マネックス証券のMSV LIFEサービス開始記念セミナーに行ってきました

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 マネックス証券が開始した、資産運用サービスのMSV LIFE。そのサービス開始の記念セミナーが2016年10月18日に開催されました。ロボ・アドバイザーを利用した資産運用サービスって何?、という所から興味のあった管理人、折角の機会なので参加してきました。

 トレードについてはそれなりに頭も使っている管理人ですが、資産運用という観点がスッポリ抜けていたかもしれない・・・、と考えさせられたセミナーと相成りました。

 そんなMSV LIFEサービスのセミナー、内容をご紹介!

マネックス証券のMSV LIFEサービスのセミナーについて

 マネックス証券は2016年9月17日より、MSV LIFEというロボ・アドバイザーを利用した資産運用サービスを提供しています。

 実はマネックス証券は随分前から、ロボ・アドバイザーの走りとも言える株の自動売買も別会社で手掛けており、珍しい会社だな、と思ってました。マネックス証券の松本会長のメルマガ等を読んでいると、松本会長自身がトレード好き、だそうなので、その辺りが背景かな、と勝手に想像していましたが。

 そんなマネックス証券が”資産運用”という観点から満を持して投入したのが、ロボ・アドバイザーを利用した資産運用サービス「MSV LIFE」となります。

 そして”MSV LIFEのお披露目会”とも言うべき形で開催されたのが、本セミナー。下記のような内容で開催されました。

・第一部 講演
「MSV LIFE」で始める新しい資産運用
 マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社 代表取締役社長 大原 啓一氏

・第二部 パネルディスカッション
秋の夜長に考える これからの資産運用
パネリスト
 大原 啓一氏(上述)
 深野 康彦氏(有限会社ファイナンシャルリサーチ代表 ファイナンシャルプランナー)
 松本 大氏(マネックス証券株式会社 代表取締役会長CEO)
コーディネーター
 鈴木 ともみ氏(経済キャスター)

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MSV LIFEのサービス内容を説明する大原社長

MSV LIFEをもう少し詳しく

 ここでもう少し詳しく、MSV LIFEの内容をご紹介。

 MSV LIFEは、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問がお客様との投資一任契約に基づいて投資一任運用を行う、ロボ・アドバイザーを活用した新しい資産運用・管理(ラップ)サービスです、と説明されています。(マネックス証券のMSV LIFEのページ

 立ち位置としては、マネックス証券がMSV LIFEの紹介窓口で、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問が実際の運用を行う形となります。

 大和証券が渡辺謙さん起用して、ラップ口座のCMを行っていますが、広い意味で言えば類似のサービスとなります。要は運用方針を決めたら資金を証券会社に預けて、後は基本的にそんなに手をかけずにお任せ、という投資スタイルとなります。

 ラップ口座というものは各証券会社が用意してますが、MSV LIFEの特徴は下記となります。

・1万円以上から利用可能
・国内外のETFに投資することで低コストでグローバルな分散投資が可能
・分散投資のポートフォリオはロボ・アドバイザーが作成し運用を行う
・手数料は1%未満と低コストでサービス利用が可能
・一人一人に応じた資産運用計画を作成
・継続的なフォローアップを重視

 顧客の資産に合わせた最適な資産配分を提案するラップ口座を利用するには、対面型の証券会社の場合は数千万円とか数百万円単位で資金が必要となるケースが多くなります。
 一方、MSV LIFEを始めとするロボアドのサービスの利用は、高額の投資資金を必要としません。その中でもMSV LIFEは1万円から利用可能という、非常に利用のハードルの低いサービスとなっています。

 本格的に運用するにはまだ何とも・・・、という方も、とりあえずやってみるか、と思えるサービス設計になっています。

 そして資産のポートフォリオは、ユーザーの資産状況や将来設計に合わせてロボ・アドバイザーが作成します。運用先は国内外のETF。
 国内外の株や債券他のETFに分散投資を行うことで、資産の増加を図ろうとするのが、その運用の手段となります。

MSV LIFEの基本的な考え方は上記動画が詳しいです

なるほど~、と思った点

 セミナーで簡単な使い方のデモが紹介されていました。そこで、なるほど~、と思った点を挙げてみます。

 まず、資産運用計画は生命保険の提案書みたい、というのが第一印象。生命保険で営業を受けると、このタイミングでこれくらいの資金が必要ですよ、といった提案資料をいただけますが、MSV LIFEを利用するに当たって最も重要になる資産増加曲線を見た時、生命保険の提案書みたい、と思いました。

 ただし、生命保険の営業資料と違って、資産を増やしましょう、というのがMSV LIFEの基本コンセプトなので、基本的に右肩上がりのグラフになっていますが。

 次に、目標達成確率、という指標。MSV LIFEでは、作成した資産運用計画がどの程度の確率で達成できるかと言う「目標達成確率」という指標を用意しています。そして目標達成確率が下がり、目標とする資産増加の計画からずれてくると、自動で報告が入るようになっています。
 資産運用のPDCAをまわす、との説明がされていましたが、このままでは予定通りの資産増加は難しくなりそう、となるとシステムからアラートが出ます。そして、投入資金を増加して目標を達成を目指すか、そもそも目標のハードルを下げるか、その他の選択肢を取るか、改めて立ち止まって考えることができます。

 トレードも突き詰めると確率統計とか期待値の世界に入って来る、と最近思っている管理人。資産運用の世界もついに確率の世界が入って来たか・・・、と少々うなってしまいました。
 ただし忙しくしない資産運用こそ、目標を達成できる確率は○○%と常時監視して、達成の確率が低くなったらプランA・プランB等をゆっくり考える時間もあるので、確率の世界がマッチするのでは、と強く思ったのでした。
 

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パネルディスカッションでの気付き、資産運用は面白くなくていいんじゃないか?

