ソフトバンクは自己資金でWeWorkをナンピン予定、ファンドの追加出資が再建のシグナルでは

ソフトバンクがビジョンファンドで1兆円を超える投資を行っているWeWorkのIPOが頓挫。その結果、年内の資金ショートの可能性が生じています。その事態を受けてソフトバンクは、ファンドではなく本体での出資を検討しています。

WeWrokはソフトバンク本体の資金を利用して立て直すことはできるのか?今回追加投資を行わないため、投資簿価が高いままとなっているファンドが今後追加投資を行うタイミングが、WeWrok再建のシグナルとなる可能性があります。

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ソフトバンクGがWeWorkに対する追加出資を検討

単なる不動産じゃないか、との指摘もあったWeWrokですが、アメリカの株式市場も踊り場を迎える中で、同社のIPO計画も頓挫しています。

IPOがなくなり、大赤字を垂れ流す不動産会社となっているWeWorkですが、ファンドで1兆円を超える投資を行っているソフトバンクG(9984:以下、ソフトバンク)が追加出資を検討と報じられています。

新規の資金調達がないと、年内にも資金ショートの可能性も報じられているWeWorkですが、よくまぁそんな財務状況でIPOしようと思ったもんだな、と驚いてしまいますが、どうやら資金繰りが大変で、何もしない倒産確実な様子。

そんな訳で、大株主のソフトバンクが追加出資を行い、立て直しを行う方向で話が進んでいます。

まぁ追加投資といえば言葉はよいのですが、大幅に時価総額を引き下げて追加投資を行うので、要はナンピンです。

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ナンピン資金は自己資金

大幅なダウンラウンド(時価総額を大幅に引き下げて)でWeWorkに追加投資を行うソフトバンクですが、その資金は既に投資しているビジョンファンドではなく本体資金で行う様子。本来はファンドで追加を行うべき所ですが、そこを本体で行う部分にソフトバンクの苦悩が垣間見えます。

恐らく当初はファンドで追加投資を検討したんでしょうけど、出資者から反対されたのでは?ただし追加投資を行わないとWeWorkは倒産リスクがあり、ファンドでの投資分は下手するとゼロになってしまいます。そしてソフトバンクはファンド出資者や関係者からの突き上げがあり、自己資金での追加投資を迫られた、そんな流れが想像できます。

そしてソフトバンクGの株価も軟調に推移しています。


ソフトバンクG株(日足)
「画像出典:マネックス証券/日本株取引ツール トレードステーション」
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高値掴みのファンドの持分が今後の課題

どんな形であれWeWrokには追加投資がなされる見込みです。その後、WeWorkの再建ができればそれでよし、もし再建ができないと再度追加ファイナンスを行うか選択をソフトバンクは迫られます。2度目はないかな、と思いますが、ファンド出資者等がそんな簡単に許してくれるとは思えないので、2度目のファイナンスは相当難しい判断を迫られるのではないかと。

逆にWeWrokの再建が軌道に乗った時も課題があって、仮にIPOできてファンドが出資した時の時価総額が実現できれば問題ありませんが、相場もひと段落している中でその可能性は低そう。ファンド出資者としてのベストシナリオは、WeWorkの再建ができた後に、今度こそファンドで追加投資を行うということ。当然ナンピンであり、低い株価での追加投資です。ここまでお膳立てできればビジョンファンドの出資者も納得するのでは?

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ビジョンファンドでの追加投資が再建成功のシグナルでは?

ソフトバンク本体による出資が予定されており、ソフトバンクが再建に直接的に関与する形となるWeWrokですが、ソフトバンクは通信会社だけではなく、不動産会社としての力量も問われることになります。投資と不動産って相性良いので、ソフトバンクの孫社長ならWeWorkも何とかしてしまう可能性もありますが、こればっかりはやってみないと分かりません。

ただしWeWork再建成功のバロメーターは、WeWork株を簿価が高いまま持っているビジョンファンドが追加投資するかどうか、という部分にあるのではないかと。WeWrokの再建が成功すれば、ソフトバンクの本体出資分も相当なゲインを得られる可能性がありますし、ビジョンファンドもナンピンできれば利益が出る可能性があります。再建した暁には、ソフトバンクの本体出資分を簿価でファンドが取得、なんて可能性もなきにしもあらず。ただし利益相反の可能性が出てくるので、あまりよろしい話ではありませんが。

大阪では11月にオープンするヨドバシタワーにも登場するWeWrokですが、ソフトバンクの本格的な経営関与で立ち直ることができるのか。今後注目されます。

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