ポイント投資はもうかるのか?管理人が実際に1年を通して配当狙いの投資を実践してみました。その結果約3万円をTポイントのみで投資して、配当金を約500円受け取ることができました!
減配のリスクと株価下落のリスクがあり、通常は勝ちきることが難しい配当狙いの投資ですが、Tポイントでコストがゼロなので気楽に実践可能です。株価が下落してもメンタル的にシンドクありませんので。
大きなお金の投資はできない、というデメリットもありますが気楽に楽しくできたTポイント投資の1年目の成果をご覧ください。
概要
SBIネオモバイル証券でのTポイントのみを利用した投資が1年を経過した
フト気付くと全く使っていなかったTポイントが万単位で貯まっており、さて何に使おうか、と思っていた頃にスタートしたのがSBIネオモバイル証券のTポイント投資。Tポイントがあれば現金使わずに投資できる、と知って、Tポイントを使ってどこまで投資できるかやってみよう、と思いスタートしたのが2019年7月です。
関連記事:余っているTポイントで1株から株が買えるSBIネオモバイル証券、配当株投資にオススメ
2020年6月末で無事1年を経過しました。株式投資は何十万円単位の投資なので、正直何を少ない金額で・・・、という意見もあろうかと思いますが、もらったTポイントなのでコストはゼロです。
SBIネオモバイル証券の口座維持手数料が月間200円かかりますが、その分のTポイントが付与されてそのまま投資に利用できるので、少なくともコストにはなりません。(厳密な意味では現金ゼロではないので、その点はご注意を)
1年経過して色々見えてきたので感想なども兼ねて色々書いてみようと思います。
1年で31,054円を投資して時価27,937円、配当総額506円
コツコツ毎月2,000-3,000円投資して、最終的に31,054円まで積み上げました。株式投資に比べるとケタが1つ異なりますが、いいんですコストかけてないから。過去に貯めていたTポイントと、この試みのためTポイントが貯まりやすいヤフーカードを用意して臨みましたが、とりあえず1年かけてゼロから約30,000円まで積み上げました。
年間配当金は501円で約500円。居酒屋で生中一杯分・・・。
SBIネオモバイル証券でTポイントのみ使った配当狙いの投資、1年が経過。合計約3万円投資して、配当総額約500円。含み損が約1割出てるけど平気。2年目も継続します。配当狙いの投資は勝ちきるのが難しいけど、ポイントのコストはゼロなので焦ること無くホッタラカシ投資ができますね。
— FiboCat (@FiboCat) July 3, 2020
少ない?イエイエ今後株を売らない限り永遠に数百円単位の配当金をもらえるので、コストゼロで補充のいらない自動販売機を得たようなもんです。千里の道も一歩からというじゃありませんか、Tポイントを使って現金使わずに配当狙いの投資って全然ありだと思います。
後述しますが配当狙いの投資は簡単ではありませんが、Tポイントという現金を使っていないからこそ気楽に配当狙い投資ができます。ここが最大のメリットではないかと。
Tポイント投資のメリット
Tポイント投資のメリットと感じた点は下記です。
①必然的にドルコスト平均法になる
②現金を使っていないのでとにかく気が楽
①ドルコスト平均法に必然的になる
株式投資の難しい所は手元に現金があると一気に使いたくなってしまう部分にあります。期間を分けてドルコスト平均法で投資しましょー、と投資の教科書にありますが、投資可能資金が目の前にあったら一気に投資したくなるのが人間です。定期預金などで強制的に使えない状態にしておかないと、投資用のプール資金は使ってしまいます。
ただしTポイント投資は毎月貯まるTポイントで投資をすることになるため、必然的にドルコスト平均法での投資となります。この1年コロナショックがあり、結局ポートフォリオも約1割の含み損ですが、相場のいい時も悪い時も毎月定期的に投資しており、コロナショックの際に投資した銘柄は含み益になっています。
人間のポジポジ病でなかなかできないドルコスト平均法での投資ですが、Tポイント投資は必然的にドルコスト平均法の投資にならざるを得ないのは、意外な優位点です。
②現金を使ってないのでとにかく気が楽
Tポイント投資はとにかく気が楽です。何せ自分の現金を投資資金として投入していないので、含み損が大きくなってもへっちゃらです。このスタンスは通常の投資やトレードだと大損に直結しますが、要は原価ゼロなので平気です。
眠れないほどの株を持ってはいけない、という相場格言がありますが、Tポイント投資は金額が少額にならざるを得ない(毎月十万単位でTポイントがもらえる方は別ですが・・・)、という面もありますが、原価ゼロなので含み損が広がっても全く気になりません。