 セミナーは前半がMSV LIFEの紹介、後半がパネルディスカッション。「秋の夜長に考える これからの資産運用」というテーマでした。

 ディスカッションの中で、なるほど~、とか、面白い!、と思った内容を列挙してみます。

・ロボアドバイザーのイメージは車の自動運転。行き先を決めるのは人間、運転するのはロボ。間違いやリスクを排除する、という面ではロボが優れている。
・機械=ロボができることには限界がある、ただし別の部分は人間よりはるかにできる。人間が指示する所と機械が行う所を切り分けて共存することが大切。
・MSV LIFEは目標まで自動的にナビゲートしてくれるので、毎日画面を見ても面白いサービスではない。ただし、投資を気にする必要なく、個々人の生活や仕事に集中することができる。
・資産運用は面白味がない、ロボに任せる部分と自分でする部分を切り分ける必要もある。
・資産運用はコストを抑えることと、長くできることが大切。MSV LIFEは安く長く続けることができる。
・低金利時代こそ、創意工夫が大切。金利が高い時代は、だれでもある程度の資産運用はできた。
・すでにMSV LIFEのサービスを開始しているが、契約期間が10年以上、中には40年以上と長期での運用設定の方が多い。

 この中で、資産運用は面白くない、というマネックス・セゾン・バンガード投資顧問・大原社長のご意見には、なるほど~、と唸ってしまいました。
 本サイトは株等の情報が中心で、管理人もトレード大好き人間ですが、相場と資産運用って、正直別物だな・・・、と最近思うようになりました。相場って、面白い部分が多く、これって実は資産運用とは切り離して考えるべきじゃないか・・・、と思いつつあるのですが、ズバリそれを指摘された感じ。

 トレードしたいのですか?それとも資金を増やしたいのですか?、との質問を受けた際、株やFXを始めとする相場商品は基本的に前者の要素が管理人は強くなってしまいます。。。ただし、純粋に資産を増やす、という観点だけであれば、別に相場を張らずとも資産を増やす方法はある訳です。どうやら管理人、前者の傾向が強すぎたな・・・、と若干反省。

 ただし資産運用って基本的に面白くないよね・・・、とも感じており、ズバリそのままの解を、今回頂いた形となりました。けど面白くないからこそ、冷静に運用できる、のは間違いないでしょう、相場で熱くなりがちな立場から見れば。そしてロボは熱くならずに淡々と売買してくれます。

 その意味では、ロボアドバイザーが最初に作成した設計書に従って淡々と運用を行ってくれるMSV LIFEのサービスは、資産運用の新しい形として大きな可能性を感じました。資産運用の世界に、簡単ではありますが確率の概念を持ち込んでいるのも、個人的には好印象です。

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左から松本会長、大原社長、深野代表

MSV LIFEは現状では特定口座及びNISAには未対応

 資産運用として、非常に面白いサービスと感じたMSV LIFEですが、2016年10月の時点では特定口座及びNISAには未対応。今後の対応を検討します、とのことでした。

 長期運用目的だとNISA対応は欲しいし、確定申告の手間を考えれば特定口座対応していただきたい所です。まぁ、お試しで毎月1万円程度の投資であれば、確定申告の必要もない可能性が高いですが。ただそれなりのまとまった金額を・・・、となると特定口座の対応は欲しい所。

 今後の対応を期待したいですね。

まとめ

 一介のチャート屋としては、資産運用と言うのは若干敷居が高いと感じている分野です。ただし、株であれFXであれETFであれトレードする、と言うことには変わりありません。

 そして今回のセミナーで、相場やトレードと資産運用は切り分けて考えないとダメだよなぁ、という最近の思いを再認識することができました。更に資産運用は面白くないけど、それが逆にいいんだよね、ということも再認識。

 正直、資産運用と言うと敷居の高いイメージもありますが、MSV LIFEは1万円から投資が可能で、物理的なハードルは非常に低く設定されています。よって、とりあえずやってみるか、という感覚で取り組むことができます。

 低金利どころか、マイナス金利の現代日本。銀行にお金を預けているばかりでは資金は増えません。とは言っても株で損するのも怖い、そんな方はまだまだ多いのが現実。
 MSV LIFEのような、ロボアドバイザーの資産運用でも当然損をする可能性もありますが、過去のデータを元に資産が増えるような形での運用を行うため、個人が好きな株を選ぶよりは、合理的に資産形成の可能性が高くなる設計となっています。
 
 株の場合は資産運用と言っても、相応の金額が必要になりますが、MSV LIFEは1万円から資産運用が可能です。
 資産運用の初め一歩として、マネックス証券のMSV LIFEは面白いのではないかなぁ、と思います。

 資産運用について様々な気付きを得ることができた、有意義なセミナーとなりました。今回のセミナーでの学びや気付きを、今後の資産運用の参考にしていきたいと思います。

 

FivoCat
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