ライザップ運営の健康コーポレーションの業績が絶好調、賭けに成功しつつあり

 TVCMで一気に有名になったスポーツジムのライザップ。そんなライザップを運営しているのが、札幌アンビシャス市場に上場の健康コーポレーション(2928)。

 元々豆乳クッキーのブレイクで上場会社にまで駆け上がった健康コーポレーション。賭けに出たライザップはスタートダッシュに成功し、今期は大幅増収の見込み。

 ライザップの手にしつつある健康コーポレーション、はたしてこの成功を確実にモノにして、企業として次のステージに入ることができるのか。スタートダッシュに成功したライザップを一時の打ち上げ花火に終わらせることなく、今後の成長も継続的に維持できるのかどうかがポイントになりそうです。



ライザップの健康コーポーレーションは元は豆乳クッキーの会社

 インパクトのあつTVCMで一気に、知名度を上げたライザップ。TVCMのように劇的に痩せることができれば、そりゃ誰だって興味は持つってもんです。
 知名度アップにともない、料金が高い、内容がハード過ぎる等の批判も出てきましたが、それでも”痩せたい”という現代日本人のニーズは確実につかんでいます。

 そんなライザップを運営する会社が、札幌アンビシャス市場に上場している健康コーポレーション。ちなみに2006年に札幌市場に上場していますが、本社は東京の新宿にあります。
 この健康コーポレーション、アフィリエイト業界やダイエット業界では有名な商品「豆乳クッキー」で一気に業績を拡大し、札幌市場とは言えIPOにまで駆け上がった会社として有名。




↑コレが上場の原動力

 しかしながら、豆乳クッキーを原動力に上場まで駆け上がったとはいえ、その後が続かず、業績が頭打ちになっていたのがここ数年の姿。そこで勝負をかけたのがライザップ。
 その勝負、序盤戦は大成功とも言える状況となっています。

15.11.16健康コーポ-株価5年年足チャート-min
株価は既に駆け上がった後の健康コーポレーションのチャート

健康コーポレーション過去推移と2015/9中間期決算

 健康コーポーレションの過去3期分業績と2015/9中間期の数字は下記のようになっています。

15.11.16健康コーポ業績推移-min

 2014/3期→2015/3期と営業利益以下が跳ね上がっています。(営業利益14/3期11億円→15/3期21億円)これはもちろんライザップのおかげ。

 そして当期の2015/9中間期も業績は極めて順調。既に中間期の時点で2014/3期通期での利益水準を達成。2倍の単純計算をしても、前期比大幅な増収はほぼ間違いない状況。
 売上はM&Aによりかさ上げされている面がありますが、それでもM&A先の利益貢献はイマヒトツであり、利益自体は基本的には健康コーポレーション本体で上げている数字。

 健康コーポレーションの賭けは、スタートダッシュに成功した姿が浮かび上がってきます。

健康コーポレーションのキャッシュ・フロー計算書

 次に健康コーポレーションのキャッシュ・フロー計算書を見てみます。

15.11.16健康コーポ-キャッシュフロー計算書-min

 上場後の伸び悩み等言われながらも、3期連続営業C/F黒字が約5億以上という数字はご立派。やはり目立つのは2015/3期の営業C/Fの黒字20億円という数字。ライザップ、もうかってるんですね、やはり。

 健康コーポレーションはライザップで勝負をかけるべく、2015/3期と当期で大型の資金調達を実行。銀行借入や社債発行そして増資(昔のMSCBのような形態)を行い、前期と当期でこれまで約60億円以上を調達しています。

 当期(2015/9中間期)は営業C/Fが▲12億円となっているのが、若干気になる所ではあります。明細を見ると売上債権の増減額が▲27億円。売上は上がっても、売掛金の入金がまだ、という状況。気になる所ではありますが、業績急拡大の会社では売上の拡大に入金のサイクルが追い付かないことがあるので、こちらは今後の経過に注目、と言った所。
 そして当期は投資C/F▲12億円ということで、ライザップの出店他、調達資金で今後の投資を積極的に行っている姿が見えてきます。

健康コーポレーションの2015/9中間期の貸借対照表(B/S)

 最後に2015/9中間期の健康コーポレーションの貸借対照表(B/S)を見てみます。

15.11.16健康コーポ-BS-min

 若干気になるのが、売掛金等の多さ。ただし売上250億円の半分以下なので、許容できる範囲ではありますし、C/F計算書の部分でも記載のようにまずは経過観察。

 ライザップはサービスの金額が高いことでも知られていますが、会計的には売上計上できるのは、サービスの提供を行った後。会員から受け取ったお金は、サービスを提供するまでは、前受金も現金と同時に負債の部に計上の必要があります。その意味では前受金52億円(2014/9中間期は43億円)は今後売上に計上される数字と言えます。

 エステや語学学校で有名なビジネスモデルであるチケット制のビジネスをライザップも踏襲しています。尚、この辺りのチケット制=前受金のビジネスモデルについては、エステのミュゼの破綻記事に詳しく記載したので、こちらも合わせてどうぞ

ライザップは地道な無料カウンセリングも実施中

 TVCMでドッカーンと派手なイメージのあるライザップですが、実は地道な無料カウンセリングを行っています。

 痩せるとかダイエットって、もう理論的には確立しています。入る量=食を減らして、消費する量=運動等を増やす、という足し算と引き算の世界です。

 この入口と出口でいかに楽をして痩せようか、というのが現代日本のダイエットブームの一側面でもありますが、ライザップのカウンセリングサービスは、トレーナーが専門の知見で正攻法で自分に合わせた痩せるためのアドバイスを受けることができます。

 これって実は非常に画期的なことで、プロのアドバイスが無料で受けられる機会はナカナカありません。独学するより、先生に教えてもらう、上達の早道の鉄則です。

 ただね、無料で相談をすると勧誘が・・・、と思ってしまいます。まぁライザップも商売ではありますが、基本的に入会するかどうかはカウンセリングの後で持ち帰って考えてください、というスタンスのようです。
 相談時に無理な勧誘などは一切おこなっておりません、とありますが、ネットでライザップの無料カウンセリングの様子を調べて見ると、しつこい勧誘というのはほとんど見られません。
 
 派手なイメージのあるライザップですが、無料カウンセリングという結構地道な活動を行っており、ライザップのサービスがどんなものか興味のある方は、一度無料カウンセリングをお試しになってみてはいかがでしょうか?なんちゃってダイエット、ではなく、痩せるための正攻法の話を聞くことができますよ。




↑無料カウンセリングはコチラからどうぞ

まとめ

 
 豆乳クッキーで札幌アンビシャス市場とは言え上場企業にまで駆け上がった健康コーポレーション。上場後の伸び悩みの中、ライザップは健康コーポレーションが社運を賭けた事業となっています。

 インパクトがありすぎるTVCMを背景に、一気にスタートダッシュに成功したライザップ。
 問題はこれから先。スタートダッシュに成功したライザップを、打上げ花火で終わることなく、しっかりと事業として確立させることができるのか。

 今期は大幅な増収がほぼ確定の健康コーポレーション。ライザップを中心に今後どんな成長をしていくのかorライザップは単に打上げ花火で終わってしまうのか、今後の展開に注目です。

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