生じています。

 当然イギリスの通貨=ポンドを中心に、国民投票前後の為替市場は大きく変動することが予想されます。特に結果発表日の6月24日は一気にポンド絡みの通貨の値が飛ぶ可能性は否定できません。

 おー、コレは儲ける一大チャンス???イエイエ、ダメですよ素人が6月23日前後に為替(FX)のトレードしちゃ。既にプロの投資家もお休みモードを決め込んでいる6月23日前後、個人の投資家が余計なリスクを背負い込む必要はありません。荒れるチャートを酒の肴に、ノンビリ過ごす程度が丁度よいと考えます。

イギリスのEU離脱を問う国民投票は6月23日実施

 いよいよイギリスのEU離脱を問う国民投票が迫ってきました。国民投票日は6月23日(木)。

 イギリス世論は若干離脱派優勢な中で、残留派議員に対する殺人事件が発生するという痛ましい事態が発生し、ますます投票結果の行方が分からなくなっています。

 けど余程のことがなければ6月23日の国民投票は開催されます。果たしてイギリスはEUから出て行ってしまうのか、それとも残留決定でノーサイド、ということになるのか?世界の注目が集まっています。

イギリスの国民投票スケジュール

 イギリスの国民投票は6月23日(木)に行われますが、日本時間に直すと下記のようなスケジュールとなります。

6月23日(木)15時 投票開始(英国時間7時)
6月24日(金) 6時 投票終了(英国時間22時)
6月24日(金)お昼頃に大勢判明(英国時間早朝)

 運命の国民投票は、日本時間で言えば6月23日(木)15時投票開始、そして投票締め切りは翌日6月24日(金)6時。即日開票されて、大勢は6月24日(金)昼頃には判明します。

 さて、どんな結果となりますか。こればかりは、蓋を開けるまで分かりません。

国民投票日の前後に大きく動くと予想される為替市場

 イギリスがEUから離脱する、との決定になれば間違いなくイギリス・ポンドを中心に為替は大きく動きます。為替市場は何かの通貨が大きく動けば、他の何かの通貨も大きく動くという相対性を有しているので、為替市場全体が大荒れになる可能性大。
 一方、イギリスのEU残留が決定しても、ヤレヤレという意味で、為替が大きく動く可能性が。

 為替が大きく動く?そこで為替(FX)トレードすれば大儲けできるのでは???、と思った方、チョットお待ちください。悪いこと言わないので、6月23日前後は為替(FX)トレードやめておいたほうがいいです。

6月23日前後に為替(FX)トレードはやめるべき理由

 大きく動くと予想されている6月23日前後の為替市場。大きく動く市場であれば、そこに収益機会がありそうではありますが、そこは完全にプロの世界。素人が軽い気持ちで足を踏み入れると大けがしますよ。基本的に6月23日前後は為替(FX)トレードは見送るべきです。その理由は下記。

投票結果が読めないし、結果がどうであれ激し過ぎる動きが予想される

 6月24日に大勢が判明する国民投票ですが、その辺りからポンドを中心に為替の値動きは非常に激しくなると予想されます。そしてその動き、プロですら予想困難と思われますし、当然結果がどうなるかもプロも分かりません。

 そんな訳の分からずボラティリティが大きいだけの市場、素人が入っていっても、スグに損切に会うだけ。ショートで入っては損切、ロングで入っては損切、じゃあと思ってポジション持ち続けたらドカーンと大きな動きが逆に発生して大きな含み損・・・、なんて事態が容易に想像てきます。
 
 ボラティリティ=値動きがなければ、相場で儲けることはできませんが、ボラティリティがありすぎても相場では儲けられません。少なくとも素人は手出し無用の状態になると考えられます。

実はプロの投資家もお休みモード

 各方面見たり聞いたりすると、実は6月23日~24日は開店休業状態にする投資家も多いようです。なぜかと言えば訳わからない動きが予想されるから。

 分からない相場には入らない、プロはコレが鉄則ですが、ちゃんとその鉄則は実行に移されているようです。プロだって諦めている、6月23日前後の為替のトレード、敢えてそこに個人投資家が入っていく理由はありません。

 あ、当然取引を仲介するブローカー(FX会社等)は6月23日前後は24時間営業のようです。休んでいるプロがいる一方、ここぞとばかりにトレードする投資家も当然おられるので。

スプレッドが急拡大する可能性

 先日、楽天FXのスプレッドが鬼のように広がったようでネット上で話題になっていましたが、6月23日前後は利用しているFX会社のスプレッドが急に訳もなく円単位で広がる可能性は否定できません。

