トレードはボリンジャーバンドの外側で戦え、簡単なボリバン利用のアイディア

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トレードで勝つためにはやたらエントリーしてもダメで、勝てる見込みの高い場所でエントリーする必要があります。

エントリー場所の絞り込みに利用できる、ボリンジャーバンドの使い方を今回ご紹介します。

ボリンジャーバンドでトレード可能の領域を絞り込んだ上で、精度の高いトレードを試みてはいかがでしょうか?

様々な使い方があるボリンジャーバンド

テクニカル分析で最も知られているツールの1つがボリンジャーバンド(以下、ボリバン)です。ボリバンはメジャー過ぎて、本来の利用方法が忘れ去れている程です。実はボリバンはバンドにタッチしたら逆張りするために開発された訳ではなく、相場のボラティリティを計測するためのツールとして開発されています。

関連記事:書評『ボリンジャーバンド入門』、間違った見方で使われるボリバン

ただし多くの方がボリバンを逆張り用途で利用しており、結果的にボリバンが逆張りで使える時がある、という状況になっています。

また“バンド”という何かと使えるテクニカル指標でもあり、ボリバンは結構応用範囲の広いツールです。

そこで今回、最近管理人が見ているボリバンの使い方をご紹介します。ボリンジャーバンドをトレード可能な領域を探るツールとして利用する方法です。

戦う場所=トレードする場所をボリンバージバンドの外側だけに限る

トレードは闇雲にエントリーしても勝てません。いかに勝負所を絞るか、という部分が非常に大切です。

しかし、どこで勝負すればいいか分からない・・・、そんな時に利用できるのがボリバンで勝負可能な領域を制限してしまう方法です。ボリバンの外側だけトレード可能、とすれば闇雲にエントリーすることはなくなります。エントリーポイントを絞る、という観点ではこれだけでも効果があります。まぁ、勝とうと思ったら+αの部分が必要ですが、最初の第一歩として戦う場所を決める役割は充分果たします。

ボリバンの見方の問題、+1σと-1σの外側のみをエントリー可能な領域とする

今回ご紹介するボリンジャーバンドは特に設定は必要なく、見方を若干変えるのみです。

見方としてはボリバンの中心線と+1σと-1σを意識します。そして

+1σと-1σの外側のみをエントリー可能な領域とする

以上です。

え?それだけと思われるかもしれませんが、この見方をするだけで、少なくともボリバンのセンターライン付近で往復ビンタをくらう機会は随分少なくなります。

ボリバンの+1σと-1σの外側に出たらエントリーなんて簡単なルールも使えますし、+1σと-1σの外側で何かしらのシグナルが出たらエントリー、そんな使い方もできます。


・TOPIXの日足チャート
※「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
マネックス証券Tradestation
※関連記事:マネックス証券トレードステーション、2018年の新機能(アルゴリズム注文他)紹介セミナーに参加しました!

あくまでも勝負できる領域を設定するためだめの使いかたなので、この方法だけではトレードで勝てません、そこはご注意ください。本ボリバンの見方に加えて、移動平均線をフィルターで利用して、何かしらのテクニカルでGOサインを出す、そんな使い方がまずは考えられます。

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見方の例

上記で紹介したボリンジャーバンドの見方について、いくつか例を取り上げてみます。


・ソフトバンクG日足チャート

ソフトバンクG<9984>の日足チャートに、期間20のボリンジャーバンドの+1σと-1σを太線表示して、追加で200EMAを白線で出したものが上記となります。

エントリーをボリバンの1σと-1σ超え+ローソク足が200EMAを超えている方向にしかエントリーしない、そして決済を+1σと-1σ戻りにするだけでも、ある程度勝てる事が分かります。途中少ない損切が入りますが、単純な手法なので必要コストとして割り切る事が必要です。

意外に使えると思いませんか?

次は武田薬品<4502>の日足チャート。

昨年随分と下落しましたが、そこそこ取れています。特に年後半の下落相場をうまく取れています。

ただし武田薬品のチャートで本チャート設定の問題も見えます。それはレンジ相場でチョコチョコやられる点と、決済は別途用意したほうがいいという点。

本設定はレンジ相場でチョコチョコ損が重なります。大負けしませんが、多少の負けも積み重なると、気付くと大きくなったりします。だからEMAでは王道的な200EMAを上記では表示していますが、それでも別途何かしらのフィルターは必要です。

あとは決済ポイントもADXやストキャス等で用意しておくのがベターです。また損切もしっかりとルール化するとパフォーマンスを上げられます。単純に+1σと-1σに戻ったら決済・損切りだと、トレンドが出ていてもスグに決済になってしまうので。

別途工夫する部分は必要ですが、相場の見方として“ボリンジャーバンドの1σと-1σの外側でだけ戦う”という見方は、なかなか重宝します。

また前回紹介したケルトナーチャネルを併用すると、決済地点を探ることもできますよ。

関連記事:簡単に決済地点を探る方法、ケルトナーチャネルを利用

まとめ

テクニカル指標もうまく利用すれば株やFXのトレードで勝ち易くなります。テクニカル一本で勝負できるかと言えば、それは何とも言えませんが、人間のいい加減なトレードにテクニカルは一本筋を通すことができます。

上記のボリンジャーバンドの見方は、ポジポジ病でやたらとポジション取ってしまいがちの方に特に有効です。トレードできない場所を作るって、思っている以上に大切です。

トレードステーションを利用すれば、ボリンジャーバンドの+1σと-1σ超えの銘柄のみリストアップも簡単にできます。ただし設定の仕方知らない・・・。

最近の管理人のお気に入りのチャートの見方であり、ご紹介させていただきました。一度お試しください。

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