株価やFXの市場トレンドとは?思った以上に奥の深い世界をご紹介

 株やFXで言われる市場のトレンド。トレンドに乗ればトレードなんて楽勝?けどトレンドって非常に奥の深い世界なんです。

 株やFXの入門書を見ると、トレンドに乗りましょう!、と書いてあること多数。今日見たFXの初心者向けの本にも、同じようなことが書いてありました。ただし、このトレンドに乗るというの、意外どころか、この上なく難しいんです、実は。トレンドはフレンド、とは言うけれど、フレンドになるのが難しい・・・。

 そんなトレンドについて、今回は考えてみます。(2015年12月15日更新)

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見方を変えればトレンドも変わる

 トレンドを掴むためには、まずは基点を定める必要が。株価予想、でやっているように、高値や安値に基点を取れば・・・。そこで出てくる問題、縮尺を変えたらどうなる?

 当サイトの株価予想は日足を利用しています。株の場合は日足メインでも大丈夫?けど週足も見た方がいいような。
 
 日足が上昇トレンドで、週足が下落トレンドだったら、トレンドはどっち?

 大半の方が週足のトレンドが正しいトレンド、と仰るかと。確かにその通り。じゃぁ、日足の今のトレンドをどう解釈しますか?
 週足の下落トレンドの中の戻りの上昇!、と答えた方、パーフェクト!もうこの先はササッと、興味ある部分だけ読んでいただければ結構?

 ただね、この考え方、頭でわかっていても、実践でなかなか使えないんです、何度も痛い目にあう等して、経験積まないと。まぁ、ゆっくりと勉強代払いながら経験積んでください、というのはあまりに無責任ですね。

 そして管理人が考えている、トレンドの見方は下記。

 1度コレと決めたら縮尺や基点や見方を変えてはいけない!

人間は融通が利きすぎる生き物

 要は、1度決めたことは、最後まで貫きましょう、ということ。

 どういうことかというと、人間は良くも悪くもモノの見方に融通がききます。見解の相違、というのが典型例。そして相場でお金が関わると、この融通に欲も相まって、自分の都合のいいようにトレンドを解釈します。ええ、人間ってそんな生き物です。
 だから、もしトレンドを見つけてトレンドに乗る、と決めたら、一度決めた見方=トレンドは変えないこと。
 日足と週足を見て、トレンドを決めるのは週足、と決めたら、その見方は少なくとも、ポジションを持っている最中は変えないこと。

 自分の考えたトレンドと逆に相場が進んだ?この時は潔く、損切りすることをお勧めします。それをしないと、繰り返しになりますが、自分の都合のいい方にトレンドを判断して、いつまでも含み損を抱えたポジションを抱える可能性が高くなります。

損切の関連記事:株やFXの損切りの目安やルール、利益とセットで考えてみる

 そういう意味では、FXでは殆どのツールで常備されている逆指値の利用がオススメ(株も一部のネット証券等は搭載してます)。最初に損切値段を決めたら、後はその損切価格は感情はさまずにそのままにしておきましょー。これが損切をする一番の方法です。

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綺麗なトレンドに罠を仕掛けている方々も

 結局、トレンドの判断と言っても、上か下かの2分の1!一度コレと判断したトレンド、ダメであれば損切り。これの繰り返しをすれば、プラスにはならなくても、損はしないのでは?

 確かに理論的にはそうなんです。損する可能性もあれば、得する可能性もある。確率2分の1であれば、理論的には終始トントンのハズ。ところが、そうは問屋が卸さないのが株やFXといった相場の世界。

 このあたり、プロスペクト理論(人間は損少利大の生き物)で説明されることが多いのですが、実際のトレード経験で言えば、それだけでは無いような。

 実際にトレードしていると、相場はなかなか綺麗な波を描いてくれません。トレンドもまた同様で、なかなか綺麗なトレンドって少ないんです。

15.5.13マクドナルド-トレンド-min
一応下落トレンドですが、キレイとは言い難い?

 これは、綺麗なトレンドを作らないようにしいている人がいる、とも言えます。法律違反以外は何でもありの株式市場やFXの市場、トレンドに乗っている人を撤退させる+損切りさせるために、揺さぶり等々が色々で仕掛けてあります。典型例はローソク足のヒゲですね。

 おー綺麗なトレンドじゃないか、じゃあ損切が入りそうな所まで一回値段を下げて、その辺りで買いますか、と考えている人がいる、と想像すれば分かりやすいですね。

15.3.12イレギュラーな値動き例-min
上昇トレンドでも、こーいうパターン日常茶飯事のような

 信じるか信じないかはあなた次第!、の世界でもありますが、単にトレンドに乗る、というだけでは、正直敵から見れば、鴨葱の世界。
 トレンドが分かるのは大前提で、その上でテクニカルやフィボナッチ、サポレジのライン、出来高等々の技を組み合わせて、初めてマーケットからお金を頂戴できるようになるのではないか、と感じています。
 トレードはアート=芸術、とはよく言ったものだと思います。そして個人的にはトレードは総合格闘技ではないか、と思っています。

テクニカル的にはADXがトレンド把握に使えると言うけれど・・・

 テクニカルの本を読むと、トレンド把握にはADXが使える、とよく説明がしてあります。
 管理人もテクニカルを学び始めた初期に、へぇそんな便利なテクニカルがあるんだ、と驚いたものです。