 何せ何がどうなるか分からない6月23日前後。FX会社だって変なリスクは取りたくないわけですから、急に何かの発表があった時にはスプレッドがビローンと円単位で広がる可能性だってあります。エントリーしてすぐ円単位で含み損抱えるなんて、全く馬鹿げていますが、そんなリスクがある日に敢えてトレードする必要はありませんよ。

損切注文が通らない可能性

 為替(FX)トレードの命綱とも言える損切注文。エントリーと同時に逆指値で損切注文も入れる方が多いと思います。ところがどっこい、国民投票の結果発表等で値が飛んだ時はコノ損切注文が事前の注文で執行されない可能性があります。なぜって値段が飛ぶと注文が追い付かないから。成行注文で滑るということはよくありますが、値が飛ぶと事前に注文しておいた逆指値でも値が滑ります。

 昨年発生した、スイスショックで大けがした個人投資家の方もおられますが、事前に設定しておいた価格で損切注文の執行できずに大きな損失を計上した、ということが発生しています。スイスショックの際にFX会社が何社もつぶれてますが、FX会社だって約定させられない注文があるんです。

 為替の値が飛ぶ可能性のある6月23日前後、いくらトレードがうまくても損切注文が予定通り執行できなければ津波に飲まれてしまうので、腕に自信があっても様子見がベターです。

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悪いこと言わないので6/23前後はFXトレードはやめておきましょ

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特効薬は完全にスマホやPCから離れてしまうこと

 人間不思議なもので、PCやスマホでチャートを見ているとポジションを持ちたくなってしまいますが、6月23日前後にそれをやってしまうと、大けがする可能性があります。
 そんな時の特効薬は、完全にスマホやPCから離れてしまうこと。チャートやレートさえ見なければ、ポジションの取りようもありませんので。

 そんな訳でサラリーマンのFX投資家は6月23日は飲んで帰る、そして帰ったらパソコンやスマホでチャートを見ることなく寝る。コレがオススメ。
 専業トレーダーの方はどうなんでしょ、6月23日と24日はトレードお休みですね。プロ投資家も開店休業が多いようなので、4連休とかいかがでしょ?こーいう時の平日に、昼酒飲むとうまいんだろうなぁ。。。

 ま、チャートの激烈な動きにアドレナリン出まくりモードになるのはよいですが、ポジションだけは持たないようにしたほうがホントいいですよ。スマホで見ても、ログインせずにチャートだけ見るのがオススメ。

 ちなみにイギリスの国民投票に絡めた為替の値動きの予想は、下記で簡単に行っています。

為替トレード(FX)なら「SBI FXトレード」から始めるがオススメ

 上記のように、イギリスの国民投票前後に為替(FX)トレードするのは全くオススメしませんが、イギリスの国民投票を契機にFXトレードに興味を持たれた方もおられるのではないでしょうか?

 24時間取引できるFX、トレード対象として非常に面白い商品ですが、当然リスクも伴います。もしFXを始めるのであれば、少額で取引がスタートできる「SBI FXトレード」がオススメです。

 他のFX会社は10,000通貨、ドル円で1銭動くと100円の損益が発生するという単位が標準ですが、「SBI FXトレード」は1通貨から取引が可能です。よって少額からのFXトレードが可能。少額からFX取引が可能、ということで外貨預金的に利用することもできます。

 為替の取引に興味を持ったのであれば、少額取引からスタートできるSBIのFX口座をオススメします。尚、今なら「SBI FXトレード」の口座開設でもれなく500円がもらえますよ。

SBI FXトレードの詳細を見てみる

関連記事:外貨預金、手数料からはレバレッジ付き定期外貨取引という選択肢も

まとめ

 世の中には指標とレーダーという、為替の値動きが激しくなる指標を狙ってトレードしている方もおられます。だからイギリスの国民投票、上or下の確率論でトレードする方もおられるでしょうが、少なくとも個人投資家が相手をできるような相場ではありません。(腕に自信のあるプロトレーダーは別ですが)

 よってイギリスの国民投票、為替チャートは見るだけにとどめて、翌週値動きが落ち着いてからトレードを再開するのがベター。訳分からない値動きにお付き合いする必要、ありませんので。

 まぁ管理人はチャートを見ているのは大好きなので、6月23日の晩はチラチラチャートだけは見ていると思います。6月24日の昼頃は時間があれば・・・。

 さてイギリスの国民投票の結果はどうなるのか?EU離脱にせよ残留にせよ、いずれにしても大きく動きそうな為替相場、6月23日前後は為替(FX)トレードはお休みにして、チャートを眺めるだけにするのがオススメです。

PS 何と国民投票の結果イギリスはEUを離脱をすることに、えらいことになりました

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