トレードステーションで利用できるフィボナッチツール一覧

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 マネックス証券のトレードステーションでは、各種フィボナッチツールが利用可能です。ネット証券のツールでは、一応の描写は可能でも、正直使い勝手が悪いフィボナッチツール。日本株のフィボナッチ分析をしようと思うと、正直ツール探しから始める必要がありますが、トレードステーションが利用できれば、MT4並みいやそれ以上のフィボナッチ分析環境が、日本株でも利用可能です。

トレードステーションなら日本株のフィボナッチ分析が可能

 株やFXのチャート分析をする際、各種フィボナッチツールを利用して管理人は分析していますが、通常日本株をフィボナッチ分析しようと思うと、なかなか苦労します。その苦労をまとめた結果を下記に記しています。

 「株羅針盤」と「TradingView」が一つの回答と管理人はなっています。
 そんな中、最近使い始めたマネックス証券提供のトレードステーション。まだ試行錯誤しながらの利用ですが、少なくともフィボナッチツールについては、それ程苦労なく利用できるようになってきたので、トレードステーションで利用可能なフィボナッチツールをご紹介。

 トレードステーションのおかげで、ネット証券の提供するフィボナッチツールも漸く使いやすいツールが出てきたか、と若干感慨深いものがあります。

フィボナッチツールの描写の仕方

 まずはフィボナッチツールの描写の仕方から。最初にチャートを表示させます。(チャート表示のさせ方は、とりあえず任意の銘柄のチャート表示をさせてみる、をご覧ください)

 その後、右クリック→描写→フィボナッチツール、と進んでいきます。

16.7.13トレードステーション-フィボナッチ分析スタート
「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」以下同様

 そうすると、画面のように、サイクル~タイムエクステンションラインの7種類のフィボナッチツールの描写が可能、ということが分かります。

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トレードステーションの各フィボナッチラインの描写

 それでは次に、トレードステーションに搭載されている各フィボナッチラインをご紹介。

サイクル

16.7.13トレードステーション-フィボナッチサイクル-min

 エントリーのタイミングを計るため、フィボナッチ級数を利用したサイクル分析ツールが搭載されています。ただし、正直フィボナッチと言わず、投資のタイミングを測るツール類、精度的に今一つなので、管理人は使っていません。

プライスエクステンションライン

16.7.13トレードステーションーエクステンションライン-min

 人によって、エクステンションと言ったり、イクスパンションと言われている、基点を3つ取って先の価格を予想するフィボナッチツール。トレードステーションでは「フィボナッチエクステンションライン」とされています。(尚、当サイトでは、フィボナッチリトレースメントの延長に引く128.2%や161.8%のラインをフィボナッチエクステンションと表現しています)

 MT4では標準装備のフィボナッチエクステンション(MT4では、エキスパンション、と表示されています)、日本株のツールもようやくここまで来たか、と思わされるツールです。

価格リトレースメントカルキュレータ

16.7.13トレードステーション-フィボナッチ計算機-min

 こちらは描写ツールというより、フィボナッチ計算機です。任意の基点を3つ取ると、自動的にフィボナッチ級数に該当する価格を計算してくれます。

プライスリトレースメントライン

 「プライスリトレースメントライン」が最も利用される、フィボナッチ・リトレースメントを引くツール。

16.7.13トレードステーション-リトレースメントデフォルト-min

 デフォルト設定では、戻りを測るリトレースメントのみですが、設定すれば、エクステンションの128.2%と161.8%のラインも描写可能。

16.7.13トレードステーション-エクステンション設定-min
エクステンション128.2%と161.8%だけでなく、個人的には大いに活用している88.6%も追加

16.7.13トレードステーション-フィボナッチリトレースメント-min
管理人的にはチャート分析の際はコレが標準パターン

 「プライスリトレースメントライン」でフィボナッチ分析の一通りのことができます。このリトレースメントラインが、MT4のツール同様、自由に引けます。FX畑から見ると当たり前ですが、日本株のツール環境から考えると個人的には結構感動的な出来事だったりします。ようやくコレが日本株でも普通にできるようになったか・・・、と。

速度/レジスタンスアーク

16.7.13トレードステーション-フィボナッチアーク-min

 基点を取って円を描くフィボナッチ・アークもトレードステーションは標準装備。円弧を別途設定する必要のあるMT4より使いやすいです。
 しかしながら縮尺を繰り返すと、ラインがずれてくるので、一度決めた縮尺は触らない、ということを徹底しないと全く使えません。

 フィボナッチ・アーク、設定が面倒なMT4なのですが、縮尺を変えてもラインがずれないという大きなメリットがあります(他のツールはずれることが多い)。この辺り、不便だが正確、便利だけど不正確になる、というトレードオフの関係になっています。

スピード/レジスタンスファン

16.7.13トレードステーション-フィボナッチファン-min

 リトレースメントだけだと分からない時に、引いてみると思わぬヒントが得られることのあるフィボナッチ・アークも搭載。普通に引けます。これも結構感激です。

タイムエクステンションライン

16.7.13トレードステーション-フィボナッチタイムエクステンション-min

 「サイクル」同様投資のタイミングを測る「タイムエクステンションライン」も搭載。管理人は使いこなせませんが、フィボナッチで時間論やサイクル理論を極めようとすれば、トレードステーションは非常に使えるツールとなりそうです。

その他

 フィボナッチツールではありませんが、トレードステーションは、ギャンファン・アンドリューピッチフォーク・回帰チャンネルの描写も可能です。

 さすが海外ではMT4より上位にランクされているツールなので、チャート分析のための機能は一通り揃っていると言えます。

まとめ

 ネット証券他のチャートソフト、それなりに使えますが、管理人みたいにマニアックにフィボナッチで分析してやろう、と思うと一苦労です。トレードステーションが世に出たおかげで、これまでの苦労から解放+フィボナッチでのチャート分析もより手軽にできるようになります。

 そんな訳で、トレードステーションに搭載されているフィボナッチツールのご紹介でした。ツールがあっても使いこなせないと意味はありませんが、軽く学ぶなら管理人作成の「トレードの解説書、フィボナッチ利用の基礎の基礎」をどうぞ。

 手軽にフィボナッチツールが利用できる環境になかった日本株で、トレードステーションを利用すれば簡単にフィボナッチ分析ができるようになるのは、非常に大きな変化だと思います。

 ご興味あれば、トレードステーションのフィボナッチツール、是非触ってみてください。

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