 ADXは相場の方向は分からないけれど、ADXのラインが上向きに傾き始めたらトレンドの継続。下向きに変化したらトレンドの終了。ラインが下降中はノートレンド。

 トレードって、トレンドさえ捕まえられれば無敵です。だってトレンドのある銘柄に乗って、適当に利益が乗ったところで降りる、これを繰り返せば自動的にお金は増えます。その意味で言えば、上記のADXの説明見て、こりゃすごいテクニカル指標だ、と思うのが普通。実際管理人、ADXを知った時、聖杯見つけたり、と思いましたから、ホント。

ADXはレンジ相場にハマルADX

 相場は、スクイーズ=レンジ相場とイクスパンション=トレンド相場、の繰り返しです。そしてADXはスクイーズ=レンジ相場に非常に弱いんです。
 
15.12.15ADXの見方-min
レンジ相場に弱いADX

 ADXの使い方としては、ADXのラインが上向きになったらトレンド発生と考える、といものですが、レンジ相場の時はADXのラインが上向いたと思ったら、元に戻った・・・、という事態が頻発します。正直、エントリーのタイミングが分かりません。
 そして、まだ大丈夫だろうと思いADX上向きのサインを見送ると、そこが実はトレンドのスタート地点で、気付いた時には時すでに遅し・・・、ということもシバシバ。と言うより、ほぼこうなります。

 だから管理人、ADXが使えないかとあーでもない・こーでもない、としましたが、今では全く使っていません。可能性を秘めたテクニカル指標とは思いますが、少なくとも管理人が使うのは無理でした・・・。

※相場のスクイーズとイクスパンションについて詳細は下記をどうぞ

テクニカル指標はレンジ相場が苦手

 ADXに限らず、テクニカル指標はレンジ相場を苦手としています。ストキャスティクスがかろうじてレンジ相場でも機能しますが、ストキャスは逆にレンジ相場がからっきしダメなので、結局実用には高いハードルがあります。
 こう考えるとテクニカル指標って、最終的に行きつく先は一緒だと思いませんか?管理人はそう思ってしまい、フィボナッチ等の道に行きました。

素直にファンダメンタル=トレンドと考えるのが一番かも?

 業績のよい会社の株価は上昇して、業績の悪い会社の株価は下がる。これって当たり前のようで当たり前ではありません。業績のよい会社の株で損している人、何人いるか分かりませんので。

 けどそれでも、下手なテクニカルよりも業績等のファンダメンタルでトレンド(会社自体のトレンドですね)を把握して、それに乗っかるほうが、勝率は高いです。こんなこと言ってはチャート屋として、身も蓋もありませんが・・・。

 だからウォーレン・バフェット流の会社の価値を見抜いたバリュー株投資が生きてくる訳です。けどコレも実際やると企業を見抜くのに一苦労しますし、株価が殆ど動かないorジリジリ下がることもしばしば。凡人にはこちらも非常にハードルの高い世界となります。

15.8.25経理-min
バフェット流の投資は企業分析に特殊な能力が必要ではないかと・・・

他の市場を見てトレンドを考えるという方法も

 テクニカルでトレンドを把握するのをあきらめた管理人、現在よく利用しているのは、

”他の市場を見る”

、と言うこと。

 金融市場って、単体で存在している訳ではなく、他の金融商品であったり、他の銘柄と連動して存在しています。その関係性からトレンドを見る、というテクニカル無視、数字とか関係ない、非常にベタな手法になります。

 例えば、日経平均であればNYダウもしくはナスダック指数と連動しているケースが多いです。よってNYダウやナスダック指数が高値更新で伸びている=トレンド状態であれば、日経平均も伸びる、と考えます。
 株の場合は類似会社。類似会社のチャートを並べると、同じような形状のチャートになることが多いのですが、同業で似たようなチャートパターンの銘柄見て、Aが伸びているから、Bも伸びるだろう、と考えます。
 為替も一緒。ドル円が伸びているなら、ユーロ円も伸びるだろう、といったような。

 慣れるのに時間がかかる見方ではありますが、案外使えます。どうやって慣れるかと言えば、連動してそうなチャートを見続ける、コレです。え?面倒くさい?そうなんです、それが最大の欠点。
 
 けどそれだけトレンドって、深い世界なんです。少なくとも安直に、テクニカルの〇〇指標を使えば簡単にトレンドが分かる、とは思わない方がいいですよ。

まとめ

 トレンドに乗るって簡単じゃないんです、ということは多少は感じて頂けたかと。世の相場本、簡単にトレンドに乗れと書いてありますが、それが簡単にできれば苦労はないよ、と何度思ったことか・・・。この方法ならトレンドに確実に乗れますよ、という方法が提示できれば、このサイトも本物ですが、残念ながらまだ管理人には力不足・・・。

 とりあえず、トレンドに乗りましょう、という株の教科書に書いてあること、言うは易しですが行うは難し、ということを知っていただければ幸いです。え?そんなに難しくない?そんな上級者の方は、聞き流してください。

 管理人は、トレンドは分からない時もあるけれど、高値と安値は分かるだろう、という考えで、フィボナッチやサポレジのラインを引っ張っています、当然トレンドの目星は付けた上でやってますが。高値と安値だって、縮尺を変えると変わってしまいますが、効いているフィボナッチやサポレジのラインは、トレンドや縮尺にかからわらず効いているよね、という考えで、粛々とラインを引いて株価の分析と予想しています。

 と言うことで、トレンドって実は非常に深いテーマなんです、というお話でした。トレンドの謎が解けたら、恐らく株やFXのトレード上級者の仲間入りではないか、とまで思っています。

 トレンドにご興味ある方、そしてトレードに行き詰っている方、一度トレンドについて徹底的に考え抜いてみてはいかがでしょ?

 新しい相場の見方に開眼するかもしれませんよ。

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