価格帯別出来高チャート利用していますか?トレードの確認にオススメです。管理人はSBI証券の価格帯別出来高チャートを愛用しています。また岡三オンライン証券もユニークな価格帯別出来高ツールを提供しています。
株とFXの最大の違いは何かと言うと、出来高があるかないか!FXも先物は出来高がありますが、若干マニアックな話なので、これは横に置いておきます。
株で出来高と言うと、チャートの下に表示してある棒線を思い浮かべる方が殆どですね。しかしながら、価格帯別にこれまでの出来高を横の棒線にしてくれるチャートもあります。これが価格帯別出来高チャート。
株のマニアやプロは価格帯別出来高を見ていますが、一般の個人投資家の方で見ておられる方は少ないのでは?そんな価格帯別チャート、一体どんなものなのかをご紹介。
もし価格帯別出来高が面白いとか、使えそう、と感じたのであれば、SBI証券の「HYPER SBI」を利用して価格帯別出来高を見るのが一番のオススメです。
概要
価格帯別出来高チャートで何が分かるのか?
価格帯別出来高チャート、チャートを見るのが一番早いです。
見方を簡単に言えば、出来高が多い価格帯は株価が反応しやすい、ということ。
出来高が多い価格帯は、株価が上昇や下落の途中で、反転することもありますし、株価が停滞することもあります。まぁ、そのまま出来高関係なく、株価はトレンドに従って進むことも多々ありますが。
けど株価が反応しやすい価格帯が事前に分かれば、色々と準備もできますよね。ここでは反転しやすそうだからエントリーしようとか、ここで反転しなかったら損切りしようとか等々。
価格帯別出来高はテクニカルではありませんが、テクニカルの使い方って、トレードの目星をつけることにあると考えています。その意味では価格帯別出来高、トレードの目星をつけるのに、とっても参考になります。
ただし、相場の世界に絶対はありません。管理人が愛用のフィボナッチの各種ツールだって、当然外れることも多数あります。価格帯別出来高チャートもまた同様。確かに使えますが、絶対はありません。価格帯別出来高チャート、道具ではあっても魔法の杖ではありませんので、ご注意を。
なぜ出来高の多い価格帯で株価は反応するのか?
これはある程度筋道立てて話ができます。
スキー場で、整備されたスキー場はよく滑りますが、人が沢山滑った後のスキー場はあまり滑らない。スケート場でも同じことが言えそうですが、管理人あまりスケートしたことないので、スキー場の例。
多くの人が滑走したスキー場のコースは雪が荒れていて余り滑りがよくない=多くの人が売買を繰り返した地点はコースが荒れていて株価がスムーズに動かない、と考えてみてはいかがでしょ。
新雪のパウダースノー、スキーが良く滑るし、滑っていて爽快だし、スキーの醍醐味です。株も一緒で、誰も滑ってない=行っていない価格帯はスムーズに株価がトレンド方向に進んで行くことが多く、トレンドに乗り易い=スキーが滑りやすいです。
もう少し実態に即して言うと、多くの人が売買した価格帯は、株を売りたいいor買いたい人が大勢いるので、簡単には一方には進まない、と言うことになります。
スキー場のイメージでローソク足と価格帯別出来高を見ていると、なるほどー、と思うシーンが結構ありますよ。
人手が入っていないパウダースノーだと相場もスムーズに進みます
フィボナッチと相性の良い価格帯別出来高
当サイトで株価の予想記事を書くようになって再認識したのですが、フィボナッチと価格帯別出来高は非常に相性がよいです。
フィボナッチ・リトレースメント引いて、どこで株価が反転したり、停滞するかを考える際、リトレースメントに価格帯別出来高を重ねてみると、今まで見えなかったものが、見えてくる時があります。(フィボナッチの詳細は、下記をご参照ください)
考えてみればフィボナッチのリトレースメントとイクステンションは横に線を引くツールのため、横軸に棒線を表示する価格帯別出来高と相性が良いのは道理ではあります。フィボナッチと価格帯別出来高、2つがセットになった価格帯は要注意、そう考えるだけでも充分色々なものが見えてきます。