実際コロナショックの際に、某銘柄が1/2以下の株価になりましたが、仕方ないよね・・・、と余裕しゃくしゃくの状態。コレが通常の投資モードだと、えらいこっちゃ、と焦りまくるところです。(通常ならその前に当然損切りしていると思いますが)
投資してポジション持つとどうしても含み損益が気になりますが、Tポイントの投資は殆ど含み損益の上下は気になりません。精神的に非常に楽な投資です。
Tポイント投資のデメリット
本気の投資は難しい
Tポイント投資のデメリットは本気の投資は難しい、という点。投資って投資資金をある程度貯めて、その資金を株や投資信託などに投資する訳ですが、気楽なTポイント投資で十万円以上の資金を一気に突っ込むのは難しいです。
十万円単位なんて無くなっても構わない、というお金持ちは別ですが、通常はそういう訳にはいきません。毎月千円単位で気楽に出来るからTポイントも楽しい訳で、これが手元に50万円という投資資金があったら同じことはできません。どうしても簿価の上下が気になってしまう・・・。
そんな訳でTポイント投資での大きな資産運用は難しいです。小さい資金をコツコツ貯めた結果、気付けば結構な金額になっていた、というのが目指す姿ではありますが、今あるまとまった投資資金を運用して増やそう、という観点の投資ではありません。
今あるまとまった投資資金をホッタラカシで運用して増やそう、と思う方ならFolioがおすすめです。
関連記事:脱つまらないロボアド、『FOLIO ROBO PRO』なら最先端のAI利用ロボアドが他社並みの手数料で利用可能
配当狙い投資で最終的に儲けるのは難しい
この1年気楽なTポイント投資をして気付いたことがあります、それは“配当狙いの投資で勝ちきるのは難しい”、ということ。
高配当の銘柄に投資して、あとはホッタラカシにして定期的に高い配当金がもらえれば、それに超したことはありません。けど1年間、コロナショックの前からTポイント投資を続けて、配当狙いの投資は難しいと再認識しました。
というのは、無配の銘柄がTポイント投資のポートフォリオからも出現してしまったから。まさかあの銘柄が・・・、という感じなのですが、業績が悪化すれば珍しいことでも何でもありません。元々Tポイントだから気長にお付き合いしましょ、というモードでいれますが、これが本気の投資だと完全に焦っています。何せ当初予想していた配当収入が無くなってしまう訳ですから。
そもそもホッタラカシで楽に儲けようという魂胆が間違っている!、との指摘もありますが、それでもホッタラカシで楽に儲けたいというのは人情で、だからこそFXのスワップ投資が定期的に流行する訳です。
株価下落リスクに減配・無配のリスクまで抱えてしまう配当狙いの投資は、投資資金をゼロ評価にしても構わない、という気持ちでないと難しいです。
管理人もTポイントでないとできません。バリュー株投資とも異なる配当狙いの投資は、簡単に定期的な収入が得られると思って、高配当銘柄買うとやられてしまうケースが多いので、ご注意ください。せめて下記書籍読んでから取り組むのがオススメです。
関連記事:高配当株投資の本『配当パワー投資入門』は配当投資入門書としてオススメ
まとめ
大きな資金をTポイントで投資することは難しいですが、コツコツと積み上げるドルコスト平均法の投資方法としてTポイント投資は優秀です。
またコストゼロなので配当狙い投資としても活用できる点は、ホッタラカシで安定収入が欲しい、という本来は簡単に実現できない投資家の願いを叶えることができる存在です。
主力級の投資方法としての活用は無理でも、投資初心者が投資の第一歩として手掛けたり、Tポイントから少ないながら安定収入を得られる手段を作る方法として、Tポイント投資は充分おすすめできる投資方法です。
管理人のTポイントはそろそろ在庫が切れてきて、2年目の投資可能金額は月間1,000-2,000円程度になりそうですが、今後も継続する予定です。いつまで続けられるか分かりませんが、間違いなく継続は力なり、の投資に繋がると思います。キャピタルゲインは考えていません、配当金もらえればそれでOK。だから財務的に安定している銘柄しか買っていません。
投資方法としては小技の部類に入るTポイント投資ですが、気楽にホッタラカシ投資が楽しめる優秀な投資方法と考えます。投資の最初の第一歩として、またタマにはメンタル的に疲れない投資方法の1つとしてお試しになってはいかがでしょうか?
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