トレードステーションでのテクニカル分析、知ると便利な重ね技

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 自動売買ツールだけでなく、テクニカル分析用のツールとしても非常に使えるマネックス証券のトレードステーション。そんなトレードステーションでテクニカル分析を行う際に、知っておくと非常に便利なのが、テクニカル指標同士の重ね技。

 テクニカル指標を重ねて使えば、チャート自体も見やすくなりますし、3RCI等でパラメーターを変えた同じ指標を、同じサブウィンドウに表示することもできます。

 知っていると非常に重宝する、トレードステーションでのテクニカル指標の重ね技をご紹介します。

複数のテクニカル指標を同時に表示するとチャートがゴチャゴチャになる

 トレードステーションだけの話ではありませんが、チャートソフトで一つの画面に複数のテクニカル指標を表示させると、チャートがゴチャゴチャになって訳が分からなくなります。
 それでも、そのゴチャゴチャのチャートから売買のタイミングを見計らってトレードしている方もいると思いますが、やはりチャート画面はスッキリさせたいものです。ゴチャゴチャだと、判断ミスも多くなりますし。

 ただし自分のチャート分析に必要なテクニカル指標の数が決まっていれば、その数自体は減らすことはできません。そうなると、もうゴチャゴチャなチャートで我慢をするしかないのか?それともテクニカルをあきらめてしまうのか?

 そんな時、知っておくと非常に重宝するのが、トレードステーションのテクニカル指標の重ね技です。テクニカル指標をサブウィンドウに重ねて表示させれば、画面はスッキリしますし、新しいトレードアイディアも生まれてくるかもしれませんよ。

テクニカル指標の重ね技はテクニカルをドラッグ&ドロップで重ねるだけ

 トレードステーションでテクニカル指標同士を重ねて表示するのは非常に簡単です。

 テクニカル指標をドラッグ&ドロップで重ねる、それだけです。

 知っていると笑ってしまうくらい簡単です。モノは試しで、MACDとストキャスティクスを重ねてみます。
 まずは別々にMACDとストキャスティクスを表示させます。尚、チャート及びテクニカル指標の表示方法は下記をご覧ください。

関連記事:トレードステーションの口座開設が完了!チャートを表示させるまで

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※サブウィンドウの上がMACDで下がストキャス

 次にストキャス(下)をMACD(上)のサブウィンドウに重ねて表示させるとします。まずはストキャスのラインの上で左クリックします。そうすると、ストキャスのラインに白丸が表示されます。

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 そして白丸が表示されたら、次にストキャスのラインを掴んでドラッグ&ドロップでMACDのサブウィンドウに重ねます。
 すると以下のような表示が。

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 迷わず「OK」をクリックします。

 すると見事にMACDとストキャスを同じサブウィンドウに表示させることができました。

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 ただし、MACDの目盛りが▲600~1,200なのに対して、ストキャスは0~100の目盛り。MACDの目盛が大きすぎて、そのままでは役に立ちません・・・。

 ハイ、これで終了・・・。とりあえず、テクニカル指標の重ね方は、ドラッグ&ドロップ、と言うことを知って頂ければ。
 ま、MACDとストキャスを重ねただけでトレードはうまく行きませんよ、実際問題。MACDのトレンド状態の時に、何かしらのテクニカルでMACDの方向にエントリータイミングを測る、というアイディアは悪くないと思いますが、ストキャスのデフォルト設定で勝てる程、相場は甘くありませんので・・・。

 この重ね技、デフォルトのMACDとストキャスを重ねるだけでは、何も使い道はありませんが、テクニカル指標同士を重ねるって、色々な検証ができるんです。そこが最大の使い道。

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伝説のテクニカル、3本RCIの表示も可能

 テクニカル好きの間では知られている、RCI(Rank Correlation Index:順位相関指数)という指標があります。RCIはRSIに似ていますが、RSIとは相当違っていて、指標の計算式に時間の概念(サイクルの概念)を取り入れたテクニカル指標です。

 殆どのテクニカル指標は、値動きのボラティリティのみを指標の計算式に取り込んで数値を計算していますが、RCIは時間の概念も計算式に取り込むことで、相場とRCIのパラメーターが同期すれば、見事に相場の天井と底を当てることができます。
 ただし相場の天井と底のタイミングが毎回毎回同じな訳はないので、当然RCIといえども聖杯ではありません。ただし、複数のパラメーターのRCIを重ねて表示させたら、多くの場合で相場の天井と底を当てることができるんじゃないか?、というのが3本RCIのそもそものコンセプトになっています。

 この3本RCI、FXの世界では伝説のテクニカル指標でもあり、3本RCIを駆使してFXで億万長者になった方もおられるそうな。ご興味あれば、グーグルで検索してみてください。

 そしてその伝説とも言われる3本RCIをトレードステーションで表示させたのが下記。

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 白丸がRCI3本で天井と底を捉えている部分。おーっ、コレはすごい!、と思った方、まだまだですよ。そんな簡単に相場で天井と底が取れたら苦労はありません。
 けど上記のチャートでパッと見て分かるように、RCI3本を駆使すれば確かに天井と底を捉える可能性は、他のテクニカル指標と比べれば可能性は高いと言えます。
 
 コレで3本RCIに興味を持たれたら、是非3本RCIを極めてみてはいかがでしょうか?そこには億万長者の道が開かれているかもしれず・・・。
 RCIについては、管理人も相当やりこんで、書き始めるときりがないので、今回はこの辺りにしておきます。管理人としては、3本RCIの利用のキモは、天井と底を取るのではなく、戻りと押し目を取ること、と思っています。詳しくは下記記事をご覧ください。

まとめ

 マネックス証券のトレードステーションを使って、テクニカル指標を重ねる例を、MACD+ストキャスティクス及び3本RCIを使って説明してみました。3本RCIが代表例ですが、テクニカル指標を組み合わせて表示させると、コレはスゴイことになるかも、というケースがしばしばあります。ただしそこから先は、つもり売買での検証、そして実売買での検証をクリアして、初めて使えるテクニカルの合わせ技、と言うことができます。
 ただし、単一のテクニカル指標を別々に表示させて・・・、としていた方には目から鱗ではないでしょうか?テクニカル分析の世界、ホント奥が深いです。

 上記のように、トレードステーションはテクニカル分析の奥深く且つ可能性を感じる世界に、ドップリとはまることができます。本記事を契機に、テクニカル指標の合わせ技が面白い、と思われたのであれば、是非マネックス証券のトレードステーションに口座開設をして、その深淵な世界を除いてみてはいかがでしょうか?

PS トレードステーションの口座開設方法は下記の記事をご参考ください

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