日産ゴーン氏が逮捕されて会長を解任へ、ルノーと日産のバランスが崩れる?

日産のゴーン会長が金融商品取引法違反で東京地検特捜部に逮捕!これまでゴーン氏の存在により成立していたルノー・日産連合ですが、両社の関係とバランスが大きく崩れる可能性があります。

既にルノーの株価は急落。今後のルノーそして日産の行方に要注目です。

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日産ゴーン会長が逮捕される!

いや第一報を聞いて驚きました。あの日産のカルロス・ゴーン会長が金融商品取引法違反で逮捕!

まさか、と思ったのですが、ニュースを確かめたらホントの話。えいらいこっちゃ。

容疑は有価証券報告書に虚偽の記載をした、金融商品取引法違反の疑い。そー言えばこれまで10億円あった年収7億円にしたから、3億円ちょろまかしたのか?、と瞬間的に思ったのですが、続報を聞いて驚き。虚偽記載の内容は5年で50億円!

よく隠せたもんだなぁ、という思いとともに、そんなにお金もらってどうするつもりだったのやら、と思ってしまいました。

いずれにしてもカリスマ経営者として、高い年収もらっても日本人から文句の一つも出なかったゴーン氏は、まさかの展開で逮捕となりました。

日産の取締役会はゴーン氏の会長を解任の方向に

なんだか日産のリリースが速いなぁ、と思わないでもないですが、日産は即座に反応して取締役会はゴーン氏の会長職を解職の方向に。

ちなみに会社法上、取締役の解任権は取締役会にはありません。だからゴーン氏は目先は、自分でやめる、と言わない限り取締役としては残る事ができます。ただし会長職はあくまでも会社内での役職であり、取締役会で職をはく奪できます。

また代表取締役会長職の座にありますが、代表取締役の座も取締役会で解任可能です。よってゴーン氏は近く行われる日産の取締役会で、会長と代表職を解かれて単なる取締役となります。(某TV局は、取締役を解任、と説明してましたが違います。急ぎのニュースなので仕方ないと思いますが)

底が割れてしまったルノーの株価

ゴーン氏の逮捕のニュース、既に日本は株式市場がクローズした後でしたが、ヨーロッパ市場はまさに取引の真っ最中の出来事。

ゴーン氏はルノーの会長で、現在は専らフランスでルノー・日産連合の経営を担当。ルノー・日産連合とは言いますが、結構微妙なバランスの上に成り立っている連合であり、扇のゴーン氏。

明日の日産の株価も心配ですが、ルノーも日産及びゴーン氏無しでは厳しい状況であり、スランスの株式市場はルノー株を売りで反応。


ルノーの株価(週足)-チャート画像はTradingView

株価を見ると、過去のサポート&レジスタンスが底割れして一気に下落しています2015年初の水準にまで下落しており、一旦底割れしたものの、次のサポレジで引っかかった形であり、50ドル台後半で踏みとどまれるかどうかが、株価としてはポイントになります。

ちなみにゴーン会長逮捕でも、日産株は意外に冷静な動きを見せています。当然下落はしていますが、暴落といった状態ではありません。日産の株価については、別途記事を作成しましたのでそちらをご覧ください。

関連記事:日産自動車株価の今後の見通しと予想(2018年11月22日版)

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バランスが崩れるルノー・日産連合

あくまでも個人的な印象ですが、フランス政府が遂にゴーン氏を切り捨ててしまったのかな、と思わないでもないのですが、それはスパイ大作戦の世界なので分かりません。

けどゴーン氏はフランス政府から、日産を完全にルノーの傘下に置くように圧力を受けていたのは事実。一旦休戦となった後、再度圧力を強めるフランス政府にゴーン氏がノラリクラリとしており今日に至りました。

内部からのリークが発端だそうですが、欧州方面からのリークじゃないか、と想像してしまいます。。。

想像の話はさておき、フランス政府の言い分もある意味ごもっともで、ルノーと日産は厳密な意味で親子関係にありません。お互いいずれも株式の過半数を持っていません。その辺りは以前記事に書いたので、そちらをご覧ください。

関連記事:日産とルノーが合併?フランス政府の横槍は日産のチャンスかも

ルノーが日産に43.4%出資して、日産がルノーに15.0%出資しているという関係で、ルノーの出資比率の方が上ですが、企業規模のほうは日産の方が上。とは言え日産はルノーとゴーン氏に助けてもらった恩義もあって、これまでは特に波風たてずにやってきた経緯があります。

しかし要のゴーン氏が逮捕されることになり、そのバランスが崩れる事になります。単なる親子関係ではない日産とルノーの関係、ゴーン氏の存在で成り立っていた訳ですが、今後要がなくなってバランスが崩れます。

さてこの後、日産とルノーはどうなるのでしょうか?日産は既に検査不正の問題で消費者の信頼を失っている中でのゴーン氏の逮捕、経営へのインパクトとしては大きすぎるものがあります。

まとめ

ゴーン氏逮捕でルノーと日産のバランスが崩れる可能性があります。フランス政府が狙っていたように、日産は完全にルノーの傘下入りすることになるのでしょうか?はたまたこれを機会に日産が再び国内系の会社に戻る契機となるのでしょうか。産業革新機構の出番ですかね?

ゴーン氏逮捕の問題は、今後の日産の行方に大きな影響を与えるのではないでしょうか。今後の日産の行方に注目してみようと思います。

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