インバウンドが消滅した大阪、外国人観光客特化型の宿泊施設の多くが休業中

大阪難波界隈にここ数年で急増したのが外国人観光客特化型の宿泊施設です。しかしコロナ禍で訪日外国人が2020年6月は対前年同月比99.9%減となり、休業を余儀なくされています。

インバウンドで潤った大阪の街ですが、外国人観光客特化型の施設が多く、それらの施設まだ当面苦しい状態が続くことが予想されます。

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インバウンドで潤っていた大阪

管理人の大阪生活も累計15年以上が経過しており、大阪の街の変遷を多少は語れるくらいには住んでいます。

直近5年の大阪の街はインバウンド一色という状態で、ドラッグストアの数は激増するわ、黒門市場は観光地化するわ、ジャンジャン横町が普通の観光地になるわで、様々な変化が生じています。その中でもインバウンドに特化したホテルが難波から日本橋にかけて急増しており、一時さびれていた日本橋がにわかに活気付いていたのが個人的には印象的でした。

インバウンド人気が出る前から心斎橋筋商店街は賑わっていましたが、ここ数年は心斎橋筋商店街が平日昼間でも混雑しており、まさにインバウンド人気を実感できる代表的な場所となっていました。

あと、その昔南海電車沿線に住んでいましたが、気がつけば南海電車に中国語と韓国語で車内放送が入るようになっていたのにも驚きました。関空からの足として使われる南海電車、昔は全く見なかったスーツケースを抱えた大勢の外国人観光客の姿を見ると、そりゃそうなりますよね、

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また定点観測している難波駅の高島屋の免税コーナー、インバウンド消費の最盛期は黒山の人だかりでしたが、コロナ後はカウンター自体が閉鎖状態となっていました(カウンターのみ残って、人がだれもいない・・・)。高島屋自体はまぁまぁ混雑していましたが、高島屋の免税コーナーからもインバウンド消費が壊滅状態ということが肌感覚で感じることができました。


・人すらいない難波の高島屋の免税コーナー

ちなみに2018年9月の台風21号が来襲した際に関空が閉鎖となった時でもまだカウンター自体は生きていました。


関連記事:関空の台風被害によるインバウンドの影響、高島屋の免税手続きコーナーから人が消えていた

難波周辺のインバウンド系ホテルの多くが休業してた

仕事の関係や私用で最近何度か難波方面に行って驚いたのが、インバウンド系のホテルの多くが休業していた、ということ。

海外からの入国を殆どシャットダウンしている状態であり、考えてみれば当然なのですが、軽い驚きでした。難波から日本橋界隈にかけて急増したインバウンド系のホテル、当然ながら経営が大変そうです。

日本橋はインバウンドに特化したホテルが多くありますし、難波の街を少し歩くと筋を一本入った所に、外国でよく見るドミトリー的な簡易宿泊施設もここ数年で急増しています(以前は存在すらしてなかった)。

また大阪は民泊の多い街でもあり、難波周辺は民泊が非常に多く存在しています。基本的には民泊=外国人観光客特化となっているため、大阪の民泊の運営も大変なことになっているのは想像に難くありません。

ちなみに日経新聞の調べによると2020年5月の主要13ホテルの稼働率は大阪で7.4%。(https://r.nikkei.com/article/DGKKZO60703510T20C20A6LKB000?s=5)インバウンド特化型の施設は入っていないと思われるので、裾野を広げるともっと悲惨な数字になると予想されます。また6月も訪日外国人旅行者数は対前年同月比99.9%減であり、外国人特化型の宿泊施設の休業はやむをえない状態です。(https://www.travelvoice.jp/20200715-146650

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新今宮駅前の星野リゾートのホテルは建設中

インバウンド需要どころかホテル需要が壊滅状態の大阪ですが、関西人には話題となった新今宮駅前の星野リゾートのホテルは建設が既に始まっています。先日、人生初めて通天閣に登りましたが、通天閣から星野リゾートのホテルの建設現場を見ることができました。

過去何度も再開発の話が浮かんでは消えた新今宮駅前の広大な空き地ですが、星野リゾートがホテル進出を決定した際は驚きとともに時代の変化を感じました。しかし外国人観光客の回復が短期スパンでは簡単に見込めない中での星野リゾートのホテル建設なので、正直大変ではないかと。他の場所ならともかく、新今宮駅の周辺はなかなか普通の大阪人は立ち寄らない場所なので・・・。B級グルメで昼間からお酒の飲めるウマイ店が多い街なのですが、決して上品な街とはいえませんので。

もう建設もスタートしており簡単には止められない星野リゾートの新今宮駅前のホテルですが、このまま予定通りの開業を迎えるのか注目されます。


・既に建物の工事が始まっている新今宮駅前の星野リゾートのホテル(写真の真ん中の灰色の覆いの建物、写真は通天閣から撮影)

まとめ

通天閣に並ばずに入れたのは驚きでしたが、外国人観光客で混雑していた観光施設、今は非常にすいています。ジャンジャン横町の有名な串揚げ店「天狗」も並ばず入ることができたのにも驚きました。(串揚げと土手焼きが有名)

インバウンド消費が消滅した大阪で特に影響を受けているのが宿泊施設と考えられ、難波から日本橋にかけてインバウンド特化型の宿泊施設の多くが「休業中」の看板を出していたのは、考えてみれば当然ではありますが、以前との比較で結構なインパクトがありました。

外国人観光客で大きな変化が生じた難波や日本橋ですが、短期的に簡単に外国人観光客が戻ることはないと予想される現在、どのように街の姿が変化していくのか非常に興味深いです。今後もタマに散歩しながら様子をうかがいたいと思います。

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