中国の株が暴落というより急落、アメリカ株に御注意

 中国の株価が暴落したと話題に。ただ暴落というよりは、急落といった状況。今後はアメリカ株の状況に注意が必要。

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 中国株が暴落!、と話題に。そんな訳で実際にチャートを見てみると、暴落とまでは言えないが急落とは言える状況。実際に見たチャートを出してみます、下記が中国の上海市場(A株)の週足インデックスチャート。

15.6.24上海株1-min
チャートは「Trading View」を利用、以下同様

 5,400ポイントが一気に4,300ポイントまで下落。それまでの上昇が急ピッチだっただけに、まだ余裕があり、大暴落と言う程ではありませんが、急落、とは言えるチャートになっています。

 中国株の急落をもって中国バブルの崩壊か?、と見る向きもあるようですが、まだそこまでの事態ではないかと。以下、中国株急落のチャートを見ながら、色々と考えてみました。

中国株の急落をフィボナッチ的に見てみる

 上海A株インデックスを、当サイトお馴染みのフィボナッチを利用して見てみます。週足で過去の高値と安値でフィボナッチ・リトレースメントを引いてみたのが下記チャート。

15.6.24上海株-リトレースメント-min

 今回の上海A株の急落はフィボナッチ・リトレースメント76.4に達成したから、というのがフィボナッチ的な解釈。

 これはスゴイ?当サイトで扱っているフィボナッチ分析の威力、多少は感じていただけたのでは?管理人は日本株や為替の事はそれなりに理屈も分かってますが、中国株は全く分かりません。それでもフィボナッチで線を引くと、相場の解釈ができてしまいます。だからフィボナッチはやめられません。

 上記チャートで見ても分かるように、今回の中国株の下落、一旦リトレースメント76.4に当って下落した所であって、まだ暴落した、という状態ではありません。ここは世間の意見に惑わされることなく、チャートを冷静に見るべきかと。

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中国株の過去の暴落はもっと強烈

 フィボナッチ・リトレースメントを引いた、上記の上海A株インデックスチャートを見ると、過去に最も強烈な暴落があったと分かります。

 2007年10月に6,400ポイント→2008年10月に1,750ポイント、約1年間、ほぼ下がりっぱなしで70%以上も下がりました、という時期があります。

 ちょうどリーマンショックが発生したのが2008年9月。世界経済のかく乱要因があったとはいえ、見事な落ちっぷりです。

 それと比べれば、今回の急落は、5,400ポイントが4,300ポイント。まだ取るに足りません。

 ただ下落率で考えると約21%。現在の日経平均を21,000円とすると、21%の下落で約16,600円。日本で同じような事態が発生すれば、それこそ大暴落!、と大騒ぎになること間違いなし。まだ他所の国のことなので、暴落と言うより急落ですわ、と言えているのかもしれませんが。

 けど中国株、これまで上昇が急ピッチだったので、今回の下落は過去の急騰に比べれば、ホント押し目をつけたという状態です。(ここから再度落ちる可能性もあるので、あくまでも現段階の下落幅という意味です)

中国株の急落、今のところは中国の国内問題

 世界の金融市場が繋がっていると考えれば、今回の中国の株価急落は、まだ中国単独の問題。日本株は21,000円目前だしアメリカの株価も、まだまだ堅調。中国の金融市場と相関性があると言われているオーストラリア市場も、株価は堅調。

 ギリシャ問題で揺れるユーロ(為替)にしても、暴落どころか逆に上がっている状態なので、今回の中国の株価急落は今の所、中国の国内問題、と言えます。
 よって中国の株価急落を、ニュース等のネタにする分には楽しめますが、世界経済に対する影響云々というのは、現段階で言うのは時期尚早。

 けどね、本来共産国家の中国で、資本主義の際たるモノの株価で、価格が上がった下がったで一喜一憂している姿、やはり何か変な感じがします。

アメリカの株式市場がどう動くのかがポイント

 世界の金融市場の中心、アメリカのニューヨーク。現在のところ、中国株の下落は、アメリカの株価に全く影響を与えていません。
 今後、中国株の急落が、アメリカの株価に影響を与えるかどうかがポイント。いや、正直なところ、直接的な影響はないと考えられますが、他の要因でアメリカの株価が下落→世界中の株価が下落すると、実は中国の株価が世界の株価の先行指標だった、ということが後から分かることになります。イヤ分かるというより、後付で言われることに。
 結局、マーケットは動いた理由は後付けで全然構わないですから。未だに交渉しているユーロ諸国とギリシャの問題を除くと、他の原因で世界の株価が下がったりすると、中国が原因だ、みたいなことになりそう。

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アメリカ株の堅調さは変わらず(チャートはNY証券取引所30種のインデックス週足)

 日本の株価も戻りを入れることなく春から上昇しており、そろそろ一息入れてもおかしくない水準。アメリカの株価が下落して、つられて日本株も下落という、いつもの風景がいつ発生してもおかしくはありません。

 その意味では、日本株については中国株の急落を騒ぐより、寧ろ注意すべきはアメリカ株。経済が絶好調と言われているアメリカ、一方で利上げが噂されており、株式市場は高値で一進一退。はたしてアメリカの株式市場は今後どのように動くのでしょうか?

 日本株を見るならアメリカ株も見る。これを機会にアメリカ株のチャートを見る習慣をつけてみるのもあり。恐らく中国株のチャートを見るより、遥かに得る者は大きいと思います。

 中国株、興味ある存在ですが、まだ日本の金融市場にとっては遠い異国のお話。暴落だ急落だと騒がず、冷静に見るべきと考えます。

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