コンビニ本部に公正取引委員会が迫る、優越的地位の乱用を適応方向で24時間営業は見直しか?

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公正取引委員会がコンビニ本部に対し、優越的地位の乱用を適応の方向で検討を進めているようです。

人手不足を背景に、オーナーに長時間労働を強いている24時間営業について、政府から物言いが付きながらも、ノラリクラリと交わしていたコンビニ本部。しかし政府は公取委を通じて、コンビニ本部に対して強制力を発揮する手段を得ることになります。

24時間営業がビジネスモデルの根幹をなしている現在のコンビニ業界、オーナーの我慢に限界が近付く中で今後どのような変化が生じるのでしょうか。

公取委がコンビニ本部に対し優越的地位の乱用適応方針

人手不足でコンビニオーナーが命を削って24時間営業を続ける実態が明らかになるにつれ、コンビニ本部に対し24時間営業やオーナーの負担軽減が迫られています。しかしながら有効な手段が見出されておらず、現状コンビニ本部は対処療法で処置している状態です。

そんな中、公正取引委員会がコンビニ本部に対し優越的地位の乱用適応の方針で検討を進めているようです。

公正取引委員会 コンビニの24時間営業見直し拒否に独禁法適用を検討(ハフポスト)

公取委/コンビニ24時間営業で独占禁止法適用の可能性に言及(流通ニュース)

ここに至るまで政府はコンビニ本部各社に対し、24時間営業問題の対応を様々な形で促していた訳ですが、ついに政府はシビレを切らした可能性が。

各コンビニ店はオーナーが運営しているため、労基署の権限が及ばず政府としては働き方改革の真っ最中にも関わらず、コンビニ業界に対し手を出す武器がない状態でした。しかしここで公取委が出てくるとはなー、というのが個人的な感想。さすが頭のいい人が政府にはいるようです。

ビジネスモデルの変革が迫られるコンビニ業界

現在のコンビニは24時間営業が前提でビジネスモデルが組まれています。またそれがあってこその高収益体質です。

よって利益を追求する上場会社とすれば、24時間営業を見直す=利益の減少を意味するため、いくら政府の要望といっても、ハイそうですか、とは言えない状態にありました。しかし人手不足の中で働き方改革の真っ最中の政府にとって、オーナーに長時間労働を強いるコンビニ業界は、どうやら完全に敵として認識されたっぽいです。

一応セブン以外は、24時間営業の見直しを受け入れる姿勢を見せいていますが、業界の盟主セブンが原則24時間営業堅持の姿勢を貫いています。

ただし流石に公正取引委員会が本気で優越的地位の乱用を使い始めると、方針の見直しをせざるを得ないのでは?まさかの法廷闘争というには、世論の支持を得るのは難しいと思われますし。

そんな訳でコンビニ業界は24時間営業というビジネスモデルの見直しを、今後せざるを得ないのではないかと。

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図体がでかいと環境変化に弱い、はコンビニ業界でも当てはまるのか?

屈指の高収益体質を誇るセブン・イレブンはコンビニ業界の盟主として長く君臨しています。セブン・イレブンって7~23時の営業だったはずが、気付けば24時間営業になっているのは不思議な感じもしますが、現在のコンビニのビジネスモデルを確立したのはセブンです。

しかし働き方改革の錦の御旗の下、政府がコンビニの24時間営業に異議を申し立てており、遂には公正取引委員会の優越的地位の乱用という武器で強制的にビジネスモデルの変更を迫る事態が近付いています。

恐竜の例でよく出るのが、図体がでかいと環境変化に適応できず滅んでしまう、という話。コンビニ業界ではまさにセブンが恐竜に当たる訳ですが、政府からの環境変化の圧力にさらされようとしています。

さすがに会社がつぶれる、とかの事態には至らないと思いますが、24時間営業の環境に最も適応していたのはセブンであり、今後環境変化が生じたときにどのような現象が生じるのか、非常に興味深いです。

逆に言えば、セブンに歯が立たなかった各コンビニ本部にとって、今回の環境変化はセブンを見返す、千載一遇のチャンスともなりえます。まぁ、業界全体丸ごと沈むリスクもありますが。

24時間営業、という確立されたビジネスモデルの上でビジネスを展開していたコンビニ業界ですが、環境変化により業界が流動化する大変ながらも面白い時代が目前に迫っているのかもしれません。

強いセブンの時代は続くのか?

花見等々で最近コンビニに行く機会が多かったのですが、やはりセブンの安定感は抜きんでています。品揃えと味はもとより、店の明るさ等の雰囲気。ローソンやファミマは、この店は雑然としてないか?、という店がタマにありますが、セブンの統一感ある店は安心感があります。まぁデイリーヤマザキのように雑然感を残すのも悪くないのですが、ローソンとファミマはそれは望む方向ではないハズ。

消費者からの信頼度は未だに高いセブンですが、24時間営業というビジネスモデルの足元が崩れ始めている状態です。様々なサービスを生み出し、コンビニ業界の盟主として君臨していたセブンが今後どうなっていくのか、注目したいと思います。

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