いきなり!ステーキの苦戦は海外だけじゃない、既存店も前年比マイナスで苦戦中

ステーキの本場アメリカで「いきなり!ステーキ」が苦戦していると話題になっています。ただし新規事業展開で、それも海外事業、ステーキの本場云々の前に、苦戦するのは当たり前と言えば当たり前です。

ただし「いきなり!ステーキ」はアメリカだけではなく、既存店が苦戦モードに突入しています。半期で90店を超えるペースで出店しており全店ベースでは高い成長を維持していますが、既存店は4月以降前年同月比でマイナスが継続中。

既存店の苦戦が始まる中、「いきなり!ステーキ」はアメリカの事業を成功させて高い成長を続ける事ができるのでしょうか?

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「いきなり!ステーキ」の米国での苦戦が話題に

日本で快進撃を続ける「いきなり!ステーキ」は、国内の勢いそのままにアメリカにも進出。日本のステーキ会社が、ステーキの本場アメリカへ進出して大丈夫か?、というのが大方の受け止め方で、非常に注目を浴びています。

そして案の定苦戦している様子です。1年や2年で海外事業が簡単に成果が出る訳はないので、そこは優しい目でみてあげてもいいのでは?、と個人的には思います。何せ国内は既にパッケージ化したサービスを横展開すればいいだけですが、海外の場合、そのサービスパッケージから作る必要があるので、そりゃ簡単にはいきませんって。

国内ではかつての事件の印象もありメロメロになった同社が運営する「ペッパーランチ」は、東南アジア中心に、気付けば着実に収益を上げる事業となっています。よってアメリカの「いきなり!ステーキ」も、単に足元が赤字だからと、短期で見るのはどうかと。アメリカと東南アジアの違い等々、条件は違いますが海外事業が簡単に立ち上がったら苦労しません。「いきなり!ステーキ」のアメリカ進出も、まだ白黒付けるのは早いのではないでしょうか。

ただしアメリカの苦戦が話題になりますが、実は好調の国内事業も数字をよく見ると、結構苦戦してるのね・・・、ということが分かります。「いきなり!ステーキ」の苦戦は寧ろ既存店にあるのではないかと。

既に4月から既存店は前年比でマイナスに転じている

快進撃を続ける「いきなり!ステーキ」ですが、実は既存店は既に4月より前年同月比でマイナスに転じています。

6月までの月次開示資料は下記。


ペッパーフードIR資料より

3月までは既存店も前年同月比でプラスを維持していましたが、4月にマイナスに転じて以降、売上・客数はいずれもプラスになっていません。客単価はどうにか100%前後を維持していますが、売上・客数は約1割ダウンの状態です。

とは言え、全店でみると売上・客数は前年同期比で2倍のペースを維持しており、「いきなり!ステーキ」の快進撃は健在。客単価もプラスを維持しており、全店ベースで見ると死角はありません。

上期で93店新規出店している驚異の出店ペースですが、それでも売上・客数が付いてきているのはさすが。

ただし既存店が前期比でマイナスに転じているということは、確かに全体で見ればプラスにはなっているものの、新規出店のペースが落ちれば既存店が足を引っ張り、全店の成長ペースが落ちる可能性がある、という事。

同社は当期からFC展開にも力を入れていますが、半年で約100店の出店ペースがいつまでも続けられる訳はありません。足元全店ベースで成長は続いていますが、どこかで急成長が止まる、と考えるのが普通。会社側としては国内の成長鈍化の頃までに、アメリカの快進撃がスタート、というストーリーを描いているように見受けられますが、現状アメリカはまだ試行錯誤が続いている状態です。

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「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードの業績推移

「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードの業績は下記のように推移しています。

2015年12期(単体) 売上高162億円、経常利益8億円、当期純利益4億円
2016年12月期 売上高223億円、経常利益10億円、当期純利益6億円
2017年12月期 売上高362億円、経常利益23億円、当期純利益13億円
18年12月期(予想) 売上高630億円、経常利益40億円、当期純利益25億円

「いきなり!ステーキ」の快進撃は上記を見れば一目瞭然で、事業は急拡大。予想数字ですが当期は3年前(2015年12月期)と比べて売上は約4倍、経常利益は約5倍になる計画。国内系企業でここまでの成長を見せる企業はこのご時世殆どありません。

ただし人口が減少している日本だけでこの成長を維持するのは至難の業です。その観点から日本の成長が続いているうちに、海外に打って出るという同社の戦略は筋が通っています。そのうち成長は鈍化しますから・・・、と落ち着くのではなく、攻める同社のスタンスは賛否はあるかもしれませんが、実際に「ペッパーフード」は海外で成功しているので、やってみる価値はあるのではないかと。

・既に一瀬社長の自叙伝まで出版されています

タマに見かける「いきなり!ステーキ」はいつも並んでいるが、株価は既にピークアウト

実は管理人は「いきなり!ステーキ」に行ったことがありません・・・。東京出張した時に、えらい流行ってるなー、と「いきなり!ステーキ」の店を見たのが最初ですが、生活圏に店が無くて、店の存在を知ったのはそれこそ今年に入ってから。

仕事のルートの途中に「いきなり!ステーキ」があるのを発見したのが、今年の春でその店は、当時も今もいつも並んでいます。

ランチに900円以上使えない貧乏性であり、夜はステーキ食べるお金があったら飲んでしまうので、今に至るまで「いきなり!ステーキ」に行けてないんです。

だから店や味のコメントはできません。。。ワイン持ち込んで飲めるみたいなので、面白いサービスだなー、とは思いますが、ステーキで飲み会というのも何か違う・・・。

日本人はいつからそんなにステーキが好きになったのだろうか・・・、と思わないでもありません。「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスの株価は、一足先にピークアウトしています。


・株価は一足先にピークアウト
(ペッパーフード月足、チャート画像はTradingView)

成長の継続には海外事業の点火が不可欠

今期よりFC展開を積極化しており、半年で約100件ペースで出店して成長が続く同社ですが、それでも国内のみの成長には限界があります。

今期そしてどうにか来期までは持ったとしても、再来期はどうなるか分かりません。実際に国内の既存店は既に前年同月比でマイナスに転じているため、新規出店ペースが落ちれば、即国内既存店のてこ入れに取り掛からなければならない状態です。

国内既存店のテコ入れは、いずれ手を付けざるを得ないとしても、成長の継続という観点では、海外事業の点火は必要不可欠です。

国内の既存店がマイナス成長になり既に成長に陰りが見えつつある中、海外事業を成長に導き同社は継続的な成長を果たすことができるのでしょうか?

「いきなり!ステーキ」の国内既存店舗の推移及び、海外事業の様子に注目したいと思います。


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