クラウドファンディングのファンドでベンチャー投資?儲からないような・・・

 日本でも定着の兆しのあるクラウドファンディング。ファンドの組成も可能になりましたが、ベンチャー投資は儲からないような・・・。

 たまにTV等で取り上げられ、日本でも定着の兆しのあるクラウドファンディング。5月からは、株式型のクラウドファンディングも解禁になっており、今後更に普及の兆しもあります。融資型のクラウドファンディングは既にネット上での資金募集も行っています。

 けどね、クラウドファンディングで株を取るというのは、どうも儲かる感じがしないんです。クラウドファンディングだから利益は度外視?けど元本を大幅に割るような事態にったら一大事。株に突っ込みすぎると、そのリスクが結構あります。

 今回は、そもそもクラウドファンディングとは?、と言う所から、そのデメリット・リスク、そしてクラウドファンディングで株を取ると回収するの大変じゃないかな、というお話です。

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そもそもクラウドファンディングとは?

 クラウドファンディングについてwikiでは下記のように説明されています。

クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。~クラウドファンディングは防災や市民ジャーナリズム、ファンによるアーティストの支援、政治運動、ベンチャー企業への出資 、映画 、フリーソフトウェアの開発、発明品の開発、科学研究 、個人・事業会社・プロジェクトへの貸付など、幅広い分野への出資に活用されている。

 そしてクラウドファンディングと言っても、大きく分けて、”寄付型・購入型・融資型・投資型”の4種類があます。日本では購入型のクラウドファンディングが一番多い様子。農業家の方が、こんな果物作りたい、といってクラウドファンディングで資金を集めて、できた果物を出資者に配達する、というのが典型的なイメージですね。あと売れる前の作家さんが本を作るとか。

 購入型のクラウドファンディングであれば、成果物が出来れば、出資者もそれで満足。出したお金の回収を目的としていないので、寄付に近いですね、実質的には。

クラウドファンディングとはプロジェクトに対する資金提供

 管理人の捉え方は、クラウドファンディングはプロジェクトに対する資金提供、というもの。リターンは購入型であれば成果物、融資型であればプロジェクトから発生する収益で金利を付けて返してもらう、こんなイメージを持っています。

クラウドファンディングのデメリット

 クラウドファンディングのデメリット=リスクとしては以下の3点が考えられます。

①元本保証ではないし、成果物が出来上がらないリスク
②途中換金はまず不可能
③管理会社(組織)のリスク

 ①元本保証ではないし、成果物が出来上がらないリスクについては、クラウドファンディングでお金を集めた場合、当然お金の出し手には元本保証はありません。寄付型・購入型の場合、対価としてお金は関係ありませんが、それでもプロジェクトが失敗すれば、成果物は出来上がってきません。

 ②途中換金はまず不可能について、一般的に上場投資信託を除くと、いわゆるファンドというモノは途中換金が基本的に不可能です。クラウドファンディングもその例に漏れないので、一度お金を出したら、途中で換金できません。これは寄付型・購入型・融資型・投資型の種類の如何を問いません。

 ③管理会社のリスクは、さすがにお金の持ち逃げは別次元の問題としても、お金を管理している会社が途中で倒産等すれば、そのプロジェクト自体がとん挫する可能性が高いです。よってプロジェクトの成否の吟味も大切ですが、そのプロジェクトを運営している会社や組織自体がチャント運営されているかどうかも、吟味する必要があります。

融資型のクラウドファンディングの例

 融資型のクラウドファンディングはネット上でも資金募集を行っています。

ラッキーバンク
 
みんなのクレジット

 ①ラッキーバンク、は不動産ファンドの資金募集を行っています。投資利回り年6~10%(税前)以上と、好利回りをアピールしています。

 ②みんなのクレジット、は中小企業向けのローン(融資)ファンド及び不動産ファンドの資金を募集。こちらも好利回りをアピールしています。

 両社ともに数万円~10万円からの少額投資が可能であり、個人投資家から資金を集めている会社となっています。
(当然、元本回収リスク・予定取りの収益が発生しないリスクがありますので、その点はご注意を)

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クラウドファンディングで株を貰うと回収が大変

 投資型のクラウドファンディングの場合、普通の会社の株を引き受けても、回収方法ってIPO(株式上場)やM&Aしかありません。買い戻しするくらいなら、初めから融資すればよさげ。実は株への投資(未上場企業というのが大前提)、するのはそれなりのノウハウでできますが、回収するのがとっても大変。

 恐らく、一番何とか形になりそうなのは、映画型ファンドのような形にして、成功したらその持分に応じて分配金を貰える、という形。けどこれって会社への投資じゃありませんよね。

 クラウドファンディングをファンド型にすれば、確かに企業への投資も円滑に行えます。ただし、ファンド運営会社に資金の回収ノウハウあればよいのですが、IPOやM&Aのノウハウって身につけるのそんなに簡単ではありません。

ベンチャー投資は魅力的で意義もあるけど儲けるのは大変

 ベンチャー投資って、その意義は認めますし、魅力的ですが儲けるのは想像以上に大変。何はともあれ換金する手段がIPOやM&Aに限られています。それに対して、倒産やうまく回収できないリスクもあるので、成功した案件がそれこそ何十倍にならないと採算が取れません。

 ベンチャー投資については、以前ベンチャーファンドの運営の難しさについて記事を書いているので、そちらもご覧下さい。

「ベンチャーファンドは儲からない?非常に難しい方程式」

 日本でも定着の兆しのあるクラウドファンディング。個人的にはプロジェクトに対する資金提供という立ち位置に留まるのがよいのでは、と思います。

 運営する側としては、ファンド立ち上げて大型化したい、という欲求もよく分かりますが、貸した金を返すのが大前提の融資はさておき、投資型の案件は、プロジェクトからの回収=株式の売却益、という構図にはなりにくいので、高い勉強代払わされる可能性があります。

けどクラウドファンディングのファンドにお金は集まるんだろうなぁ

 5月から金融庁の規制緩和で、一人50万円まではネット上集めた資金で未上場企業企業への投資ができるようになっています。一般的には未上場企業への投資=儲かる、というイメージがあり、仕組みを作ってお金集めをすれば、結構な金額のファンドができそうです。数十億円単位なら、十分できそう。

 成功すれば=投資家が満足する結果に着地すれば、よいのですが、大勢の方からお金を集めると、色々な意見の方がいる、ということになります。社会貢献だから利益度外視でもOKという人と、絶対損できないお金を突っ込みました(そんなお金でファンド買ってはいけません)という方まで、ファンドの傘の下で一緒になる訳で、利益追求一辺倒にはならないクラウドファンディングのファンド、運営するの結構大変そうです。

まとめ

 管理人はお金にも心にも余裕がないので、クラウドファンディングには全く縁がありません。クラウドファンディングの=プロジェクト型の資金提供と考えれば、成果物が出来て出資をした側と出資を受けた側が一緒に喜ぶことができれば、それは十分に意義のあることでしょう。

 ただし投資型となると、なんぼ儲かりまんの、という世界。一筋縄ではいかないだろうなぁ。融資型は金利高くすればある程度カバーできますが、投資となると、さてどうやって回収したものか、管理人の乏しい想像力ではイメージがわきません。

 海外では広がりつつあるクラウドファンディングの世界、日本でも今後拡大していくのか、そして未上場企業への投資で採算取ることは可能なのか?今後どうなっていくのか、非常に興味深い所です。

FivoCat
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