そしてフィボナッチと価格帯別出来高を組み合わせて見ることができるという点は、株のFXに対する大いなる優位性だと思います。FXの場合は、基本的に値動き一本で分析する必要がありますので。亜k部式は価格帯別出来高という、別の観点から値動きの目星をつけられるのは、FX畑から見ると非常に羨ましく感じます。(尚、FXの先物には出来高があるので、価格帯別出来高チャートがあります)
ちなみに、FXは出来高分析ができないので、テクニカル始め各種値動きでの分析方法が充実している、という歴史的背景があるそうです。
<関連記事>
・株とFXの違い4点、皆で儲けられる株とハイリスク・ハイリターンのFX
価格帯別出来高を見るならSBI証券がオススメ
以前から価格帯別出来高は見ていますが、管理人が最終的に一番見やすいと思っているのはSBI証券の「HYPER SBI」。
ローソク足に横棒が重なるというチャート自体も見やすいし、期間も決められた範囲ですが、比較的自由に決められるのは重宝します。他の証券会社のツール、期間の融通がきかなかったり、設定が面倒くさかったりしますので。
ローソク足に横棒が重なるのは、個人で好き嫌いもありそうですが、管理人としては感覚的に一番分かりやすいと感じています。
SBI証券口座があるだけでは無料では利用できません。ただし、信用取引口座開設か、先物・オプション口座の開設で、利用料が永久に無料となります。
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SBI証券で価格帯別出来高チャートを表示する方法
SBI証券の「HYPER SBI」で価格帯別出来高チャートを表示させるのは非常に簡単です。
①「HYPER SBI」を開いたらまずチャートを表示させます。
②次に右下の「スタイル」タグをクリック
③右上の「価格帯別出来高チャート」の〇印をクリック
④出来上がり、ローソク足の種類や期間の長さを、中央上部で変更もできます
上記の流れで簡単にSBI証券の「HYPER SBI」で価格帯別出来高チャートの表示ができます。見易さもさることながら、この表示の簡単さもSBI証券の価格帯別出来高チャートの魅力の1つです。
岡三オンライン証券の価格帯別出来高チャートも面白い
実は、岡三オンライン証券の価格帯別出来高チャートも面白いです。
ただしこちらは有料、初月は無料ですが、2ヶ月目からは445円(税込480円)が必要です。
アイコンを動かすと、価格帯別出来高がウネウネと動きます。使えるかどうか検証したことはありませんが(無責任ですみません)、見ていてなかなか楽しいツールではあります。
初月は無料なので、口座があれば、とりあえず試してみることができるのが嬉しいですね。一度モノは試しで見てみると面白いですよ。
体系的に価格帯別出来高を学ぶなら
管理人はフィボナッチメインで価格帯別出来高を補助で見ていますが、価格帯別出来高を中心に相場の見方を勉強するなら下記の書籍がオススメ。
管理人は図書館で借りて読みました。(タマタマ見つけた)目から鱗、という内容ではありません。そこそこ相場について知っている方であれば、知っている内容ばかりかも。
ただし価格・ローソク足・出来高、という3方向から相場を総合的に見る方法がまとめてあるので、一読すると頭の整理がなされます。
そこまで相場やトレードの知識が無くても、価格帯別出来高使って株のトレードを組み立てたい、という方にはテキストとしてはオススメできます。
ただしパンローリングの本なので、若干日本語が読みにくいのはご愛嬌として許してあげてください。
価格帯別出来高のまとめ
FXにはない出来高という観点、株のトレードに使わない手はないと思います。
そして、もう少し価格帯別出来高を触ってみたい、とか、学んでみたいと思うようであれば、上記記事を参考になさっていただければ幸いです。まずはSBI証券の「HYPER SBI」で価格帯別出来高をチャート上に表示させてみると、これまで気づかなかった株価の節目に気づくことができますよ。
価格帯別出来高、普段は親しみのないツールですが、案外使えます。まずは物は試しで眺めてみてはいかがでしょうか?
・価格帯別出来高を見るならトレードステーションもオススメです。
トレードステーションで価格帯別出来高を表示、株と先物に対応