トランプ大統領の側近ゲイリー・コーン氏の経歴、元ゴールドマンのNo2

 アメリカ市場も日本市場も完全に動かなくなってしまった今日この頃。理由は簡単で、2月のトランプ相場が一息ついたから。そしてトランプ大統領が出す減税案待ち。

 何はともあれ驚くような減税案を発表する、と大風呂敷を広げているトランプ大統領、それじゃ見せてもらおうじゃないか、というのが現在の市場の状況。

 そんなトランプ政権の減税案を取りまとめているのが、トランプ大統領の側近のゲイリー・コーン氏。泣く子も黙るゴールドマン・サックスのNo2。商品トレーダーからゴールドマンのNo2にまで上り詰めた異色の経歴の持ち主コーン氏。

 期待を裏切ると株式市場の大きな下げの予想もされているトランプ政権の減税案、果たしてどんな減税案が出てくるのか?待っている間にゲイリー・コーン氏の経歴を調べてみました。

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トランプ大統領の経済アドバイザーのゲイリー・コーン氏

 トランプ大統領は確かに実業界出身で、それこそ大物実業家の不動産王ですが、経済という観点で言うと金融界の方ではありません。アメリカ経済は金融界と切っては切れない関係になっており、いくら実業界出身のトランプ大統領とは言え、単独でアメリカの経済政策を差配するのは無理。

 現在、トランプ政権で経済政策を仕切っているのは、トランプ大統領の側近のゲイリー・コーン氏と言われています。2月に大きく上昇したアメリカの株式市場ですが、一言で言えば、トランプ大統領の減税案の期待に相場が乗っかった、という状況。

 2月中に発表が予想されているトランプ政権の驚くべき減税案、その取りまとめを行っているのがコーン氏です。相場が動かず、時間を持て余し気味だったので、コーン氏がどんな人か調べてみると、こりゃ面白い、と思ってしまいました。ゴールドマン・サックスの元COOでナンバー2を務めたゲイリー・コーン氏の経歴をご紹介。

アメリカン大学からUSスチールを経て商品トレーダー、そしてゴールドマンへ

 ゲイリー・コーン氏の経歴は日本のwikipediaも存在していますが、それほど詳しくは書かれていません。本家のwikipediaを参考にしています。

 ゲイリー・コーン氏は1960年東ヨーロッパに生まれ、アメリカのオハイオ州育ちのユダヤ人。アメリカン大学を卒業後、最初に就職したのはUSスチールという鉄鋼会社。しかしUSスチールは数か月で退職し、次に務めたのがニューヨーク・マーカンタイル取引所。マーカンタイル取引所は商品相場の市場として有名で、コーン氏は商品トレーダーとしてスタートしています。

 そして1990年にゴールドマン・サックスに転職。その後、ゴールドマンの商品部門のトレーダーとして頭角を現し、1996年に商品部門の責任者に就任、2002年は商品取引部門のヘッドになります。その後も出世が続き、2006年に社長兼共同執行責任者(COO)に就任します。

 コーン氏はトランプ政権への参加直前までゴールドマンのナンバー2を務めており、ある意味でアメリカンドリームの体現者と言えます。東ヨーロッパ出身のユダヤ人の子供が自らのトレード技術と才覚でゴールドマンのNo2にまで上り詰めているのですから、アメリカンドリームとしか管理人には思えません。

 投資銀行や株式や債券といった花形部門の人らを押しのけて、中途入社の商品トレダーがゴールドマンのナンバー2だった訳で、さすが実力主義のアメリカ、と思わざるを得ません。けどトレーダーが経営者になるなんて、アメリカっぽいよなぁ、と思います。

性格的にはヤな奴らしい

 コーン氏について英語のwikiでは下記のように書かれています。

Critics of Cohn attribute to him an arrogant, aggressive, abrasive and risk-prone work style.

これをグーグル翻訳を掛けると

Cohnの批評家は、彼に、傲慢で、攻撃的で、擦り傷を起こしやすく、リスクを受けやすい仕事様式があると考えています

まぁ典型的な外人金融マンのやな奴ですね。。。けどトレードの腕一本で成り上がったのですから、こーなってしまうよなぁ、と思わないでもありません。

 けどトランプ大統領も決していい人ではないので、トランプ大統領とコーン氏、案外いいコンビだったりするかもしれません。

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トランプ大統領は一目惚れした様子

 トランプ大統領はどうやらコーン氏に一目惚れしたようです。

事情に詳しい関係者によると、ドナルド・トランプ米大統領は昨年11月下旬に当時ゴールドマン・サックス・グループの社長だったゲーリー・コーン氏(56)と初めて会った時、同氏に感銘を受けたとみられ、財務長官のポストを用意すると冗談を言った。(ウォールストリートジャーナル

 
 トランプ政権にも多くのゴールドマン出身者が名前を連ねていますが、どう見ても一番の大物はコーン氏。トランプ大統領を選挙戦の最中から支えていた、ムニューチン氏もゴールドマン出身ですが、ゴールドマンでナンバー2を務めたコーン氏とは格が全く違います。コーン氏はいわゆる大物です。

 そしてコーン氏がトランプ氏の経済アドバイザーとなり、トランプ政権の目玉とも言うべき、驚くべき減税について、現在取りまとめを行っている所です。

 コーン氏は経済のファンダメンタルを知らない、という批判が既に出ていますが、生き馬の目を抜くマーケットの世界は知り尽くしています。よって、要は儲かればいいんでしょ、という考えじゃないかなぁ、という匂いがプンプンします。

 けどトレーダーが取りまとめる減税案って、一体どんなものが出てくるんでしょ、トレーダーの端くれとしては興味津々です。


ゴールドマン時代のゲイリー・コーン氏

まとめ、減税案表明後の相場の方向には要注意

 トランプ大統領が驚くべき減税案とブチ上げている、減税案が果たしてどんなものになるのか、これは蓋を開けてみないと分かりません。

 ただしアメリカの株式市場は、完全に減税案の発表待ちで様子見相場に入ってしまっています。アメリカ市場がそんな状況なので、当然日本市場も動かず。。。コーン氏が取りまとめを行っている減税案、日本にとっても他人事ではありません。

 出てくる減税案がどんなものになるか分かりませんが、市場の期待以上であれば再度トランプ相場がやって来る可能性がありますし、市場の期待を裏切る結果となればここまで散々上げてきた株式市場が一気に下落するリスクも有しています。いずれにしても、足元で値動きが停滞しているので、次に動く際は大きく動く可能性が高いと考えられます。

 2月中に発表が予定されているトランプ政権の減税案。どんな内容になって、それを受けた市場がどんな反応になるのか、注意して様子を見たいと思います。

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